スタッフ「コヴ」の記事

BEAMS PLUS ロードショー 第192夜

この時間は、私のと偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第192回目はこちら


『鳥』(1963)

監督:アルフレッド・ヒッチコック

出演:ティッピ・ヘドレン / ロッド・テイラー / スザンヌ・プレシェット / ヴェロニカ・カートライト / ジェシカ・タンディ

あらすじ:

メラニー・ダニエルズはサンフランシスコのペットショップでミッチーブレナーというインコを探している弁護士と出会う。

その弁護士が気になったメラニーはサプライズでインコを届ける為に彼が週末に帰っているボデガベイへと向かうが、インコを届ける時に一匹のカモメに襲われる。

それが恐怖の始まりだった……

スリラーの巨匠と呼ばれるアルフレッド・ヒッチコックの1963年の作品で、動物パニック映画の原点と呼ばれている作品です。

通常の車を運転しているシーンなんかは背景が合成だというのが分かるのですが、鳥たちが襲ってくるシーンは当時の最先端の合成技術を使っているそうでかなりの迫力です。

現代の様々なゴア描写に慣れている自分からすると劇中に出てくるショックシーンは見慣れている物ですが、当時の人達からしたらかなり衝撃のシーンだったのではないかと思うところもありました。

恋愛ものの雰囲気のある前半から徐々に不穏で恐ろしい雰囲気に変わってパニック映画にになる本作ですが、一番怖いのはラストシーンではないでしょうか?

今作は生物パニック映画ではあるのですがただのパニック映画ではなく、ある心理についての映画だという事も観ていくうちにわかると思います。鳥達が人間を襲う原因は明示されませんが、その心理をヒントにすると見えてくるものがあるのではないでしょうか?
是非、ご自身で確かめて頂ければと思います。

ここからは衣装を見ていきましょう。

気になるのはやはりミッチーの恰好で平日の仕事の時には当時の1960年代らしいスーツを着ていますが、週末の自宅にいる時はリブ編みのニットに細身の軍パンを合わせています。このパンツがどの時代のどこの国のパンツなのかが思い出せないのですが、とても上品に見える事と当時から日常的にこの様なコーディネートをしていた事を知れたのが良かったです。
そして今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。


ビームス プラス / バックフリース ミリタリー ライナー
カラー:ブラック、オリーブ
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥19,800(税込)
商品番号:38-18-0001-139

昨年も出ていたアイテムで、スタッフの間で人気が出て一度完売したアイテムです。

使っている生地は軽さと暖かさのある縦、横に伸縮性のあるバックフリースを使用し、ヨーロッパのミリタリーライナーをデザインのベースに、フロント部分やポケットのジップ、ハンドウォーマーにもなる袖口リブのスリット等、機能面もアップデートしております

サイズに関してはややゆとりのあるパターンを採用しているのでライトアウターとしても使えますし、ミドルレイヤーのインナーとしても活躍する一枚です。

実際に自分も購入して旅行の時に使ったのですが、インナー、アウターどちらとしても本当に使いやすく、めちゃめちゃお勧めのアイテムですよ。

気になった方は是非、お近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。


それでは『鳥』お楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第191夜

この時間は、私のと偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第191回目はこちら


『セルピコ』(1973)

監督:シドニー・ルメット

出演:アル・パチーノ / ジョン・ランドルフ / ジャック・キーホー / ビフ・マクガイア / トニー・ラバーツ / コーネリア・シャープ

あらすじ:

子供の頃から憧れていた警察官になったセルピコ。しかし現状は彼が憧れていた警察官とは違うものだった……

1970年代にニューヨーク市警の汚職を告発した実在の人物の伝記映画です。

当時のニューヨーク市警は犯罪者から賄賂を貰う事で様々な犯罪を見逃していたらしく、相当治安が悪く特に地下鉄は本当に危なかったようです。

そんなニューヨーク市警の中で賄賂を取らずに警官としての職務を全うしようとしていた「マイケル・セルピコ」ですが、当時の警官の中では相当異質だった事が劇中でも描かれています。

制服を着た警察官も私服の刑事達も金額の多寡は違えどみんな同じ様に賄賂を受け取っている中で、賄賂を受け取らないセルピコの事を当然、警戒する様になりますし、徐々に嫌がらせすらする様になってきます。

