新年あけましておめでとうございます。
投稿をはじめて、もうすぐ一年。
たくさんの出会いがあり、たくさんの変化のあった一年間でした。
今年もマイペースに投稿していきますので、お付き合いお願いいたします。
お正月も過ぎて、冬本番。
寒さがますます厳しくなってきます。
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この機会にぜひお手にとってみてくださいね◎

「枕草子」がとても好きです。
季節季節、とても味わい深く。
平安時代に訪れた冬から、今私が生きている冬まで。
何度、日本に冬がやってきたのだろう。
今読んでも、とても美しく、少し胸が詰まります。
暮らしの中で美しいと感じる心は、不変。
美しさはとても尊いもの。
そんな気持ちを大切に一年を過ごしていきたい。
そして、遠い未来の日本へも、この美しさが続いてゆきますように。

「枕草子」
春は、あけぼの。
やうやう白くなるゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる雲の、細くたなびきたる。
夏は、夜。
月のころは、さらなり。
闇もなほ。
蛍のおほく飛びちがひたる、また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くも、をかし。
雨など降るも、をかし。
秋は、夕ぐれ。
夕日のさして、山のはいと近うなりたるに、烏の、寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ、三つなど、
飛びいそぐさへ、あはれなり。
まいて、雁などの列ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。
日入りはてて、風の音、虫の音など、はたいふべきにあらず。
冬は、つとめて。
雪のふりたるは、いふべきにもあらず。
霜のいと白きも。
また、さらでもいと寒きに、火などいそぎおこして、炭もてわたるも、いとつきづきし。
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりて、わろし。
「枕草子」第一段/清少納言