信楽焼の産地として知られる滋賀県信楽町で製作した〈ビームス ジャパン〉別注タヌキ。目を引くのは手にした通帖(かよいちょう)の文字が「勝」になっているところです。「藍」は世界最古の染料といわれ、日本でも古くから衣類など様々の物で親しまれてきました。藍色は空間を落ち着かせ、集中力をもたらしてくれます。「勝色」とも言われており、学業や才能向上の願いも込めてます。そんな勝に拘った縁起のよいたぬきは本来のパーツごとにも「八相縁喜」と言われる意味合いも持っています。愛嬌のある表情で部屋の飾り棚などから、勝を願い応援してくれます。

【信楽たぬき八相縁喜】
笠：思はざる悪事災難避けるため用心常に身をまもる傘
目：何事も前後左右に気を配り正しく見つむることな忘れめ
顔：世は広く互いに愛想よく暮らし眞を以って務めはげまん
徳利：恵まれし飲食のみにごと足利て徳はひそかに我につけん
通帖：世渡りは先づ信用が第一ぞ活動常に四通八達
腹：もの事は常に落ちつきさりながら決断力の大胆をもて
金袋：金銭の宝は自由自在なる運用をなせ
尾：なに事も終りは大きくしっかりと身をたてるこそ眞の幸福

信楽焼（しがらきやき）
滋賀県甲賀市信楽で作られる陶器。鎌倉時代以前より継続している古い窯の中でも代表的な6つに数えられる”日本六古窯”と呼ばれる歴史深い陶器産地の1つです。

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