また頼みにしていた上層部も評判を気にするあまり動こうとしません

みんなが行っている悪い事をせず自分一人で正しい事を行い続けるという事は、現実では本当に勇気がいる事ですし難しい事だと思います。ましてや犯罪に関わる事が多い警察官であればどさくさに紛れて殺されてしまう可能性も大いにあったと思います。

劇中ではその正義を貫く気持ちと殺されるかもしれないという恐怖をアル・パチーノが見事に演じていると思います。

この映画の前年の1972年に『ゴッドファーザー』、この作品の次の年の1974年に『ゴッドファーザーⅡ』に主演してあのマイケル・コルレオーネを演じ、しかも同じ人物が演じているのかとは思えないくらいの変わり方で本当に役者としての凄みを見せつけられる思いです。

セルピコがどうなるのかは是非、ご自身で確かめて頂きたいと思います。

ここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。

やはり気になるのはセルピコの刑事らしからぬヒッピーの様な衣装ではないでしょうか?

制服組の時から私服を着る事にこだわっていて劇中では「警察官の制服やあまりにも刑事然とした恰好では街に溶け込めない。」といってほとんど私服で、しかもヒッピーの様な格好をしています。

他の私服警官たちもジャケットをメインに思い思いの格好はしているのですが、どうして彼だけヒッピーなのかと考えた時に1970年代という時代もありますがヒッピーという文化自体がカウンターカルチャーであり、今のシステムへの反発という意味でこの様な衣装になったのではないかと思いました。(実際のセルピコがこの様な恰好をしていただけなのかもしれませんが……)

暗黙の了解でみんなが行っている賄賂というルールに反発し、自分だけはそこに染まらない異質な存在というのを表現するのにとてもピッタリな衣装ではないでしょうか?

誰がどんな物を着ているかをちょっと気にしながら観て頂くのも面白いと思います。


それではBEAMS PLUSのアイテム紹介です。

今週はこちらです。


ビームス プラス / N-3B ダウン ジャケット
カラー:ブラック、オリーブ、ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥52,800(税込)
商品番号:38-18-0373-139

こちらはフライトジャケットの中でもヘビーゾーンと言われる極寒地用のフライトジャケットで1950年代のモデルをベースに現代で着用しやすい様にアップデートさせたモデルです。

フロントはダブルジップで冷たい空気が入ってこない様に前立てもしっかり付いてます。チェスト部分の本来であれば酸素マスクのホースを固定する為のタブは隠しポケットにして細かい物を入れられる様にしています。

身幅はゆとりを持たせて重ね着をしやすい様になっていますし、表地は光沢のあるヘビーナイロンツイルを使用しているので見た目の重厚感はしっかりあります。しかし中には綿ではなく650フィルパワーのフェザーダウンを使用しているので軽量で暖かく街の中で扱いやすいダウンジャケットに仕上がっております。

軍物としても定番のモデルであり、街中での着やすさを追求したジャケットですので、フライトジャケットをお探しの方にも着やすいダウンジャケットをお探しの方にも大いにお勧め出来るアイテムです。

こちらは既に入荷していますので、お近くの店舗で実際に試着をしてみて下さい。

それでは『ゼルピコ』お楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第190夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第190回目はこちら


『ビヨンド・ザ・エッジ 世界を変えたエベレスト初登頂』(2013)

監督:リアン・プーリー

出演:チャド・モフィット / リナム・シェルパ / ジョン・ライト / ジョシュア・ラター

あらすじ:

1953年、世界最高峰のエベレストの登頂はまだ達成されずにいた。各国が初登頂を目指す中イギリスの遠征隊に参加しているニュージーランド出身のエドモンド・ヒラリーも初登頂を狙っていた……

この作品はエベレスト初登頂を達成したエドモンド・ヒラリーについての再現映像を含めたドキュメンタリー映画です。

自分はハイキングや登山をやらないので、8849mという高さの凄さや恐ろしさというのが分からないのですが、この作品を観て少しだけですがその凄さを想像する事が出来ました。

気圧や気温による人体への影響、急変する天候、斜面の状態、巨大なクレパスと様々な影響があり、かなり運も重要なんだと分かりました。

そしてそんな登頂を目指す遠征隊は本隊は13名、シェルパが20名、ポーターが362名と約400名いたそうです。因みにシェルパとはネパールの山岳民族の事で、山になれているのでガイドとしての役割を担っておりそこからガイドの事を総じてシェルパと呼ぶようになったそうです。

