スタッフ「コヴ」の記事

BEAMS PLUS ロードショー 第265夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第265回目はこちら


『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(2017)

監督:スティーブン・スピルバーグ

出演:メリル・ストリープ / トム・ハンクス / サラ・ポールソン / ボブ・オデンカーク / トレイシー・レッツ / ブラッドリー・ウィットフォード

あらすじ:

1971年、アメリカ国防総省が作成したベトナム戦争に関する文書の一部がニューヨークタイムズによってスクープされた。ワシントンポスト紙の発行人であるキャサリン・グラハムと編集主幹のベン・ブラッドリーは事の重要性を理解し、自紙での掲載を考え文書どうにか手に入れようとするが……

ニクソン政権下でベトナム戦争についての最高機密文書を公開したワシントンポスト紙の発行人のキャサリン・グラハムと編集主幹のベン・ブラッドリーという実在の人物の話です。

キャサリンはワシントンポスト紙の発行人の娘で父親は彼女の夫に発行人を指名しましたが、夫が亡くなってしまい彼女が発行人を継ぐことになります。しかし役員たちは女性というだけで彼女を軽視しています。

そんな中でライバル紙であるニューヨークタイムズに機密文書をスクープされて対抗心を燃やす編集主幹のベン・ブラッドリーはどうにか文書を手に入れて掲載しようとします。

しかし政府からニューヨークタイムズには記事差し止め命令が出ており、このまま記事を掲載するかどうかの決断をキャサリンは迫られます。そして彼女が下す決断とは……

発行人という立場ではあるもののどうしても女性だからと軽んじられてしまいますが、新聞の役割、ひいては報道というものの意義を考えて決断をしています。

政府としては敗色が濃くなってきている状況でこの文書が公開されてしまうとより反戦機運が高まる可能性があるので、どうにかして記事を潰そうとしますが記者たちも負けていません。

その根拠になっているのが、アメリカ憲法修正第一条の「言論の自由」という実際に作中でも何度も出てくる言葉であり、それに加えて新聞や報道機関は権力を監視するものだという記者たちの気概が伝わってきます。

これは今から約50年前の1971年の話ですが、今のアメリカでも同じような事が続いています。

それはアメリカだけではなく、日本も同じような状況と言わざるを得ないと思います。それに加え今現在は誰でも世界中に発信できるツールがあり、様々なSNSがあるので新聞の報道は本当に大変な時代になってきているのではないでしょうか?

そんな現在のタイミングでこの作品を観て、また色々と考える事がありました。

ここからは衣装を見ていきます。

新聞社の話なので出てくる衣装はスーツがほとんどなのですが、時代が70年代前半なのでスーツの形は60年代の雰囲気を残していてちょうどBEAMS PLUSのテーマの時代とピッタリなので、お手本の様な着こなしが沢山を沢山見る事が出来ます。

誰か特定のキャラクターというわけではなく、当時の着こなしを観察するという意味でも面白い映画だと思います。


それでは今週のBEAMS PLUSの商品紹介です。


ビームス プラス / クラシックバンドカラー マルチストライプ ダブルガーゼ
カラー:ベージュ、ブラウン
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥26,400(税込)
商品番号:38-11-1346-139

私用している生地はエジプトGIZAコットンを使用したダブルガーゼの織物で、かなり軽いのですが二重織りにすることで生地に強度を持たせています。

シルエットは着丈長めでAラインのシルエットのリラックスしたシルエットで、これからの季節に一枚でも主役になるシャツです。

柄はマルチストライプですが、両色ともに強い色ではないので派手になりすぎず様々なコーディネートに使っていただけると思います。

ベージュベースは敢えて太めのカーゴパンツをロールアップしてレザーサンダルと合せたり、ブラウンベースの方はホワイト、ベージュ系のショートパンツと合せてモカシンなんかを合わせていただくと夏らしくてよいのではないでしょうか ?

ガーゼ地なので、風通しも良いですよ。

こちらも店頭にございますので、気になった方は是非、お問い合わせいただければと思います。

それでは『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第264夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

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『御婚礼 / ザ・ウェディング・パーティー』(1969)

監督:ブライアン・デ・パルマ

出演:ジル・クレイバーグ / チャールズ・ブフルガー / ロバート・デ・ニーロ / ウィリアム・フィンレイ

あらすじ:

結婚式を目前にフィアンセのジョセフィンの親族との顔合わせの為に邸宅を訪れたチャーリー。親族との顔合わせや独身を楽しむ友人の姿を見ていくうちに徐々に気持ちが沈んでしまい……

珍しく先週に引き続きブライアン・デ・パルマ、ロバート・デ・ニーロのコンビの作品なのですが先週の作品とほぼ同じ時代の作品で、正直ロバート・デ・ニーロは脇役での登場です。

婚約者のジョセフィンの親族に会う為にある島の邸宅を友人と訪れたチャーリーですが、すぐには覚えられないくらいの親族が多く、何かにつけてちょっとした悪口を言われ続けたり、本来は運転手なのに人手がなく一家の洗濯、掃除、食事の世話をさせられているベイカーを見るにつれて、最初は結婚に乗り気だったチャーリーもだんだん不安になっていきます。

頼みの綱の2人の友人も勝手に遊んでは「結婚なんかしたら終わりだ!」と言ってみたり次の日には「結婚してこそ本当の愛だ!」と言ってみたりと支離滅裂です。

そんな中でチャーリーが出した答えは……

画面が白黒である事とジャンプカットや早送り、スローモーションを多用しもっと古い時代のトーキーの様な雰囲気のスラップスティックコメディで男性のマリッジブルーを描いています。

日本未公開の作品なので、配信でも観れたのは良かったです。気になる方は是非、ご覧ください。

それでは衣装を見ていきたいのですが今週も白黒で着ている衣装が分かりづらいのと、気になる着こなしがなかったのでお休みです。

その代わりと言っては何ですが、アメリカでは結婚式前日に独身最後の夜にバカ騒ぎをする「バチェラーパーティー」という事をするのですが、そのバチェラーパーティーの映画を紹介したいと思います。

先ずは日本でも大ヒットした『ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』は一番最初に出てくるバチェラーパーティー作品ではないでしょうか?

