2023.04.11
【コーディネートの話④】今回スタイリングはタイドアップについての話を中心に致します。昭和の時代も終わりに近づき始めた頃にビームスで働きだしました。当時は先輩のコーディネートに触発され、その影響をまともに受けて、自分の知らないルックスにチャレンジしていました。その中でも今で言う<トライバル>なアイテムをカッコよく着こなしている方々の共通している点は汚らしく着ていない点です。タイダイのシャツにはスリムな5ポケットパンツを踝丈にスッキリと折り返し、綺麗な色のソックスにレザーシューズといったように絶妙なバランスでコーディネートしている姿に憧れ、真似していました。現在の私自身の趣向もさほど変化せずに、キャリアで得たコーディネート蓄積の引き出しを開けては日々のスタイリングのアイデアとして用いています。今回スタイリングはアフリカ大陸コンゴ共和国の「サプール」と呼ばれる人々のコーディネートからアイデアを頂戴しました。限られた色数のアイテムを用いてエレガンスとアート性を表現する「サプール」のコーディネート感覚は私が派手な色を着る時のやって良い事としてはいけない合わせの基準になる事も多いのです。