サラニプの代表的な材料オヒョウで製作
アイヌの人々が山菜などの収穫物や作業道具の持ち運びに使っていた伝統的な民具「サラニプ」 用途によって存在する様々なかたちに、アイヌの人たちの発想の豊かさが表れています。 この伝統的な民具をベースに、普段使いできるポシェット「ポンサラニプ」(ポン=小さな、サラニプ=編み袋)を 北海道旭川市にて活動するアイヌ工芸作家、木村多栄子さんに製作依頼。こちらは、オヒョウといわれる素材を使用しており、サラニプの代表的な材料ですが、生産するのにも大変手間がかかり、大量に製作するのが難しいアイテム。今回オヒョウを使った「ポンサラニプ」も極少量で特別に製作。肩紐には、木村多栄子さんが所有している藍色の古いプリント着物の布地を使用。ポイントにもなるコンチョは北海道釧路市阿寒湖で活動しているジュエリー作家 下倉 洋之さんが手掛ける〈Ague〉で製作、文様は「ウタサ」と「アイウシモレウ」の2種です。 〈木村多栄子× 下倉洋之 Ague × fennica〉トリプルコラボレーションによってうまれた スペシャルなポンサラニプ。様々なスタイルに合わせてお使い頂きたいアイテムです。
※手仕事により作られております。多少の個体差がありますことをご了承ください。
※光の当たり具合やパソコンなどの閲覧環境によって実際の色味と異なって見える場合がございます。予めご了承ください。
※商品の色味は商品単体で撮影した画像をご参照ください。
木村多栄子(きむら たえこ)/アイヌ工芸作家
北海道浦河町で育ち、アイヌの祖母と母から伝統的な歌や踊り、手仕事を教わりながら育つ。高校卒業後に札幌から兵庫、アメリカと渡り歩いた末、母の勧めで北海道白老郡にてアイヌ文化の伝承者育成事業1期生となる。アイヌ文様をデザインした藍染のシャツやオヒョウの木の皮で作ったサラニプバッグなどの制作を得意とする。
下倉洋之 Ague/彫金作家
1975年生まれ。20歳より彫金を始める。
東京のジュエリー工房で働きながら修行していた頃、バイク旅行で訪れた北海道でアイヌの伝統衣装と出会い、その不思議な文様に衝撃を受け、アイヌを意識した装身具作りを始める。
1999年 自身のブランド<Ague(アゲ)>を立ち上げる。
2013年に阿寒湖温泉に移住してからは、妻の叔父でアイヌの木彫作家を代表するひとり、故・床ヌブリ氏のアトリエを受け継ぎ、自身の工房として活動を始める。2019年アトリエ「cafe & gallery KARIP」をオープンする。
2003年、BEAMSにおいて"デザインとクラフトの橋渡し"をテーマに、日本を中心とした伝統的な手仕事と、主に北欧などから集められた新旧デザインを融合するスタイル を発表。"less global, more local"という考えのもと、各地から集められたメンズ、ウィメンズのウエアはもとより、食器やインテリアから食品まで、これまでのセレクトの範囲を超えた、まさにライフスタイル提案型の品揃えです。
店舗へのお問い合わせの際は下記品番をお伝え下さい。
商品番号:56-61-0277-466