ここまでのバカ騒ぎの作品ではないものですと『サイドウェイ』もとても良い作品です。

2作品、男性の独身最後のパーティーの作品を紹介しましたが、もちろん女性のパーティーもありそちらは「バチェロレッテ・パーティー」と言います。

そんなバチェロレッテ・パーティーを描いた作品が『ラフ・ナイト 史上最悪!?の独身さよならパーティー』だったり、その名も『バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!』等の作品もあります。

ここで紹介した作品はコメディばかりですが、騒ぎすぎたために記憶がなくなり怖い事が起こってしまうというスリラー作品もあるので、こちらも是非、探してみて下さい。


ここからは今週のBEAMS PLUSの商品紹介です。






ビームス プラス / ニットポロ ソリッド 12ゲージ
カラー:オフホワイト、ブラック、ブラウン、ピンク、オレンジ、マスタード、ライトグリーン、グリーン、ターコイズ、ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥16,500(税込)
商品番号:38-02-0042-156

ベーシックなパターンを採用したニットポロシャツです。

細い糸を4本束ねて強撚したドライなタッチの生地を使用し、編み目は細かいもののしっかりとした生地感のニットポロに仕上げています。

カラーバリエーションも10色あるので、複数枚購入される方もいらっしゃいました。

1枚でもインナーとしても活躍するシンプルなポロシャツなので、気になった方は是非、お近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。


それでは『御婚礼 ザ・ウェディングパーティー』お楽しみ下さい。

コヴ


BEAMS PLUS ロードショー 第263夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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『ロバート・デ・ニーロのブルーマンハッタン / BLUE MANHATTAN 1・哀愁の摩天楼』(1969)

監督:ブライアン・デ・パルマ

出演:ロバート・デ・ニーロ / アレン・ガーフィールド / ララ・パーカー / ジェニファー・ソルト / ゲリット・グレアム

あらすじ:

ニューヨークのボロボロのアパートに部屋を借りたジョンは向かいのアパートの部屋を盗撮して映画を作ろうとしていた……

舞台がニューヨークでロバート・デ・ニーロの主演と聞くとどうしても『タクシードライバー』が浮かんでくるのですが、この作品は『タクシードライバー』よりも前の作品です。

自分は初めて観た作品だったのですが、正直、分からなかったです。

舞台はニューヨークでアパートの窓から向かいのアパートの部屋を盗撮してポルノ映画を撮ろうとしている男の話なのですが、話が進むにつれて全く違う映画になってしまいます。

よくよく調べてみると邦題で『ロバート・デ・ニーロのブルーマンハッタン/BLUE MANHATAN2・黄昏のニューヨーク』、原題『greeting』と言う作品が1968年に作られていて、今作はこの作品の続編にあたるそうです。

邦題を付ける時に「1」と「2」を逆につけていたらしく、全くややこしい事になっています。

『黄昏のニューヨーク』が1作目で『哀愁の摩天楼』が2作目なのだそうです。

その様な作品の順番と年代は分かったのですが、それでも今作のつくりは全く分かりませんでした。

前半と後半で全く違う話になりどこに連れて行かれるのかわからない映画体験ができると思います。

本当にうまく説明が出来ないので、興味を持った方は是非、観て頂きたい1作です。


ここからはいつも通り衣装を見たいのですが今週もあまり印象的なものがなかったので、お休みさせて頂こうと思います。

衣装ではないのですが、ロケ撮影が多いので1960年代のニューヨークの実際の街並みが見れるのもこの作品の醍醐味だと思いますし、1960年代の相当汚いニューヨークが観れます。

そしてもう一つ余談で、今作でデニーロが撮っているのがポルノフィルムなのですが、英語で別の言い方をすると「ブルーフィルム」と言うそうです。アメリカで「ブルー」はエロティックなものを差す色の事でエロティックなジョークは「ブルージョーク」、日本だとこの手の映画は「ピンク映画」と言います。

どの国もポルノやエロティックなものを表す色があるようですが、かなり国によって違うので少し調べてみました。

まず日本は「ピンク」でアメリカが「ブルー」、ヨーロッパ圏のスペインだと「緑」の「Verde」でイタリアは「赤」の「ROSSO」、フランスは日本と同じく「ピンク」で「rosa」、アジア圏の中国では「黄」だそうです。

国によってかなり色の印象が違う事がわかります。

それぞれの国を訪れる際にこの色に注意して頂くと良いかもしれません。

それでは今週のBEAMS PLUSの商品の紹介です。

ビームス プラス / ミリタリー オープンカラー トロピカル パターン プリント
カラー:イエロー、ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥19,800(税込)
商品番号:38-11-1354-139

形はUS NAVYのオープンカラーシャツをベースにビンテージトロピカル柄をインクジェットプリントで表現したシャツです。

生地にはソフトに加工した光沢感のあるポリエステルの糸を使用しているので、かなり鮮やかで上品な光沢のあるシャツに仕上がっています。

武骨な軍物のシャツにトロピカル柄をプリントしているので、またアロハシャツとは違う雰囲気でお勧めです。

自宅で洗濯して頂けるので、これからの暑くなる時期でも気にせずに着用して頂けるシャツです。

こちらも既に店頭に入荷していますので、気になる方は是非、ご来店いただければと思います。

それでは『ロバート・デ・ニーロのブルーマンハッタン / BLUE MANHATTAN 1・哀愁の摩天楼』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第262夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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第262回目はこちら


『タイガーランド』(2000)

監督:ジョエル・シュマッカー

出演:コリン・ファレル / マシュー・デイビス / クリフトン・コリンズ・Jr / トム・グイリー / シェー・ウィンガム / ラッセル・リチャードソン

あらすじ:

1971年、新兵の訓練基地であるルイジアナ州のポーク基地に配属されたパクストンはボズという兵士に出会う。彼は上官の命令にことごとく反発していくのだった……

この作品はベトナム戦争を題材にしていますが、舞台は全てアメリカ国内という異色の作品です。

ベトナム戦争は1975年に終結するのでこの作品の時代である1971年にはもう負け戦の印象が強く、作中でも負け戦に行きたくないと徴兵された若い兵士が嘆く場面が描かれます。

そんな兵士達の除隊の手助けをしたり、そもそも戦争というものに対して疑問を持ち兵士としてではなくそれぞれが一人の人間としていられる様に周りを巻き込んでいくのがこの作品の主人公の一人であるボズという兵士です。

まず強い言葉や汚い言葉と高圧的に接することで新兵たちの娑婆っ気を抜いて一人前の兵士にしたい上官と、軍隊に身を置きながらも絶対に人間として生きようとするボズの人間性がぶつかります。

