【そうめんとウインナー】
休日、午前9時、窓を締め切った冷房の効いた部屋の中からでもアブラゼミの鳴き声が入ってくる。
涼しい中で聴く蝉の鳴き声は、不思議なことに鬱陶しくない。
洗濯、掃除、朝食を片付けて、ジムに行く支度をする。ここまではまだ良い。玄関を出た途端、蝉の大爆音とともにねっとりした暑さが顔や腕にまとわりつく。もはや家へ引き返す気力すらも削ぎ落とされ、歩みを進めるしかなかった。
激しい運動をこなし、ヘトヘトで茹でたてのタコのような状態で帰宅する。
食欲など無いが、体づくりのために何か食べなければという強迫観念に囚われ、そうめんを茹でた。「タンパク質も摂らなければ」。そう思ってウインナーも茹でた。
そうめんを思い切りすすり、ケチャップとマスタードをたっぷり付けたウインナーを丸かじりする。
ここまで食べ合わせの悪い食べ物を初めて食べた。
ウインナーの脂の香りが鼻の穴の裏にまとわり付く感じだ。
そうめんとウインナーには、要注意だ。
〈MOUNTAIN HARDWEAR(マウンテンハードウェア)〉のデニムショーツはお尻の刺繍がポイント。あのアウトドアブランドが、こんな洒落たデニムショーツを作るのかという驚き。ストリートにタイトなトップスと合わせるのが乙なスタイリングだ。
166cm、54kgでMサイズを着用。ウエストはややゆったりでベルトは必要です。