この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第265回目はこちら
『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(2017)
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:メリル・ストリープ / トム・ハンクス / サラ・ポールソン / ボブ・オデンカーク / トレイシー・レッツ / ブラッドリー・ウィットフォード
あらすじ:
1971年、アメリカ国防総省が作成したベトナム戦争に関する文書の一部がニューヨークタイムズによってスクープされた。ワシントンポスト紙の発行人であるキャサリン・グラハムと編集主幹のベン・ブラッドリーは事の重要性を理解し、自紙での掲載を考え文書どうにか手に入れようとするが……
ニクソン政権下でベトナム戦争についての最高機密文書を公開したワシントンポスト紙の発行人のキャサリン・グラハムと編集主幹のベン・ブラッドリーという実在の人物の話です。
キャサリンはワシントンポスト紙の発行人の娘で父親は彼女の夫に発行人を指名しましたが、夫が亡くなってしまい彼女が発行人を継ぐことになります。しかし役員たちは女性というだけで彼女を軽視しています。
そんな中でライバル紙であるニューヨークタイムズに機密文書をスクープされて対抗心を燃やす編集主幹のベン・ブラッドリーはどうにか文書を手に入れて掲載しようとします。
しかし政府からニューヨークタイムズには記事差し止め命令が出ており、このまま記事を掲載するかどうかの決断をキャサリンは迫られます。そして彼女が下す決断とは……
発行人という立場ではあるもののどうしても女性だからと軽んじられてしまいますが、新聞の役割、ひいては報道というものの意義を考えて決断をしています。
政府としては敗色が濃くなってきている状況でこの文書が公開されてしまうとより反戦機運が高まる可能性があるので、どうにかして記事を潰そうとしますが記者たちも負けていません。
その根拠になっているのが、アメリカ憲法修正第一条の「言論の自由」という実際に作中でも何度も出てくる言葉であり、それに加えて新聞や報道機関は権力を監視するものだという記者たちの気概が伝わってきます。
これは今から約50年前の1971年の話ですが、今のアメリカでも同じような事が続いています。
それはアメリカだけではなく、日本も同じような状況と言わざるを得ないと思います。それに加え今現在は誰でも世界中に発信できるツールがあり、様々なSNSがあるので新聞の報道は本当に大変な時代になってきているのではないでしょうか?
そんな現在のタイミングでこの作品を観て、また色々と考える事がありました。
ここからは衣装を見ていきます。
新聞社の話なので出てくる衣装はスーツがほとんどなのですが、時代が70年代前半なのでスーツの形は60年代の雰囲気を残していてちょうどBEAMS PLUSのテーマの時代とピッタリなので、お手本の様な着こなしが沢山を沢山見る事が出来ます。
誰か特定のキャラクターというわけではなく、当時の着こなしを観察するという意味でも面白い映画だと思います。
それでは今週のBEAMS PLUSの商品紹介です。
ビームス プラス / クラシックバンドカラー マルチストライプ ダブルガーゼ
カラー:ベージュ、ブラウン
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥26,400(税込)
商品番号:38-11-1346-139
私用している生地はエジプトGIZAコットンを使用したダブルガーゼの織物で、かなり軽いのですが二重織りにすることで生地に強度を持たせています。
シルエットは着丈長めでAラインのシルエットのリラックスしたシルエットで、これからの季節に一枚でも主役になるシャツです。
柄はマルチストライプですが、両色ともに強い色ではないので派手になりすぎず様々なコーディネートに使っていただけると思います。
ベージュベースは敢えて太めのカーゴパンツをロールアップしてレザーサンダルと合せたり、ブラウンベースの方はホワイト、ベージュ系のショートパンツと合せてモカシンなんかを合わせていただくと夏らしくてよいのではないでしょうか ?
ガーゼ地なので、風通しも良いですよ。
こちらも店頭にございますので、気になった方は是非、お問い合わせいただければと思います。
それでは『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』お楽しみ下さい。
コヴ