一般社会よりも同調圧力の強い軍隊の中で一人で圧力に抗うのは相当な覚悟のいる事ですし、自分が出来るのかと言われればまったくできる自信がありません。

ベトナム戦争を題材にはしていますが、もっと大きな戦争や軍隊ということについても考えさせられる映画でした。

それではいつも通り衣装を見ていきたいと思うのですが、この映画は訓練がメインなのであまり実践装備の描写もなく正直特筆すべきものはなかったので、今週はお休みしようと思います。

その代わりと言ってはなんですが、戦争映画でよく出てくる単語で「ボディバッグ」について説明したいと思います。

もう既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、この「ボディバッグ」とは「死体袋」の事です。もっと縮めて「バッグ」と言っている事もあり劇中では「バッグに入って帰還する事になるぞ」なんて言っている場面もあります。

これは生きて帰れないという意味で使われます。

日本ではよく体にピタリと沿うショルダーバッグの事をボディバッグと言いますが、海外ではあまり使わない方が良いかもしれません。

「スリングバッグ」や「ショルダーバッグ」と言った方が良いと思います。


ここからは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。



ビームス プラス / カーディガン リネン
カラー:グレイ、カーキ、オレンジ、グリーン、サックス、ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥17,600(税込)
商品番号:38-15-0132-156

オリジナルのリネン糸で編み上げ、表面に加工を施すことにより滑らかなタッチに仕上げています。

ロングスリーブではありますが優れた吸湿性と放湿性があり風通しも良いので、これからの蒸し暑くなる日本の夏でも快適に着用して頂けると思います。

そしてカラーバリエーションも豊富なので、是非、ご試着して頂ければと思います。

それでは『タイガーランド』お楽しみ下さい。

コヴ


BEAMS PLUS ロードショー 第261夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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『グローリー 明日への行進』(2014)

監督:エヴァ・デゥヴァネイ

出演:デヴィッド・オイェロウォ / トム・ウィルキンソン / カルメン・イジョンゴ / アンドレ・ホランド / テッサ・トンプソン /

あらすじ:

1965年、マーティン・ルーサー・キング・Jr牧師はアラバマ州セルマからモンゴメリーまでの行進を行った。しかしその裏には様々な悲劇や苦労があった……

キング牧師を題材とした映画やドキュメンタリーは数多くありその中でもこれはセルマの行進にのみ焦点を絞った映画です。

70年前まで実際に行われていた人を人とも思わぬ政策(今も完全になくなったわけではないですが)に反対、撤廃するために公民権運動が全米で広がりました。その中心人物であるキング牧師が行進の計画を進めるのですが、それを快く思わない州知事や民間団体、ましてやアメリカ政府からも様々な嫌がらせや脅迫が入りますし、当の黒人達もそれぞれの立場があり一枚岩ではありません。

その様な中でどの様に計画を進めていくのかを描いていきます。

劇中でも描かれていますが有権者登録をしたいのに嫌がらせを受けて登録が出来なかったり、無抵抗の人達を警棒で打ち据えたり、簡単に撃ち殺したりしています。

70年前の話なのに現代のニュースでも観る光景で、全く昔の話だと思えない状況です。

アメリカは本当に様々な偉人の伝記映画が作られていて簡単に鑑賞する事が出来るので、伝記映画を観たり過去の歴史から学んで現代に生かすことが出来るはずなのに、全く逆の方向に進んでいるのが残念でなりません。(アメリカだけではなく日本を含む、全世界で言える事だと思いますが)

爽快なエンターテインメント作品ではありませんが物語として本当にぐいぐい引き込まれますし、70年前にどのような事があったのかを知る機会にもなるのではないでしょうか?


ここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。

今作で気になったのがキング牧師が家で着ているラインのニットポロがとても60年代感があって良かったのと、活動家の一人がデニムのオーバーオールにデニムのチョアジャケットを着てその中にボタンダウンシャツとネクタイを合わせた着こなしをしているのがとても新鮮でした。

オーバーオールもチョアジャケットも色落ちしすぎていないものを着ていて、そこまで違和感がなかったので今度、参考にしてみたいと思いました。是非、鑑賞される際には注目してみてください。


ここからは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。


ビームス プラス / ミリタリー ユーティリティ ドレス トラウザーズ
カラー:ブラック、ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥37,400(税込)
商品番号:38-24-0336-791

ミリタリーのベイカーパンツをベースに側章を合わせたデザインが魅力の1本です。

前ポケット、後ポケット共にダブル仕様に変更し、細かな仕分けが可能なポケットワークを採用しています。

使用している生地はナイロンサテンに強いシワ加工を施し、ダメージとシワを表現しています。鈍い光沢感があり、ミリタリーパンツがベースですがドレッシーに見えるのもこのパンツの特徴です。

ミリタリーパンツですが、生地の薄いドレスシャツなんかと合せて頂いても良いですし、ブレザーの組下としても面白い着こなしになると思います。

こちらも既に在庫が少なくなってきていますので、気になる方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。

それでは『グローリー 明日への行進』お楽しみ下さい。

コヴ




BEAMS PLUS ロードショー 第260夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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『ジョー』(1970)

監督:ジョン・G・アヴィルドセン

出演:ピーター・ボイル / デニス・パトリック / パトリック・マクダーモット / スーザン・サランドン

あらすじ:

広告会社の重役であるコンプトンは娘をドラッグ中毒にしたヒッピーの売人をはずみで殺してしまう。その後、気を落ち着かせるために入ったバーでジョーという男と遭遇するのだったが……

監督はのちに「ロッキー」シリーズや「ベスト・キッド」シリーズの監督を務めるジョン・G・アヴィルドセンです。そしてスーザン・サランドンのデヴュー作でもあります。

この作品では世代、貧富等の分断を描いていて1970年製作の映画ですが、現代も全く変わっていないどころか更に深刻になっているなと映画を観ていて思いました。

自分よりマイノリティの人間の方が色々と優遇されていると文句を言ってみたり、「今の若者はなってない」、「自分の若い時にはそんなんじゃなかった」と言い続ける中年、そしてそんな中年を横目に新たな価値観で自分の事しか考えていないヒッピーの若者たち。

自分が若かった頃や、自分がなりたくはないけど同じような事を言っている可能性のある中年の姿をこれでもかと見せられて、羞恥心と不快感と少しの共感という何とも言えない複雑な気持ちで観ていました。

