おはようございます、和田です。
いつもブログをご覧くださり、ありがとうございます。昨日に引き続き、最近自身で過熱している民族着のお話です。

先ずは、濃ゆい(濃い)2品をご紹介。中国貴州省の男性用衣装。藍染めした後、別の植物を使って更に染め、黒に限りなく近いブラックインディゴに染め上げられています。
表面には、全体を総刺し子した事により、独特なシボ感が見られます。また、手の込んだ艶だし加工が施されたものは、ミャオ族の藍染布として有名ですが、この加工がされた服は見たことが無いミュージアムピースな一品。もちろん縫製も総手縫いであります。
独特であり、手間暇かけたブラックインディゴは、オーラを纏った雰囲気です。(裏を見ると総手縫いの仕様が分かりますね!)
貴州省黄果樹周辺の花渓苗族の女性用上衣。身幅が73cmもある為、男性が来ても面白いバランスで楽しめます。
50年以上前のモノとされており、この年代以前の花渓ミャオの上衣は、貴州の市場でも先ず流通しない希少なモノです。
この上衣にはあらゆる生地、手法が施されています。藍染め、ロウケツ染め、織り、細かな手刺繍、奇跡の逸品です。(赤い部分は針目の細かなハンド刺繍なんです)
こちらはタイのヤオ族。素晴らしいジャガード織りです。※ヤオ族は中国から様々な国まで、広い分布で存在する部族。こちらも身幅広く丈短な面白いバランスです。
最後は、苗族(ミャオ族)のモノ。素材はミャオシルバー(銀と錫の合金)。ミャオ族独特の髪飾りから、ネックレスまで、豪華に纏めたミャオシルバーのアクセサリーで、本来は、イヤリングに使われていたモノです。自身で革ひもを通しネックレスにしました。
妙に、フレンチボーダーとの相性が良いのです。
と、いう具合に、民族着とクリーンなマリンスタイルとの融合に嵌っている私です。
スタイリングで盛り上げよう!!。
【わたしのつづく服。】
by ショーグン