“新しい” 価値、黒川知希個展『candy gem』を「B GALLERY」にて開催!

2023.01.27

この度「B GALLERY」では、黒川知希の個展『candy gem』を開催いたします。

黒川は1975年三重県生まれ、2000年代初頭からイラストレーターとして活動を始め、その後は画家として10年以上のキャリアを積んできた、常に大胆な挑戦を試みている希有なアーティストです。

これまでに『frontier』(FR2 GALLERY2、2018)、『routine』(FAITH、2019)、『LUMINE Meets Art AWARD 2019-2020』(LUMINE SHINJUKU、2020)、『another world』(CALM & PUNK GALLERY、2022)、『boxset』(NADiff a/p/a/r/t 、2023)などで個展を開催し、また自らが運営する団体 黒川企画室では文化庁採択事業として『new works』(soil 、2021)、『地図をつくる展』(soil 、2022)の企画展を開催するなど多くの展覧会やプロジェクトを通し様々なかたちで作品を発表しています。

黒川は今回の個展のために自身が考案した多面体の立体絵画作品と、その対となるメタリック有機溶剤塗料を使用した絵画作品を制作いたしました。

宝石のカットを彷彿させる多面体の立体絵画作品は360度どの面からも見ることができ、展開させれば一枚絵としても捉えることができます。
また、メタリック有機溶剤塗料は色で言えばキャンディ色に最も近いところから、これらを的確に表すシリーズタイトルとして『candy gem』という通称を用いています。

今回の個展に寄せて黒川は次のように語っています。

「多面体の立体絵画作品は、『LUMINE Meets Art AWARD 2019-2020』(LUMINE SHINJUKU、2020)で発表したシェイプドキャンバス作品『Thousand Island Dressing』を制作しているときに思いついた。誰も作っていない変形キャンバスがまだ作れるはずだと。
また、色に関しても1つのシリーズのなかでしか完結できない、そのシリーズでしか通用しない使い方があるはずだと。
自分は広く認知されてきた “既存の” ものからは異端と見なされるような “新しい” 価値を持っているものにしか興味がない。」

本展を皆様にご高覧いただければ幸いです。

開催期間
2023年2月3日(金)〜 2月26日(日)
開催店舗
B GALLERY (ビームス ジャパン 5F)

黒川知希 / Tomoki Kurokawa

1975年生まれ。画家。 BEAMSではこれまでに80型以上のTシャツをリリースしている。 近年は、自身のプロジェクトを中心に勢力的に活動をしている。 主な個展に『boxset』NADiff a/p/a/r/t (東京、2023)『another world』CALM & PUNK GALLERY (東京、2022)、『New works』soil (埼玉、2021)、など。
https://www.instagram.com/tomokikurokawa/

お気に入り