映画とは関係なく、日々変わっていく価値観にどうやって対応していくかと考えたときに、新たな価値観を学び自分の考え方をアップデートしていくしかないと思っているのですが、そのスピードが年々早くなっている気がしてついていくのが精一杯です。そしてその中でどうしても譲れない部分もあり、その折り合いが本当に難しいと感じています。しかしやっていくしかないんですよね……

それ以外でもジョーとコンプトンを家に招待して夫婦4人で食事をするシーンとかも本当に観ていてキツいシーンがあったり、最後はアメリカンニューシネマの様な全く救いのない終わりだったりと観る人によっては本当に嫌だと思う人もいるとは思いますが、それだけ生々しい映画なのだと思いました。怖いもの見たさで観ていただくのも良いかもしれません……

それではいつも通り衣装を見ていきましょう。

注目はやはりジョーの衣装で、ほとんどの場面でヨレヨレのドンキーコートを着ていて、金持ちのコンプトンと低所得者のジョーの違いも衣装ではっきりと示されます。その他にもジョーがコンプトンをボーリング場に連れてくる場面でジョーの仲間は揃いのオリジナルのボーリングシャツを着ています。その揃いの感じも格好良いのですが、みんなが同じものを着ている事でコンプトンの異物感がより強調されたり、仲間の一人が「この人はボーリングではなくて、ゴルフだな」と言う台詞があるのですが、その様な事からも2人の階層の違いを描いていて面白いと思いました。

ここからは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。



ビームス プラス / オープンカラー 100/2 オーガンジー ガーメントダイ
カラー:チャコールグレー、ピンク、イエロー、ミントグリーン
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥22,000(税込)
商品番号:38-11-1160-139

通常ではストールやウエディングドレスなんかに使われることの多いオーガンジー生地を使い1950年代のストアブランドのオープンカラーシャツをベースにしたオリジナルのシャツを作りました。

細い糸を2本撚って作った糸を使用し、仕上げに加工をかけているオーガンジー生地を使用しているので、独特の透明感と薄いながらもハリとコシのあるシャツに仕上がっています。

とても軽やかなシャツでパステルカラー中心の色なのでこれからの暑い時期に活躍すると思いますし、自宅での洗濯も可能なのでお手入れも手がかかりません。

コーディネートも王道にデニムにピンクのシャツを合わせていただいたり、夏らしくミントグリーンにホワイトのパンツを合わせてモカシンというリラックススタイルでも良いと思います。

本当にこれからの季節にぴったりのシャツですので、気になった方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います、。

それでは『ジョー』お楽しみ下さい。


そして今回の投稿でこのブログを始めて丸5年が経ちました。ここまで続けられたのも皆さまが「ブログ読んでるよ。」、「先日のブログの映画観たよ。」と声をかけて頂ける事が励みになっている事が本当に大きいです。

6年目もまだまだ頑張って色々な映画を紹介していこうと思っていますので、今後ともよろしくお願いいたします。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第259夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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第259回目はこちら


『猿の惑星』(1968)

監督:フランクリン・J・シェフナー

出演:チャールトン・ヘストン / ロディ・マクドウォール / キム・ハンター / ロバート・ガンナー / ルー・ワグナー / リンダ・ハリソン

あらすじ:

4人の宇宙飛行士をコールドスリープさせた宇宙船が地球への帰還を目指し航行していた。しかしある惑星に到達し墜落してしまう宇宙船。その中からどうにか生還した3人の宇宙飛行士はその惑星の調査をしているとある光景に出くわした……

説明不要の名作の一本だと思います。

自分が初めてこの作品に触れたのは子供のころにテレビの洋画劇場でクライマックスの部分を観てしまうという、ある意味最悪の出会い方でその後、様々な媒体でストーリーを断片的に知っていったり、新たなる猿の惑星シリーズを観たりはしていたのですが、今回改めて本作を観直すと時代を超えた寓意に満ちた作品なのが分かりました。

今の感覚からすると差別的な部分もかなりありますが現代に通じる部分もあり、1960年代に作られたとは思えないくらいの作品だと感じました。

皆様もご存知の通りこの作品には大きな仕掛けがあるのですが、この作品をリアルタイムで観る事の出来た当時の人達の驚きを思うと本当に羨ましく思いますし、自分がクライマックスから観てしまうという不運がなければもっとこの作品を楽しめたのではないかという悔しい気持ちがあります。

今更、ネタバレもないとは思いますが、未見の方は情報を入れずに観てもらうのが良いと思います。(Blu-rayのジャケットで大いにネタバレしてますが……)

それではいつも通り衣装を見ていきたいのですが、この作品は最初だけ宇宙服を着ているだけであとはほぼ半裸なので衣装はパスしたいと思います。

しかし印象に残ったのは最初に出てくる宇宙船のセットやコールドスリープ装置で、当時としては科学の最先端として描いていますが、今観るとかなりレトロな雰囲気で良かったです。

これから観ていただくのであれば宇宙船の船内や3人が持っているガジェットにも注目して頂くと面白いと思います。


ここからは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。


ビームス プラス / ミリタリー 6ポケット リップストップ
カラー:ベージュ、オリーヴ
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥26,400(税込)
商品番号:38-24-0081-803

言わずと知れた百名品にも選ばれている6ポケットのミリタリーパンツです。

1960年代のUSミリタリー6ポケットパンツをベースに、バランスやディティールをアップデートしたモデルです。

サイドポケットの中には小さめのポケットを付けたダブルポケット仕様にしスマートフォンや鍵等を入れても中で遊ばないようにしたり、本来は止血用のテープを先にD管を付けてキーホルダーとしても使えるように変更しています。

シルエットはお尻周りのバランスを変更してすっきりした印象にしています。

生地に使用しているのは3本の糸を1本に撚った糸を使用している為に薄いながらもハリとコシのある生地に仕上がっています。

見た目以上に薄くて軽いのでこれからの春夏にぴったりのパンツです。

春先であればブレザーやスウェットフーディーと合せて王道のアメカジのコーディネートとの相性は抜群です。

夏にはリネンのシャツを着てこのパンツを履き、少し裾をめくってレザーのサンダルやモカシンシューズに合わせると大人なカジュアルで感が出てお勧めです。

かなり汎用性の高いパンツですし、軽い雰囲気の6ポケットパンツを探そうと思うと意外とないので気になる方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。