こんな大人数で部隊を編成しても辿り着けるかどうか分からないくらいエベレスト登頂は困難な事業であり、それぞれの国の威信をかけた事業でした。

そんなイギリスの遠征隊の中で、ニュージーランド出身だったヒラリーともう一人シェルパ出身のテンジン・ノルゲイの二人は第一アタック隊に選ばれる様に積極的に仕事をこなしていくのですが第一アタック隊に選ばれるのは他のイギリス人達で……

正直結果は分かっているのですが、その初登頂までがどうだったかというのが本当に興味深く面白かったです。

どんなに大変だったかは是非、ご自身で観て頂ければと思います。

ここからは衣装を見ていきましょう。

今作は再現ドラマと当時の映像を合わせたドキュメンタリーなので注目する衣装自体はないのですが、今の最新のアウトドアギアを知っている自分からすると着ている物が普段着と変わらない様に見えて、それが衝撃でした。

1953年ですから70年前ですが、あんな装備であんなに過酷な登山をしていたのかと思うと本当に偉業なんだと思い知らされました。


そして今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。

こちらです。



ビームス プラス / エクスペディション ダウンパーカⅡ
カラー:ラズベリー、マンゴー、ケール、エッグプラント
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥85,800(税込)
商品番号:38-18-0374-139

先シーズンに登場したエクスペディションダウンパーカの新色が登場しました。

元は1960年代のアウトドアダウンジャケットで機能性とファッション性を備えたジャケットです。

フロントは比翼とダブルジップ仕様で、比翼の内側には小物を入れる小さなポケットを付けています。ウエストポケットもダブルポケット仕様にしたり、内側にも大きなポケットを付けたりと収納もしっかりありバッグ要らずだと思います。

なんといってもこのモデルは復元力の高い800フィルパワーのダウンを使用しより保温力を高め、表の生地に使用している中空ナイロン糸を使用する事で非常に軽量でより着用しやすくなっています。

もう一点、中空ナイロン糸を使用する事で鮮やかな光沢のある色を表現出来ています。しかも色の名前が果物や野菜の名前で表現されているのもアウトドアアイテムらしくて良いですよね!

今日から急に気温が下がりだし、本格的に冬らしくなってきてアウターを探す方も増えていると思います。そんな方に本当にお薦めできるダウンジャケットですので気になった方は是非、お近くの店舗にお問い合わせ下さい。


それでは『ビヨンド・ザ・エッジ 歴史を変えたエベレスト初登頂』お楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第189夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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第189回目はこちら


『カッコーの巣の上で』(1975)

監督:ミロス・フォアマン

出演:ジャック・ニコルソン / ルイーズ・フレッチャー / マイケル・ベリーマン / ブラッド・ドゥリーフ / クリストファー・ロイド / ダニー・デヴィート

あらすじ:

1968年の9月。刑務所の強制労働が嫌でオレゴン州立精神行院に入院してきたランドル・P・マクマーフィ。絶対的な権力を持つ婦長に反抗をしていくが……

アメリカン・ニューシネマの名作の一本です。

カッコウの巣とは精神病院の事を表しているらしく、その病院の中でマクマーフィが騒動を巻き起こしていきます。そしてこの病院の婦長は管理する事が治療に繋がると思っており、自由に振る舞うマクマーフィ含む患者達を徹底的に規則で縛っていきます。

そんなルールや規則でしか患者を見れない病院側に対し、患者一人、一人を人間として見ているマクマーフィにはみんな心を開いていきます。

なので中盤のバスに乗ってからの出来事は本当に美しいシーンですし、その後のバスケットボールをするシーンもとても良い場面だと思います。

そしてクライマックスに向かってある事が進行していき……。結末はご自身で確かめて頂きたい作品です。

ルールや規則で人権すらも縛ろうとする者たちに対して、自由を勝ち取ろうとするアメリカン・ニューシネマらしく、本当に素晴らしい作品だと思います。

それではいつも通り衣装を見ていきましょう。

この作品では何といってもジャック・ニコルソンのスタイルが本当に格好良いのです。(他の登場人物たちはほとんど病院服しか着ていないという事もありますが……)

ボロボロのG-1フライトジャケットの様なレザーブルゾンに折り返して浅く被っているニットキャップ、その下に着ているシャンブレーシャツとデニムパンツとアメカジのお手本の様な格好をしていて、実際にこのスタイルを真似した方は沢山いたのではないでしょうか?

