この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第218回目はこちら
『さらば愛しき女よ』(1975)
監督:ディック・リチャーズ
出演:ロバート・ミッチャム / シャーロット・ランプリング / ジョン・アイアランド / ジャック・オハローラン / シルヴィア・マイルズ
あらすじ:
1941年のロサンゼルス。刑務所帰りの男から恋人だった女性を探してほしいと依頼を受けた私立探偵のフィリップ・マーロウは調査に取り掛かる。調査を進めるうちにある女性と知り合うが、周りでは不可解な殺人も起こり始めて……
図らずも2週連続でロバート・ミッチャム出演の映画を取り扱うことになってしまいました。先週の作品と全く違うキャラクターです。
レイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説が原作で、有名な作品だと映画の原作の「さらば愛しき女よ」、「長いお別れ」、「大いなる眠り」等があり、これらの作品の邦訳もしている村上春樹にも大きく影響を与えている作家だそうです。
この作品の主人公のフィリップ・マーロウはただのタフガイではなくかなり癖のある人物で、その主人公が依頼の調査を進めていくと物語のカギとなるファムファタールと出会い、そこから物語が加速していくという現代から見るとかなり定番的なストーリーではあるのですが、このストーリーの形が良く出来ているからこそその後の多くの作品で模倣されていくのだと観ていて思いました。
アクションシーンは現代の作品と比べるとどうしても鈍重な印象にはなりますが、とても味のあるシーンも多いですし、どこか諦念を感じさせるロバート・ミッチャム演じるフィリップ・マーロウがとても良かったです。
本筋とは全く関係ないですが、ロッキーでブレイクする前のシルベスタ・スタローンが端役で出ているので、いつ出てくるのかに注目しながら観るのも面白いと思います。
それでは衣装を見ていきましょう。
舞台が1940年代なので、今のようなよりカジュアルな恰好をしているキャラクターはほぼいなくて、みんなスーツを着ています。
そのスーツも肩パッドが入っているかなりしっかりした肩のライン、身幅もほぼ絞られていないBOXシルエット、お尻まで隠れるくらいの長い着丈と1940年代のジャケットらしい特徴が多いに見られます。
この辺の衣装の再現度はやはりしっかりしているので、この時代に限らず50年代、60年代、70年代それぞれのジャケットやスーツの特徴を確認するのであればその年代に合わせた映画を見ると一番わかりやすいと思います。
ちなみに自分が一番格好良いと思うスーツの年代は60年代です。
ここからは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。
ビームス プラス / 3ボタン ジャケット シアサッカー
カラー:ブルー、ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥35,200(税込)
商品番号:38-16-0509-874
夏の定番であるシアサッカー生地の3ボタンジャケットです。
ベースは1960年代のジャケットで、サイズフィッティングを現代風にアップデートさせ今の時代に着やすいジャケットに仕上がっております。
3パッチポケット、センターフックドベント、セミナローラペル、段返り3ボタンとベーシックなスタイルを踏襲しつつ、生地に使用しているのは吸水性、速乾性に優れた生地を使用し、高温多湿の日本の夏に快適に着て頂けるようにアップデートをしております。
そして共地のパンツも用意しているので
ビームス プラス / アイビー トラウザーズ アンクル カット シアサッカー
カラー:ブルー、ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥19,800(税込)
商品番号:38-23-0245-874
セットアップとして着用して頂けます。
こちらも既に店頭に入荷しておりますので、気になった方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。
それでは『さらば愛しき女よ』お楽しみ下さい。
コヴ