それでは『猿の惑星』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第258夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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第258回目はこちら


『グレイテスト・ゲーム』(2005)

監督:ビル・パクストン

出演:シャイア・ラブーフ / スティーブン・ディレイン / ジョシュ・フリッター / イライアス・コティーズ  / スティーブン・マーカス

あらすじ:

1900年代ボストン。ゴルフがまだ上流階級のスポーツだった時代に貧しいフランシスは学生アマチュアとして名前を上げる。しかしある選手権の予選を通ることが出来ずゴルフから離れていた。ゴルフへの気持ちを引き摺りながらスポーツ店の店員をしていたフランシスに1913年の全米オープン出場の誘いが来るが……

この作品はアメリカのアマチュアゴルファーで「アマチュアゴルフの父」と呼ばれたフランシス・ウィメットの伝記映画です。

このタイミングでゴルフの起源を調べると1200年代まで遡るようで、かなり古い事は分かったのですが諸説あるのでまた改めて調べてみようと思います。

現代ゴルフのスタートはスコットランドの王侯貴族からの様で、そこから上流階級のスポーツと思われていたため平民がゴルフで認められることは少なかったようです。

それは当時のスコットランドのチャンピオンであり、今作のもう一人の主人公でもあるハリー・バードンも実力は認められつつも上流階級との差が描かれていますし、スコットランドから遠く離れたアメリカでも上流階級ではない移民出身であるフランシス・ウィメットはどんなに才能があっても若いころは認められてはいませんでした。

しかしフランシスは実力で周りを味方につけてハリー・バードンとのプレーオフまで持ち込み……

伝記映画であり史実でもあるので結果は調べればわかるのですが、是非、映画を観てもらうのが良いと思います。

小さなキャディーが本当に良い仕事をしていました。

それでは衣装を見ていきましょう。

かなり時代考証もしっかりしているそうなので、衣装も当時のものをしっかり再現していると思います。注目はやはりフランシスの格好で労働者階級の服装もゴルフの時の一張羅も見る事が出来、今のコーディネートに取り入れる事が出来ると思います。

当時の労働者はスタンドカラーを多用していたんだとか、もうこの時代にニットタイはあったんだとかも分かって衣装に注目して観ていただくのも面白いと思います。


ここからは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。



ビームス プラス / オープン ボタンダウン リネン プリント
カラー:マスタード、グリーン ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥19,800(税込)
商品番号:38-11-1399-139

オリジナルの小紋柄をプリントしたオープンカラーボタンダウンのシャツです。

ボタンダウンシャツは裾の仕上げがラウンドのものがほとんどですが、このシャツは直線的なボックスシルエットで裾を出して着ていただけるシャツです。

生地はリネンキャンバス地を使用しているので、長袖ですが真夏でも快適に着ていただけるシャツに仕上がっています。

コーディネートによってオープンカラーにして頂いただいたり、ボタンダウンとして着ていただいたりと着方の幅が広がるシャツだと思います。

既にこのシャツも店頭にございますので、気になった方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。


それでは『グレイテスト・ゲーム』をお楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第257夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


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第257回目はこちら


『探偵マーロウ』(2022)

監督:デヴィット・ホームズ

出演:リーアム・ニーソン / ダイアン・クルーガー / ジェシカ・ラング / アドウェール・アキノエ=アグバエ / イアン・ハート / ダニエラ・メルキオール

あらすじ:

ロサンゼルスに事務所を構える探偵、フィリップ・マーロウを訪ねてきたのはブロンドのクレアだった。突然姿を消した愛人を探してほしいという依頼だったが、すでにその男は交通事故で死んでいて……

この映画の原作はレイモンド・チャンドラーの『長いお別れ』の公式の続編として書かれたジョン・バンヴィル原作の『黒い瞳のブロンド』だそうです。

フィリップ・マーロウ役と言うとハンフリー・ボガード、ロバート・ミッチャム、ジャームズ・カーン、そしてケーリー・グラントとそうそうたる俳優たちが演じていますが、今作はリーアム・ニーソンが演じています。

ストーリーはファムファタールの依頼からどんどん事件に巻き込まれていく典型的なフイルム・ノワールで一本調子のストーリーではありますが、1930年代当時のロサンゼルスの街の感じや衣装の雰囲気も良くて結構見入ってしまいました。

肝心のマーロウですが、さすがにリーアム・ニーソンは年齢が上過ぎるとも思いましたが、逆に渋さや憂いが出ていて良かったです。

最近はこの様な古典的なフィルム・ノワール作品もありませんでしたしカラーで当時の雰囲気も分かるので、気になる方は一度観ていただくと良いのではないでしょうか?

ここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。

どうしても1930年代のノワール作品というと男性の洋服の着こなしに目がいってしまうのですが、今作のファムファタールのダイアン・クルーガーとジェシカ・ラングの衣装もかなり雰囲気があり素敵だったので、そちらにも注目して頂くのも良いと思います。

そしてこの時代のスーツは肩パッドと芯地がしっかり入っていて着丈も長いジャケットに、ハイウエストの太めのパンツという今着るとコスプレになってしまいそうなスーツスタイルですが、191cmのリーアム・ニーソンが着ると本当に格好良いのでそちらも気にしてみて下さい。(身長の低い自分にはこのスーツスタイルは無理そうです……)


ここからは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。



ビームス プラス / ニットポロ ストライプ
カラー:オフホワイト、ブラック、ブラウン、ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥18,700(税込)
商品番号:38-12-0032-156

前面のストライプがアクセントのロングスリーブニットです。

後身頃はソリッドカラーにした事で落ち着いたクラシックな印象に仕上がっています。生地は表と裏で異なる素材を使っていて表は強撚糸を使ってドライなタッチに、裏はビスコースという生地を使用しているので肌触りがとても滑らかで着やすく仕上がっています。

クラシックな雰囲気のニットポロなので、デニムジャケットやレザージャケットのインナーとして着ていただくと良いと思いますし、春先には単独でも活躍する一枚だと思います。

こちらも店頭に入荷しているので、気になった方はお近くの店舗に問い合わせていただければと思います。


それでは『探偵マーロウ』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第256夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第256回目はこちら


『ファースト・カウ』(2020)

監督:ケリー・ライカート

出演:ジョン・マガロ / オライオン・リー / トビー・ジョーンズ / リリー・グラッドストーン / ユエン・ブレムナー / スコット・シェパード

あらすじ:

西部開拓時代、アメリカン・ドリームを求めてやってきた料理人のクッキーと中国人のキング・ルーは意気投合し、ある事を思いつく。それはこの土地に1頭しかいない乳牛のミルクを使いドーナッツで一攫千金を狙う事だったが……

時代設定は西部開拓時代ですが、全く派手さのない淡々とした映画です。

この作品の監督である「ケリー・ライカート」の名前は前々から聞いてはいたのですが今回が初見で、色々と調べてみると今作はとても彼女らしい作品という事でした。

西部開拓時代と聞くとどうしてもガンマンや銃撃戦を思い浮かべてしまいますが、今作は気弱な料理人と中国人の友情物語で二人の会話を丁寧に映していきます。

結末が分かっているだけにどのように最後を迎えるのか終わり方が気になる作品でしたし、結構好みだったのでこのケリー・ライカート監督の他の作品も観てみようと思いました。

それではいつも通り衣装を見ていきましょう。

今回は特定の人物と言うよりも1820年代という時代にどんな格好をしているのかを見ていただくと面白いと思います。正直、どのくらい時代考証をしているのかはわかりませんが、現代にも通じる部分が多くあったり当時はこのような下着をつけていたんだと新たに知ることが出来て面白かったです。


それでは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。



ビームス プラス / ボタンダウン マドラス
カラー:ホワイト、ブラウン、レッド
サイズ:XS,S,M,L,XL
価格:¥14,300(税込)
商品番号:38-11-1152-139

今シーズンも定番のマドラスチェックのボタンダウンシャツが入荷してまいりました。マドラスチェックとはインド南東部で織られる伝統的な生地の柄の事でインド綿を使用している為、とても軽い生地に仕上がっているのが特徴です。

単純にチェック柄と聞くとこのマドラスチェックを思い出す方も多いのではないでしょうか?

シャツのシルエットのベースは1960年代に生産されていたシャツをベースにしているBEAMS PLUSの定番のシルエットです。

ブレザーやコットンジャケットを始めデニムジャケットやスウェットパーカーのインナー等のとして、もっと暖かくなれば、一枚着としても活躍する万能なシャツだと思います。

飽きのこない柄ですので何枚持っていても良いですし、毎年買い足してるスタッフもいるほどです。

こちらも既に店頭に並んでいるので、直接、チェックの柄や色を手に取って確認して頂ければと思います。


それでは『ファースト・カウ』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第255夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第255回目はこちら


『ドラッグストア・カウボーイ』(1989)

監督:ガス・ヴァン・サント

出演:マット・ディロン / ケリー・リンチ / ジェームズ・レグロス / ヘザー・グラハム / ウィリアム・S・バロウズ 

あらすじ:

1971年のポートランド。麻薬中毒のボブとダイアンの夫婦と仲間のリックとナディーンは薬欲しさにドラッグストアを襲ってい面白おかしく生活をしていた。しかしそんな生活の中ある不幸なことが起こってしまいそれぞれがバラバラになっていき……

この作品は後に『グッド・ウィル・ハンティング』や『エレファント』等を監督する「ガス・ヴァン・サント」監督の35ミリ映画監督デビュー作品です。

麻薬におぼれ、刹那的に生きるボブを若き日のマット・ディロンが演じていて、どうしようもないチンピラなのですが何故か格好良いんですよね。

快楽におぼれてドラッグストアを襲う事すらも興奮の材料にしているようなところがある一方で、もの凄く冷静でこのままいけば確実に破滅する事も分かっていながらそこから抜け出せない男を演じています。

トリップしている時の幻覚を映像として表現しているのもかなり面白いと思いますし、そして何といっても元麻薬中毒の神父を演じているのがウィリアム・S・バロウズなのがグッと来てしまいます。

ストーリーは大きく話が盛り上がってラストに向かっていくというような話ではなく、強盗の場面でもかなり淡々としたトーンで描かれていてそれが逆にリアルだなと思いながら観てました。

ここからはいつも通り劇中の衣装を見ていきましょう。

時代設定が1971年なのでもう少し1960年代の雰囲気あるかと思っていたのですが、そこはあまり感じれませんでした。登場人物の中で一番目に付くのはやはりボブだと思います。

結構深めのV字のニットを着て、その上にレザージャケットを着るスタイルが日常的な気がしてかなり格好良いと思います。しかも何年も着続けた感じが出ていてより日常感が出ていて本当に格好良いと思いました。

それでは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。



ビームス プラス / バンドカラー プルオーバー オックスフォード ストライプ
カラー:ピンク、オレンジ、イエロー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥15,400(税込)
商品番号:38-11-1349-139

ヨーロッパのヴィンテージのワークシャツをベースにした、プルオーバーのオックスフォード生地のストライプシャツです。ポップな色を使ったホリゾンタルストライプなので、シャツとしては勿論ですがインナーとしても使い勝手が良いと思います。

色も明るいピンク、オレンジ、イエローの3色で、どの色も春に映える色なのでこれからの時期に重宝するのではないでしょうか?

こちらも既に店頭に入荷していますので、気になった方はお近くの店舗に問い合わせていただければと思います。

それでは『ドラッグストア・カウボーイ』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第254夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

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今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第254回目はこちら


『怪獣グワンジ』(1969)

監督:ジェームズ・オコノリー

共同制作・特殊効果:レイ・ハリーハウゼン

出演:ジェームズ・フランシスカス / ギラ・ゴラン / リチャード・カールソン / ローレンス・ナイスミス

あらすじ:

1912年、メキシコのジプシーが「禁断の谷」と呼ばれる渓谷の入口で死んでいるのを発見する。そしてその手には麻袋があり、その中には見知らぬ生物が入っていた。死んだ男の弟はその見知らぬ生物をサーカスに売り込み、自分もサーカスの一員となりその生物で儲けようと企むが……

今回もこのブログではあまり扱っていない「西部劇」と「ファンタジー」というジャンルの作品を取り上げます。

普段なら監督と出演者の紹介のみで他のスタッフの名前は出さないのですが、今回は「レイ・ハリーハウゼン」という人の名前を記載しています。

この方は1950年代から1970年代にかけて活躍した特撮監督であり特殊効果スタッフでありストップモーション・アニメーターで、ジョージ・ルーカス、ジェームズ・キャメロン、テリー・ギリアムなどの現在でも活躍している映画監督や日本の『ゴジラ』やピクサーの作品にも影響を与えた人物です。

