元任天堂のデザイナーである矢野恵司さんの作品は今や資生堂へのイラスト提供や詩人である最果タヒさんのエッセイの挿絵に、その他文芸誌「読楽」の表紙イラストなどを制作されています。
和っぽさと化粧の様な彩色が非常に美しく且つどこかグリッドに沿ったような整った線と綿のようにボヤけた要素の絶妙なバランスが素晴らしく、めちゃくちゃ好きです。
こちらの「Face Landscape」は顔にフォーカスしたZINEです。とは言えただ顔のイラストだけが連なっているだけではなく、全身の絵があれば風景の中に人が居る絵もございます。「顔」のページと「表情」のページがあるような印象を受けました。
ページ数が少なめのZINEですので開いたまま額に入れたりしても素敵だと思います。