パラブーツトランクショーへの道 (小言付きの思い出話とレディースのパラブーツ情報)

藤本 謹也 2024.10.30

そろそろ10月が終わろとしています。

そして11月がすぐそこまで来ています。。

先日 銀座店でのトランクショーが終了し、

次は梅田店にて開催です。(11月1日(金)から10日(日)まで)

熊本でのトランクショーもすでに射程距離に入ってきましたね。。

こうやって「あのときパラブーツのことを綴っていたなぁ」と、振り返る日がいづれやって来るのでしょうから、

今回は自分のパラブーツとの出会い「まで」を好き勝手にダラダラと綴らせて頂きます。

ファッションに関心を寄せていったのが17か18歳ぐらいのとき。

そのときの情報収集といえば、街へ行く、ファッション誌を買う、TVドラマや音楽など。

私が自分の時間を作ってそんなトレンド情報を収集するとなれば、大雨のときぐらい。

スポ根まっしぐらの3年間でしたので、部活が休みになる悪天候を利用するぐらいしかありませんでした。(小雨は雨の部類に入らない、小雨はむしろ晴れ)笑。

当時高校生だった私は、年齢とズバリ同じ「17才」というタイトルのTVドラマに夢中。

モミアゲを伸ばすのが男女ともに流行ったのを覚えています。

主題歌は確かTRF。

サーバイバッダンス、みたいな。

もちろん、この時点ではパラブーツの存在など知るわけもなく青春時代がスタートするわけであります。

古着、

リーバイス501、

赤ミミ、

レッドウイング、

エアマックス、

オザケン、

スチャダラ、

スピッツ、

オリジナルラブ、

ナイティーナイスリィ〜、

ハマちゃん、

タンクマ(タウン情報誌 )、

FINEBOYS、

BOON、

愛しさと切なさとなんちゃらと、、

若者のすべて、

チョ待てよ、

そして、

新調したスニーカーを月曜日に履いてくる感度高い系クラスメイトの面々。

それが日々の答え合わせでした。

そうそう、文化祭で他校の女子がやってくると用もなく校舎の隅から隅までウロウロしてました。(ちなみにヘアースタイルはスポーツ刈り。)恥ずかしい限りです。

ピタピタのカレッジTシャツにチノパン、当時履いていたスニーカーまでは思い出せないのですが、お気に入りだった腕時計は覚えてます。

熊本で当時有名だった雑貨店のなんちゃってGショックでした。

(水に浸けるなの説明書付き)で偉そうな顔してました。笑

限られた小遣いでそれっぽいものを探して買う。

上通りと下通りを何往復もしながら。。

熊本で青春時代を過ごした方なら大体わかりますよね。

そして、

本題のパラブーツとの出会いは20歳ごろ。

この頃になると私は福岡で学生生活を送っていまして、たまに帰熊した際に「シャワー通りから少し脇に入ったお店」で買い物をしていまして。。

ビームスにはほぼ行っていません。笑

この頃は、

グッドウェアのTシャツ、

バーバリアンのラガーシャツ、

チャムスのハリケーントップ、

キャンバーのスウェットパーカー、

プレンティスのシャンブレーシャツの上から更にヒッコリーストライプのシャツを着るというシャツ&シャツで謎の2枚重ねスタイルなど。

下半身は、

古着のブラックジーンズ501にビルケンシュトックやラッセルモカシン、

トップサイダー、

ニューバランス576コードバンなどが流行っていました。

もちろんお金は持っていませんから、

「フリークレジット」なる書類審査後に後払いや分割払いができるという。。熊本でこのシステムを当時使わなかった若者はいないであろうお買い物システムを駆使して洋服を買っていました。そして、ここのお店のスタッフの方がパラブーツを履いていたのが初めての出会いなのでした。

「フサフサとした何か」と革靴が合体している。。

自分がいつも履いている靴とはまるで違う。

毛が生えた靴?何だこれは。。と。

じわじわと気になる衝動が襲ってきたものの、なかなか手を出せないまま時は経ち、

2000年に熊本店へ入社。

入社から2、3年後、

毛の生えたそれを自分が勤務する熊本店でようやく購入。

それがこちら。↓

インターナショナルギャラリービームスが別注したミカエルフォック。私の初のパラブーツでした。グレーのグレインレザーにフォック(アザラシの毛)の仕様。今ではこのシリーズは様々な事情で見かけることがありませんが、当時は毎年秋冬になるとギャラリー別注のミカエルフォックがお目見えしていました。

これはスタッフ横瀬から譲ってもらった思い出が。。経年変化によるレザーの褪色が酷かったので、昨年信頼のおける靴職人さんのお店できちんとブルーの補色をしてもらいました。


ネイビーレザーのランスフォック。これも思い出詰まってます。アザラシの毛は水に強い。が当時スタッフの間で共通認識でした。確かに、海で生活する動物だから水に強いのは納得。それでいて冬の足元にも洒落っ気があって良いよね。みたいな流れから、時間をかけて少しずつ集めていきまして、フサフサ以外の他のモデルにも意識が行くようになっていきました。

「そもそもアザラシのパラブーツはな、世界的に有名なブランド(H社)の依頼から生まれたんだゾ」

という諸先輩方からの蘊蓄。。これものめり込んでいくきっかけでした。

またいつか、フサフサシリーズがお目見えするかな。。

今は難しい時代ですから、やっぱり無いかな〜(涙)。

しかしながら、

レディースには少しばかり(アザラシでは無い)フサフサシリーズが存在するんですよね。

ここからは女性のお客様に向けて少しばかりご案内させて頂きます。


↑毛足の長いハラコ調ボディと耐久性抜群のガラスレザーです。

ビームス ボーイ 別注のミカエルブリッド。

表情のある仕上がりが素敵です。



【別注】Paraboot / MICHAEL BRIDE
価格:¥77,000(税込)
商品番号:13-32-0011-099

今回のトランクショーでのフサフサシリーズは、

レディースに限りまして、

こちらが入荷予定です。

ラパン(フランス語でウサギのこと)です。

これ、良さそうですね。

まだ他にも登場するかもしれないのでそちらにも期待したいです。

メンズに比べるとレディースのパラブーツ情報があまりにも少ないので、ご興味のある方は、

パラブーツの公式サイトを一度ご確認くださいませ。「FEMME」と記してあるのがレディースのパラブーツになります。よろしくお願いいたします。

それでは、11月15日(金)からのこのイベントにどうぞご期待ください。

九州の皆様、

どうぞこのタイミングで熊本店へお越しくださいませ。

お気に入りの1足と出会ってくれることを願っています。

それではまたお知らせいたします。

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