そしてこの格好が他の病院服を着ている患者達とは違う、異物感を表現していると思います。

そしてクライマックスでマクマーフィが着ている物は何なのか、もう一人の人物が何を着ているのかで、どの様な事を表現しようとしているのかが分かるのも上手い表現方法だと思いました。

是非、衣装にも注目して観て頂きたいと思います。


ここからはBEAMS PLUSのアイテムの紹介です。

今週はこちらです。


ビームス プラス / ミリタリー ホースレザー ブルゾン
カラー:ブラック、ブラウン
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥82,500(税込)
商品番号:38-18-0449-202

アメリカ空軍のA2タイプミリタリーブルゾンをデザインベースにし、ホースレザーを使用したレザーブルゾンです。

襟の大きさや袖の仕様をカフ仕様に変更しより着やすくなっていますが、裾のリブであったり大きなフラップポケットのクラシックな雰囲気もしっかり残してあるブルゾンです。

ホースレザーというと硬くて重いイメージがあるかもしれませんが、このブルゾンは見た目の重厚さに反して軽さを柔らかさがあるのでより日常で着用しやすいモデルに仕上がっています。

この様なレザーブルゾンはハードに着る事も出来るのですが、自分はハイゲージのタートルネックのニットにグレーのフランネルのパンツを合わせる様な落ち着いた大人の着こなしも良いのではないかと思っています。

色々な着こなしの出来るレザーブルゾンだと思いますので、気になる方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。


それでは『カッコーの巣の上で』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第188夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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第188回目はこちら


『ザ・ダイバー』(2000)

監督:ジョージ・ティルマン・ジュニア

出演:ロバート・デ・ニーロ / キューバ・グッティング・ジュニア / シャーリーズ・セロン / アーンジャニュー・エリス /

あらすじ:

大戦終結後の1940年代。小作人の子供だったカール・ブラシアは海軍に入隊し、泳ぎが上手いことを認められ黒人としては異例の甲板兵となる。ある時、ヘリコプターの事故の際に潜水士が乗組員を命がけで助けた事に感動し、潜水士の養成所に入ろうとするが当時は白人しか認められておらず……

これは黒人初の海軍マスターダイバーになったカール・ブラシアの自伝的映画です。

海軍に入隊しても黒人はコックか雑用夫にしかなれない時代に、自分の力でやりたい事に向かって進んでいく主人公のカール・ブラシアに対するのはここでも人種差別という理不尽であり、その理不尽を体現するのがロバート・デ・二―ロ扮するビリー・サンデーです。

しかしカールはそれにも負けず潜水士の資格を取り自らの道を進んでいくのに対して、ビリーはどんどん身を持ち崩していきます。そしてこの対照的に描かれている二人がどう再会し、どの様な道を進んでいくのかは是非、ご自身で確認して頂きたいと思います。

この時代を描いている戦争関連の映画を観ていると仲間なはずの同じ軍隊内でも差別があるのが描かれていて、それを様子を見ているとそれだけ人種差別というものが当時の人達の中で普通の事だったのかが窺えます。

人種差別は今現在でもアメリカだけではなく全世界で行われている事で、本当に悲しい事ですし、絶対になくすべき事だと思います。

あと作中で以前このブログでも取り上げた「ジャッキー・ロビンソン」の名前がラジオの野球中継から流れるシーンがあり、この人も様々な差別からくる妨害に屈せずに黒人初のメジャーリーガーになった事を考えると、同じく黒人として初のマスターダイバーになったカールと重なってグッとくるものがありました。

それでは衣装を見ていきましょう。

基本的に軍内の話なので出てくるのは軍服ばかりですが、そこで気になるのはデニム生地のセーラーパンツです。

シャンブレーのシャツに裾にかけてフレア気味に広がっているセーラーパンツはかなり格好良く、自分でも履きたいなと思うのですが足の長さが全く違うのであんな風に履けないだろうなと少し悲しい気持ちで観ていました。

他にも甲板上の普通の兵士の格好を見ているだけでもかなり格好良く、着こなしの参考になると思います。


ここからは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。

今週はこちらです。



ビームス プラス / ナイロン リップストップ ミリタリー パフ ベスト
カラー:グレー、カーキ、オリーブ、ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥28,600(税込)
商品番号:38-06-0050-139

こちらはフランス軍のミリタリーベストをベースした中綿入りのベストです。

表の生地はナチュラルな仕上がりになる様に染色をしたナイロンリップストップ地で、光沢は無くマットな表情なので日常的にも使いやすいと思います。

中は保温性の高い中綿を入れているのでダウンベストの様に嵩張らないですが、かなり暖かいと思います。

真冬は別ですがこの様なベストの方が中に重ね着も出来て脱いだ時にも邪魔にならないので、電車移動の方はもちろん車移動が多い方も使い勝手が良いのではないかと思っています。

こちらも既に入荷していますし、急に秋らしく気温も下がっていますのでこれからの季節に大活躍する一着ではないでしょうか?

