ジャンルの話

SN 2021.05.10

こんにちは。


皆様如何お過ごしでしょうか?


私は最近というか、皆さまも同じかと思いますが、有名無料動画サイトを見る事が多いです。

その中でインディーズ出を代表するようなバンドのフロントマンとメジャーを代表するような歌手の方との対談動画を見てとても驚いてしまったのです。


約20年前、世間の若者にはとても人気があったハードコアのあの人が、この人と!!年月が経ち、お互い丸くなったという事もあるのでしょうが、とても交わるとは思えなかった(私は)、勝手にお互いに批判し合っているのであろうと思っていた人達の対談。

本当にあっという間の数十分でした。そんな風にお互いを見たり、感じたりしていたんだなと。

時にあの当時は私含め、本当にジャンルの垣根が強く、あれはロックじゃない、ポップだ。あれはコアじゃない、テクノじゃない、ヒップホップじゃない等々、、。本当にキリが無いくらいお互い閉鎖的な趣向の捉え方だったなと。

それが、ここ数年ネットの影響なのか様々なジャンルがクロスオーバーし、とても素敵なコラボ楽曲や、ステージが繰り広げられています。

更に若いミュージシャンに於いてはジャンルを逆手に取って上手く表現していたりしている姿はとても良いなと感じさせられます。

これも時代の変化なのか、はたまた無料動画サイトの影響なのか、、。


さて、ことファッションに於いてはどうなのか?

やはり同じ様な事が起きており、最先端と言われるモード、プレステージブランドのカジュアル化(ストリート化)に伴い、ジャンルが大きくクロスオーバーしております。“私のスタイル”はこれといったカテゴリーが既に無いといっても過言では無い様な状況。

我々BEAMSにおいても様々なレーベルが存在しておりますが、それぞれにテーマやターゲットといった物が設定されています。

しかしながら、あくまでこちらの設定であり、受け手であるお客様にとってはあまり深く意識する必要は無いのかなと思います。

そういった中に於いてこちら


THE NORTH FACE / APEX Light Short
カラー:トープ、ブラック
サイズ:M、L
価格:¥9,790(税込)
商品番号:51-25-0205-594

GRAMICCI / パッカブル ナイロン G-STショーツ
カラー:チノ、ブラック
サイズ:S、M、L
価格:¥8,580(税込)
商品番号:51-25-0195-585


こちらの両ブランドといえば、ビームス の様々なレーベルを横断して展開している大人気ブランドです。

その為色々なところでそれぞれのタイプを展開しています。

ですが、そこにレーベルの括りは関係無く、それぞれを比較してお好みの物を選んでもらえたらと思います。

あくまでレーベルはレーベルであり、洋服という物はもっとジャンルレスで楽しむ物なのではと改めて思う次第です。

どちらかというとこれに関してはお客様よりも働いている私達の方が変に捉えすぎてしまいがち。

関係の無い話しであった様であれば申し訳ございません。

販売する側にも変なジレンマの様な物が存在するのも、また事実なのです。

それぞれのレーベルが己のプライドを強く意識するが故の矛盾とも言えますね。この辺りは良かったり、悪かったりと、、。

各自の信念と、柔軟性、広い視野、面白み、、色々奥が深い。


さて、冒頭の音楽の話しにまた戻ります。

こう、ツラツラ書いていくにつれ、あの当時の少しヒリヒリする様なお互いを意識し合う緊張感というのも時に良かったのかなと。それがあったこそ憧れ、羨望を集める要因の大きな一つであったのかなとも感じます。

時代は繰り返す。

またあの様な空気感もいつか必ず、、。


では、また宜しくお願い致します。