Tom MischやFKJにも通じるネオソウル・ジャズサウンドを抜群のヒップホップテイストに作り上げる、ベルリンを拠点に活動するビートメイカーのBluestaebと、同じくベルリンを拠点に活動するアコースティックなサウンドメイキングが魅力的なビートメイカー、S.Fidelityがプロデュースを手がける5人組バンド、Underground Canopyのデビュー作は、バンドならではの生音の深みが素晴らしく、全体的にレイドバックしたメロウな音空間が心地良い1枚。特に、最初は儚げな雰囲気で始まり、徐々にエレピ、ギター、トランペットが絶妙な加減で混ざり合い、最後には別の曲のように感じられる壮大かつ繊細なサウンドのラストトラック"Uc Visions"は圧巻です。また、ハワイを拠点に活動し、Khruangbinのライブの前座も務めるなど、その活躍に期待が高まっているドラマー、Dae Hanによる新作もかなりの傑作。Stevie Wonder、Herbie Hancock、J Dillaなどに影響を受けた彼が作り出す音色は、そのどれにも当てはまらない新しいジャズ・ヒップホップ、いや、ジャンルに囚われないサウンドを披露しており、彼のレンジの広い活躍を垣間見れる作品になっています。この騒々しい中ですが、家でのんびりと過ごすときや、家族での団欒の際など落ち着いた時間のお供にどちらも最適なアルバムです! 是非、この機会に聴いてみてはいかがでしょうか。