気になる方はお近くの店舗に落ち合わせ頂ければと思います。


それでは『ザ・ダイバー』お楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第187夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


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ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第187回目はこちら


『ヒマラヤ杉に降る雪』(1999)

監督:スコット・ヒックス

出演:イーサン・ホーク / 工藤夕貴 / リーヴ・カーニー / 鈴木杏 / リック・ユーン / サム・シェパード / マックス・フォン・シドー

あらすじ:

1954年、ワシントン州沖の小さな島で打撲痕のある死体が漁船の網から発見され、事件の容疑者として日系アメリカ人のミヤモトが逮捕される。そんな中、新聞記者のイシュマエルは事件のある重大な証拠を発見するが……

舞台となる時代は1954年なので戦争は終わっているのですがそれでも根強く残っている日系人への偏見と差別と、真珠湾攻撃により始まった戦争と日系人の強制収容の様子が同時進行で描かれていきます。

特に収容所に連れていかれる際にタグの様な物を着ている洋服に付けられるのですが、その様子が人間としてではなく物の様に扱って様に写り、かなりショックを受けました。

そしてそこにイシュマエルと日系人で今はミヤモトの妻であるハツエとの幼い恋の行方が絡んできます。

人種差別と価値観の違いから生じる偏見、時代を支配する空気、悪い影響しか及ぼさない戦争、そして否応なしに巻き込まれ運命が変わってしまう人達。本当に戦争や人種差別が無くなれば良いと思います。

この作品はミステリーとしての面白さもありますが、冬の寒さやこの島の静かさが伝わってくる静謐で幻想的な映像も良かったです。

それではいつも通り衣装を見ていきましょう。

出てくる人達はは皆、地味な恰好をしているのですが、その中で気になったのは男性達が着ているコートです。相当寒い地域でしっかりと着込まないと寒いはずで、上に着るコートも厚手の生地だと思います。そのコートの重厚さに負けない着こなしをしていて、自分も同じ様に着こなせる大人になりたいと思いながら観ていました。その辺もちょっと意識して観て頂いても面白いと思います。


ここからは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。

今回、紹介するのはこちらです。


ビームス プラス / ハンティング パフ ジャケット
カラー:ベージュ、オレンジ、グリーン
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥93,500(税込)
商品番号:38-18-0378-139

アウトドアブランドの古いダウンジャケットをベースにデザインしており、大きなフラップポケット、レザーのトリミングのあるハンドウォーマー、フードは取り外しが可能で、袖口は風が入ってこない様にリブ仕様になっていて、フロントジップはグローブをしたままでも開閉が出来る様に大きなプルが付いているダブルジップ仕様です

サイズバランスはゆとりを持たせていて、スウェット類は勿論の事、厚手のニットを着てももたつきにくいと思います。

中綿として使っている素材はアウトドアのアイテムにも使われる保温性の高い化繊の綿を使用しているので、軽くて暖かく、脱いだ時の取り回しも楽だと思います。

クラシックな見え方なのに最新素材を使って、着心地や使い勝手を進化させているとてもBEAMS PLUSらしい一着だと思います。

こちらも既に入荷していますので、気になった方はお近くの店舗にお問い合わせ頂ければと思います。


それでは『ヒマラヤ杉に降る雪』お楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第186夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第186回目はこちら


『スケアリーストーリーズ 怖い本』(2019)

監督:アンドレ・ウーヴレダル

出演:ゾーイ・コレッティ / マイケル・ガーザ / ゲイブリエル・ラッシュ / オースティン・ザユル / ナタリー・ガンツホーン 

あらすじ:

1968年のハロウィンの日。幽霊屋敷から持ち帰ってきた本の余白のページに勝手に物語が書き込まれてしまう。そしてその物語に登場した人物が一人づつ消えていってしまう……

