本書は、今年の赤塚不二夫生誕90周年を記念して、膨大な赤塚作品群から、 それぞれ「アニマル」「子ども」「おじさん」というテーマごとに名作(迷作!?)と魅力的なキャラクター・物語をセレクトしたアンソロジー三部作です。
しかも、誰もが知る定番・人気作品はほぼ皆無! 少しマニアック、でも赤塚ワールドを語るうえでは不可欠な名キャラ・迷キャラ が大集合し、赤塚不二夫を読んだことのない世代にとっては新鮮に、赤塚ファンにとっては赤塚ワールドの真髄にふれる、新たな発見となる完全保存版!
【クレイジー・アニマルズ】
●動物ってかわいい? ニンゲンはお気楽だニャ!●
赤塚不二夫が描く、愛らしくイキイキとした動物キャラクターたち。作品は読んだことがないけれど、ニャロメやウナギイヌは知っているという方も少なくないハズ! 本書は王道からレアキャラまで、赤塚作品の可愛らしいキャラや物語を「動物」をテーマにギュッと集めたアンソロジー作品集。ギャグ漫画の王様、赤塚不二夫から生み出されるクレイジーなアニマルランドをお楽しみあれ!
【恐るべき子供たち】
●説教、教育、ノーサンキュー! 大人になんてなりたくない!!●
「子供は純粋である」という固定観念を良くも悪くもぶち壊していく赤塚不二夫の子供キャラたち。しかし「純粋」というイメージは大人の押し付けに過ぎず、人の顔色を窺い、本能的にズル賢く、欲望に忠実なのも子供の本質だろう。そんな子供のサガを肯定しつつ、慈愛に満ちた目線で描かれた赤塚の子供キャラクター。恐ろしくも生命力にあふれる赤塚キッズたちのエピソードを集めた1冊。
【アナーキーおじさん】
●我々から目を背けるな! 本気のおじさんこそパンクなのだ!●
昭和を代表するギャグ漫画の王様・赤塚不二夫。現代とは価値観も倫理観も全く異なる時代に描かれたギャグ漫画は、「笑えないもの」になってしまうのか? 否! 無職で腹巻に鉢巻で無免許運転をするようなバカボンのパパが、時代を超えて面白がられるのはなぜか? 時代がどんなに変わっても、変わらない危険な面白さがここにある! アナーキーなおじさんたちが大暴れするギリギリ(もはやアウト?)なアンソロジーが令和に爆誕!
■赤塚不二夫
1935年旧満州(現・中国東北部)生まれ。1956年貸本マンガ「嵐をこえて」でデビュー後、トキワ荘に移り住む。 1962年「おそ松くん」が爆発的ヒット、以降「ひみつのアッコちゃん」「天才バカボン」「もーれつア太郎」など人気作を連発し、”ギャグ漫画の王様"と 呼ばれるようになる。2008年逝去
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