勿論、今の目で観てしまえば迫力やリアルさに欠けるところはありますが、この恐竜を始めとするモンスターを1950年代にリアルタイムで観ていたらびっくりしたと思いますし、後のそうそうたる監督たちに影響を与えたというのも分かります。

この映画も是非、恐竜や謎の生物に注目して観ていただくのが良いと思います。

ここからはいつも通り衣装を見ていきたいのですが、劇中の衣装が本当に衣装過ぎて日常で参考になるものがなかったので、今回はお休みします。


そして今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。



ビームス プラス / スポーツブルゾン ナイロン サテン
カラー:ブラック、バーガンディ、ブルー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥30,800(税込)
商品番号:38-18-0643-791

かなりシンプルな2パッチポケットのスポーツブルゾンで、段リブやクラシックなジッパーがポイントです。

生地は強いシワ加工を施したナイロンサテンの生地で、普通のサテンの生地よりも表情があり、鈍い光沢感が魅力です。

サイズ感は標準的なバランスで、シャツやカットソーだけではなく、スウェットも着ていただけるので着ていただける時期と幅が広いモデルです。

正直、在庫数が少ないので気になる方は是非、問い合わせ頂ければと思います。


それでは『怪獣グワンジ』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第253夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


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第253回目はこちら


『恐怖のまわり道』(1945)

監督:エドガー・G・ウルマー

出演:トム・ニール / アン・サヴェージ / クラウディア・ドレイク / エドマンド・マクドナルド

あらすじ:

ニューヨークでジャズピアニストのアルは交際していた歌手のスーを追ってヒッチハイクでロサンゼルスに向かっていた。アリゾナでハスケルという男の車に同乗する事が出来たが、ハスケルが急死してしまい……

今まで何度となく紹介しているいわゆる「フィルムノワール」と言われるジャンルの作品ではあるのですが、今作の主人公は自ら動くというよりは流されていった結果が……という巻き込まれ型のフィルムノワールです。

殺意など全くなく、ヒッチハイクで同乗させてもらった男が急死してしまったことによりどんどん悪い方向に進んでしまう事をアルのモノローグで語られていきます。

作品の上映時間が67分とかなり短いので、どのような結末になるのか考えていたら唐突に終わってしまいました。観終わってみると何とも不思議な後味のある作品でした。

上映時間が短いので、映画というよりもドラマを観る感覚で、観て頂ければよいと思います。

今回も白黒作品の為、衣装紹介はお休みさせていただきます。


そしてここからは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。


ビームス プラス / ポケットTシャツ インレイ ストライプ
カラー:オフホワイト、ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥11,000(税込)
商品番号:38-14-0074-048

ピリングが起きづらい特殊な撚り方で作った糸を使用したストライプ柄のロングスリーブTシャツです。

生地は凹凸があり肌への接地面も少ないので、暑い時期でも快適に着用していただける1着です。

ボーダーのピッチが細いのでインナーとしてもかなり使いやすくオックスフォードのボタンダウンシャツとの相性が良いのは勿論ですが、シャンブレーのワークシャツのインナーとしても主張はありますが相性は良いと思います。

こちらも既に店頭に入荷しているので、気になった方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。


それでは『恐怖のまわり道』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第252夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


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第252回目はこちら


『パール』(2022)

監督:タイ・ウエスト

出演:ミア・ゴス / デヴィッド・コレンスウェット / タンディ・ライト / マシュー・サンダーランド / エマ・ジェンキンズ=プーロ

あらすじ:

1918年、テキサスの牧場で暮らしているパールはスターになり銀幕の中で踊る事を夢見ていたが、現実は厳しい母と病気の父の世話をして暮らしている。そんな時、全国を回るダンサーのオーディションが開催されると聞いて参加を決意するが……

まず今回紹介する『パール』はホラー映画であり、かなり強烈なゴアシーンもあるので苦手な方は鑑賞は控えていただいた方が良いかもしれません。

では、何故そんな作品を紹介するのかといえば、パールを演じた主演のミア・ゴスの演技が凄いのと映画として面白いからなんです。

実はこの作品は3部作の2作目にあたる作品で、1作目が『X(エックス)』(2022)でミア・ゴスはこの作品にも出演しており、この『X』の60年前の前日譚が今回紹介する『パール』で、今年日本公開予定の『MaXXXine(マキシーン)』と合わせて3部作です。勿論、『MaXXXine(マキシーン)』の主演もミア・ゴスです。

最初の2作共にかなり評判が良く、2024年に制作された3作目の『MaXXXine』もホラー映画好きの期待がかなり高い作品です。

このシリーズの魅力は何といってもミア・ゴスの怪演で、これに圧倒されてしまいます。もう本当に最後まで目が離せません。そして3作品通して監督が同じタイ・ウエストなので世界観も崩れていないでしょうし、時間もタイトで観やすい作品だと思います
このブログであまりホラー作品を紹介する機会が少ないので、たまにはこの様な作品も良いのではないでしょうか?

それでは衣装を見ていきます。

今作は登場人物が少ないのですが、その中の映写技師の恰好に注目しみましょう。彼の衣装はシャツにネクタイを締め、サスペンダーでパンツを留めています。舞台設定が1918年なのでジャケットはかなりクラシックな物だと想像できますが、劇中ではジャケットを着ているシーンがないので確認が出来ませんでした。その分、シャツのディティールが分かったのですがラウンドカラーのシャツや小振りのレギュラーカラーのシャツにカラーバーを使用していてかなり洒落ています。

シンプルにネクタイを締めるのも良いのですが、今まで使ってこなかったカラーバーを使ってみようかと思いました。

ここからは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。



ビームス プラス / ボタンダウン クラシックフィット ウール ストライプ
カラー:ブラウン、オレンジ、ブルー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥27,500(税込)
商品番号:38-11-1158-139

定番のボタンダウンシャツとは違ったシルエットのクラシックフィットのボタンダウンシャツです。

サイズは定番の物に比べてやや長めの着丈、Aラインのシルエットのゆったりしたフィッティングで、台襟も高めでフロントボタンも6個なので着て頂いた時の印象はかなり変わってくると思います。

