2015年の大回顧展「オノ・ヨーコ | 私の窓から」、昨年には「DOUBLE FANTASY - John & Yoko」展が開催されるなど、近年また注目される機会が増えているオノ・ヨーコの芸術。ジョン・レノンの妻としても有名な彼女ですが、前衛芸術家や活動家として、ましてやミュージシャン(ソロ活動など)の一面を知らないという世代も少なくはないのではないでしょうか。そんな彼女の音楽に焦点を当てた素晴らしいトリビュート・アルバムが入荷しています。Death Cab for CutieのBen Gibbardがキュレーションを務めた本作は、元Talking Headsのフロントマンであり、昨年のライヴムービー『American Utopia』も傑作だったDavid Byrneをはじめ、The Flaming Lips、Japanese Breakfast、Yo La Tengo、Sudan Archivesといったアメリカを中心に活躍する豪華ラインナップが集結。内容は言うまでもなくピースフル、かつアート性の高いものですが、個人的にも好きなノイズロックバンド、Deerhoofなどは特にオノ・ヨーコの実験的精神に対するリスペクト溢れるサウンドを披露していて感激です。ジョン・レノンはかつてオノ・ヨーコのことを“世界で最も有名な無名アーティスト”と語ったのも有名な話ですが、私もこのアルバムを機にまた彼女の芸術に触れてみたいと思いました。