クリスから「ピルグリム サーフ+サプライのコレクションを始めたいんだ」という話を聞いたのは2013年の7月くらいだった。「もしビームス に興味があればぜひ見て欲しいし、一緒に何かできないかな」と取り組みについての相談だった。
実はそのちょっと前にビームス 原宿で、"Hi BEAMS"というハワイにゆかりのあるブランドを集めてイベントを行ったのだけれど、それがかなり盛り上がった。イベントのメインブランドは<エム・ニーイ>という古典的なボードショーツを軸としたクラシックサーフカルチャーのコンセプトをバックボーンに持つカジュアルブランドだ。そのセールス・レップ(営業)が以前話に出てきた僕の友人であるマティだった。クリスはマティから僕たちとの取り組みのことをいろいろ聞いたらしく、自分にも可能性を感じたらしい。
クリスのクリエイトする世界観には惹かれていたし、彼がどんなものを作ってくるのかにも興味も期待もあった。僕たちもあのブルックリンのコミュニティ感を原宿で表現し、お客様に紹介できるかもしれないと考えたら、それだけでワクワクしていた。とにかく何か新しいコトを起こしたいという気持ちを持った仲間が集結していたので、ものすごいスピードで話が進んだ。そして『ピルグリム サーフ+サプライ・イン・レジデンス』と銘打ったポップアップショップを「ビームス 原宿」の1階を丸々使い、3月中旬から6月下旬まで様々なイベントを絡め敢行するというプロジェクトの概要がまとまった。
とはいえ約3ヶ月もの間、ビームス発祥の地でもある原宿店のメインフロアを丸々使ってポップアップショップを敢行するということは並大抵のことではなかった。しかも<ピルグリム サーフ+サプライ>というビームス 以外の看板を使って行うイベントなので、承認を取り付けるには決して低いハードルではなかったけれど、様々な人の協力があり、最終的にプロジェクトは承認され、ポップアップショップの日を迎えることが出来た。開催までの道のりはとても大変だったけれど、最高に楽しい3ヶ月が幕を開けた。
