「前半」writtenafterwards 山縣さんに聞きました

2020.06.16



今回 「wonsaponatime store」 開催につき

当初予定していた トークショーに代わって

writtenafterwards> デザイナー山縣良和氏に

<Vermeerist BEAMS> 3人から

いま聞いてみたいことをメールで質問し お返事を頂きました


まずは 山縣良和さんって どんな人?というところから

今回の商品のこと 日本の生地工場のお話まで 前半・後半と2回に分けてお送りいたします



山縣良和 ファッションデザイナー・アーティスト・教育者


1980年 鳥取生まれ

2005年 イギリスのセントラル・セントマーティンズ美術大学ウィメンズ学科を卒業

 在学中に ジョン・ガリアーノのデザインアシスタントを務める。

帰国後 2007年 に自身のブランド「writtenafterwards」スタート。

2015年には、日本人初となるLVMH prize選抜候補26名に選抜される。

自由で、本質的なファッションの教育の場として「ここのがっこう」を主催。


以上 writtenafterwards ホームページより



2019年 絵本『ぼくは0てん』の出版を叶えたり 

つい最近では

雑誌『アイデア』史上初となるファッション特集にて全監修を務めています(No.390)


お話を聞いていると

流行を追うことなく そしてただ着飾るという事でもなく

服を作る方のこと 着る方のこと 社会の事

素材が生まれる環境 そして地球の事 みんなに優しく

話のスケールがどんどん大きくなっていくようで 凄い方だなぁと つくづく思います



人見知りの猫と暮らしているのだとか

さて そんな山縣さんへの質問と お返事のご紹介です


●お洋服を通じて Vermeerist BEAMSを介し皆様へ今伝えたいこと

『装うこと、お洒落をすることの楽しさや愛おしさ』です。


●「wonsaponatime store」に向けて準備を進めていく中で

 Vermeerist BEAMSと共感したことや感じたことなどはありますか

ファッションへの情熱や、スペシャルであること、チャレンジングであることを大切にされていることです。

また、お客さまとお店の関係性の築き方は素晴らしいと思います。


●人生において影響を受けた 物・事・人を教えてください

長崎の原風景、山陰で体験したアイロニカルで素朴な価値観。

そしてロンドンの寛容性と革新性。パリの伝統と美意識です。


●クリエイションにおいて影響を受けた 物・事・人を教えてください

ジョン・ガリアーノ 彼のクリエーションが間近で見えた経験は、

僕が実際に体験したもののなかで、一番大きな影響を受けたと思います。


宮崎駿 幼少期から作品を見続けており、影響は計り知れません。


●”ファッションを届けること”というテーマでトークショーを計画していましたが(中止)、

 それについての今の思いと、当初の思い、何か変わったことはありますか?

コロナ禍に伴い、世界は大きく様変わりしてしまいました。根本的な思いは変わらないのですが、

今までは、プロジェクトの数が多く、いつも時間に追われている感覚でした。

今後は、自分たちにしか出来ないことを、大切にして、

じっくりとファッションに向き合いたいと思うようになりました。


●今の世界に対して思うこと 感じること

今、世界は激動の時代へと突入しました。

いままで蓄積された様々な問題が炙り出されており、

ここから数年は何が起こるか誰も予測がつかないのではないでしょうか。


日々ニュースを見ていると驚きとともに落胆することは多々ありますが、

中には前向きにもなれるニュースもありそれが希望です。


●未来に対して思うこと 感じること

今コロナウィルスによって、日常においての身の安全を脅かされていますが、

アメリカでは、個性的な服装が身に危険が及びかねない、危険な状況だと聞きます。

近い将来において、お洒落を楽しめる日常が来ることを望んでいます。


私たちは世界で起こっていることに無頓着にならず、今までの自分たちの生活や価値観をもう一度見直し、

今やるべきことや、これから向き合うべきことを明確にして活動を行っていきたいです。


●ファッションに力を感じるとき(ファッションの定義はお任せします)

コロナ禍においても、防護服や、マスクなど私達が生きていく上で切っても切れないないものというのが改めて浮き彫りになりました。

いわゆるなモードの世界だけをファッションとして捉えず、

大きな概念でファッションを捉えると、ファッションが世界に果たすべき役割は依然としてとても大きいです。

ファッションは時代の変革とともに変わっていきます。


●信じていること(なんでも)

世界は変化の連続であり、自分も常に変わっていくということ。

自分や他人、物事を決めつけることなく、

不要不急と言われるものや無駄なもの、ゴミの中にも見方を変えることが出来れば宝ものになることがあるということ。



と前半はここまで。

やはり新型コロナウイルスを皮切りに世界に起こった様々な変化のこと

そして変わらない強い気持ちのことのお話でした


ジョン・ガリアーノの下で務められた経験のことや 

価値観や美意識等のお話も もっと聞いてみたいところですね

そのうちに またお伺いできたらなぁなんて思います


後半は 

今回 販売する洋服 そして その生地について 生産している日本の生地工場のことなど

なかなか知ることが出来ない 興味深いお話です


どうぞお楽しみに。




「wonsaponatime store」

 2020年6月18日(木)販売スタート

 ※なくなり次第終了


Vermeerist BEAMS

☎︎03-5771-5745


イベントの詳細について こちらからご確認下さいませ

https://www.beams.co.jp/blog/vermeerist/59151/


どうぞ宜しくお願いいたします。


大場