生地にはスーパーファインメリノウールの超細番手の糸を2本撚って1本に糸にしたウールを使用しており、手触りは超長綿の様な柔らかさと軽やかさを持った生地に仕上がっています。また原料からウォッシャブル加工をかけている為、ご家庭での洗濯も可能で、原料の糸の撚りを強くしているので皺にもなりにくいシャツです。

カラーはブラウン、オレンジ、ブルーの3色で、どの色も春らしいペールトーンでジャケットのインナーはもちろんコットンニットやベストとの相性も抜群だと思います。生地もウールとは思えないくらい軽いので春から初夏にかけても活躍する事間違いなしの1枚だと思います。

何より生地の肌触りが素晴らしいので、気になった方はお近くの店舗に問い合わせて直接生地感を確かめて頂ければと思います。

それでは『パール』お楽しみ下さい。

コヴ





BEAMS PLUS ロードショー 第251夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第251回目はこちら


『華氏451』(2018)

監督:ラミン・バーナリ

出演:マイケル・B・ジョーダン / マイケル・シャノン / ソフィア・ブテラ / リリー・シン / ディラン・テイラー

あらすじ:

「焼火士」として書物を焼く事を誇りとしているモンターグ。ある日、大量の本が所蔵してある家が見つかり、現場へ向かうと所有者の老婦人はある言葉を残し本と一緒に焼身自殺をしてしまう……

アメリカの作家のレイ・ブラッドベリの1953年に書かれた小説で、1966年にフランソワ・トリュフォーによって映画化された作品の2018年に作られたアメリカ版です。

情報は映像と音声のみで本や活字を禁じられた近未来の話で、主人公のモンターグは禁じられた本を見つけて焼却処分にする「焼火士」という仕事をしています。現状を疑わずにきたモンターグは小さな違和感を感じながら仕事をしていましたが、ある事がきっかけで現状を疑う事になっていきます。そして……

情報統制された近未来ディストピアの話でこの作品が書かれた1953年では空想の話でしたが、現状を見渡してみると決して空想の話ではない怖さを感じながら観ていました。

自分個人の話をすると電車の中や待ち合わせの時はなるべくスマートフォンではなく本を読もうと思っているのですが、思ったほど読めていないのでより意識しようと思いました。

何より過去の歴史を学ぶことで現状をしっかりと認識する事が出来ると思っているので、本作の中で行われている「焚書」という行為は本当に愚かな行為だと思います。

その他にも政府による情報統制や歴史の改ざん等、他人事とは思えない現状があり今観て良かった作品だと感じましたし、次は原作を読むのとトリフォー版の映画も観てみようと思っています。

因みにタイトルの『華氏451』の「華氏」はアメリカ、カナダで使われている温度計の単位、私達の使っている単位は「摂氏」で、「華氏451」は本に使われている紙が燃え始める温度の事で摂氏でいうと233度の事だそうです。

それでは衣装を見ていきましょう。

近未来の話なので、いつもの馴染みのある洋服はほとんど出てこないのですが単純に格好良いと思ったのがマイケル・シャノンが着ている「焼火士」の中隊長の制服でピッタリしたレザーの様な素材にファイヤーマンコートの様なフックで前を留める仕様のジャケットでこれが単純に格好良かったです。

劇中で行っていることは現状の消防士とは正反対の事なのに衣装は似せているのが面白いと思いましたし、着る人を選ぶジャケットだなとも思いながら観ていました。

ここからは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。


ビームス プラス / ボタンダウン クラシックフィット タイプライター プレイド
カラー:ホワイト、グリーン、ブルー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥15,400(税込)
商品番号:38-11-1368-139

定番のボタンダウンシャツよりも古いディティールを採用しているシャツで、定番のシャツに比べて末広がりであり身幅もかなりゆとりがあります。台襟裳も高くなっているので、よりネクタイも巻きやすい仕様です。

使用している生地は細目の糸を高密度で織った「タイプライター」と呼ばれる生地で、一番の特徴はハリ感がしっかり、滑らかな肌触りという事です。

高密度で織っているため、生地の表面も滑らかでかなり着やすいです。

柄も色もベーシックなので季節問わず、インナーとしても一枚でも活躍すると思いますので、気になる方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。

それでは『華氏451』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第250夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第250回目はこちら


『黒い罠』(1958)

監督:オーソン・ウェルズ

出演:オーソン・ウェルズ / チャールトン・ヘストン / ジャネット・リー / ジョセフ・カレイヤ / エイキム・タミロフ

あらすじ:

メキシコとアメリカの国境で自動車爆発事件が起こり、その捜査の為にメキシコの麻薬捜査官ヴァルガスとアメリカの捜査官クインランという老捜査官が共同で動くことになったのだが……

俳優、脚本家、映画監督として有名なオーソン・ウェールズが監督、脚本、出演もこなしたノワール映画です。

この作品だと老捜査官を演じる為に老人の特殊メイクをし洋服の中に詰め物をして巨体の老人を演じたオーソン・ウェルズの怪演が印象に残ったのですが、有名なのは冒頭のワンカットの長回しも印象的でした。

ここ数回のブログでは白黒作品を取り上げる事が多くなってきていますが、毎回言っていますし自分でも感じているのは白黒、カラー関係なく面白い作品は沢山あるのだという事です。

この作品もしっかりと話が練られていてハラハラしながら観入ってしまいました。

毎回、もっと古い作品も観た方が色々と楽しめると感じています。

しかし衣装に着目してみると白黒なので、生地の色はもちろん質感も分かりにくいので、そこだけが難点です。ですので今回も衣装についてはお休みいたします。

ここからは今週のBEAMS PLUSの商品紹介です。



ビームス プラス / オープン カラー スラブ シャンブレー
カラー:レッド、グリーン、ブルー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥15,400(税込)
商品番号:38-11-1161-139

まだまだ寒い日は続いていますが、春の新作のシャツが入荷してまいりました。ビームス プラスが得意とするシャンブレーの生地のオープンカラーシャツのですが、今回は玉虫調のカラーシャンブレーシャツです。

縦糸、横糸の色を変え、糸の太さを変える事で立体感のある生地に仕上がっています。

玉虫調ですがカラーはレッド、グリーン、ブルーの3色で、正直、写真と実際の生地の色が違って見えると思うので、店頭で直接確認して頂ければと思います。今までのシャンブレーシャツとも違った雰囲気でかなりお勧めの1枚です。

それでは『黒い罠』お楽しみ下さい。

コヴ