ジャマイカ移民が持ち込んだサウンドシステム・カルチャーによって1960年代から徐々にUKに根付き始め、ジョー・ストラマーやジョン・ライドンなどのパンク〜ポストパンク・シーンから、エイドリアン・シャーウッド、コールドカットらの活躍を経て、今日ではダブステップなどのクラブミュージック、新世代ジャズに至るまで、レゲエ/ダブというジャンルはUKの音楽シーンにおいて欠かせない存在ですが、こちらのバンド、ザ・ヘムポリックス(The Hempolics)の最新作はまさにそのことを思い出させる、UKらしさが詰まった1枚としてオススメです。
名門<BBE>からのリリースやBBCラジオでもヘヴィロテされるなどロンドンを拠点に注目を集めている彼ら。本作ではダンスホール期のような濃厚なレゲエ/ダブを披露しているのですが、同時に、マッシヴ・アタックのようなトリップホップや、60年代のポップスのようなノスタルジックな曲調も混ぜ合わせていたりと、絶妙なバランス感覚と音楽史の縦軸も意識させてしまうそのセンスには脱帽です!