2021.09.26
拗らせたくて拗らせた夜。グチャグチャになった感情はチェーンが絡まったネックレスみたいだった。踊る女は男がこの世に存在していないんじゃないかと思うほどにエレガントだった。埋没してる。俺たちは何も見えてない。それほどに集中していたのだろう。髪を靡かせ踊るバニーガールがこっちに近く付いて来てるのも分からないくらいに男達も踊る女に没頭していた。今日が世紀末なら幸せだったのかもしれない。今日が人生最後だったら自分も踊っていたのかもしれない。そんなのは分かり切っている。ほらもう、ヨアケマエ。