こちらはアメリカの児童文学で、広く読まれている本が原作で、アメリカですとホラー好きの子供達には定番の物語だそうです。

正直、極端に怖いという話ではないですが、手軽に観る事の出来る作品だと思います。

脚本、制作にギレルモ・デル・トロが関わっているので、劇中に出てくる怪物は何とも言えない気持ち悪さがあって良かったですし、一番最初の犠牲者の末路も今までにないものでかなり面白いと思いました。

めちゃめちゃ怖いわけではないので、ホラーが苦手な方も観て頂ける作品だと思います。

ここからはいつもの様に衣装を見ていきたいのですが、今回は余り目を引くスタイリングやアイテムが無かったのでお休みします。


そして今週のBEAMS PLUSの商品の紹介です。

今週は自分が欲しいアイテムを紹介しようと思います。

こちらです。


ビームス プラス / ダックハンターカモ ジャカード リバーシブル ワーク パフ ベスト
カラー:オレンジ、オリーブ
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥38,500(税込)
商品番号:38-06-0047-791

こちらのベストはダックハンターカモフラージュの柄をジャカード織りで表現したかなり変わったベストです。

表の生地はコットンポリエステル混紡で、国内でも数台しかない織機で織り上げている手間のかかった生地を使用しています。

身幅は大きく取っているので、カットソーやシャツだけではなくスウェットやセーターとのレイヤードにも向いています。そして表地はカモフラージュ柄ですが、裏にするとシンプルな単色のダイヤ柄のキルティングなので表と裏で全く違うコーディネートに使えるベストです。

この商品も既に入荷しておりますので、気になる方は近くのお店で試着してみて下さい。


もうそろそろハロウィンも近づいておりますので、ホラー映画でもいかがでしょうか?

それでは『スケアリーストーリーズ 怖い本』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第185夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第185回目はこちら


『シカゴ7裁判』(2020)

監督:アーロン・ソーキン

出演:サシャ・バロン・コーエン / エディ・レッドメイン / ヤーヤ・アヴドゥル=マーティン2世 / ジェレミー・ストロング / アレックス・シャープ / ジョン・キャロル・リンチ / マーク・ライランス / ジョセフ・ゴードン・レビット

あらすじ:

1968年、シカゴの民主党大会の際に平和的に行われるはずだった反戦デモが警官隊と衝突して多数の逮捕者と負傷者を出した。そしてその首謀者とされた7人が逮捕され「シカゴ7」と呼ばれ裁判の行方が注目される……

この映画は実話を基にしていています。そして配信サービスが限定されている作品です。

ベトナム戦争が激化し、徴兵される人数も増やされると同時に反戦運動も激しくなっていた1968年。この年にシカゴで行われる民主党の全国党大会に合わせてそれぞれバラバラに集まったヒッピー、イッピー、反戦活動家、学生運動家がデモを扇動したとして共謀罪に問われた裁判とデモの様子を同時に描いていきます。

1969年に第37代合衆国大統領になったニクソンがカウンターカルチャーを潰す為にほとんど有罪ありきで進めた裁判の中で、この被告となった7人と代理人の弁護士がどの様に戦っていくのか、その中で民主主義とは何なのかを問うている作品だと思いました。

上映時間は2時間9分と長い様に感じますが、テンポ良く進んでいくのであっという間に観れてしまうと思います。

1960年代の話ではありますが、現代でも同じような事がアメリカに限らずに起こっていると思います。そんな理不尽に対抗する為にもしっかり選挙に行き自分の意思を表明するのが大事なのだと改めて感じる事の出来た作品でした。

それではいつも通り衣装を見ていきましょう。

立場の違う集団のリーダーが集まって裁判を受けているので、それぞれが分かりやすい格好をしています。その中でも気になったのは学生運動家のエディ・レッドメイン演じるトム・ヘイデンの格好です。

着ている洋服から推測するにアッパークラスの大学生でアイビーリーガーではないかと思わせる衣装を着ています、ボタンダウンシャツにマスタードイエローのコーディロイのジャケット、プリーツの入ったスラックスとお手本の様な格好です。そんな中、一番目についたのは物語の終盤に来ているプルオーバーのショールカラーのニットです。今、自分が欲しいニットだからという事もあるのですが、とても上品に見えて格好良かったです。

あとはジョセフ・ゴードン・レビット演じるリチャード・シュルツのスーツの着方も60年代のお手本の様な姿でこの様にスーツを着れたらと思いました。

是非、チェックしてみて下さい。


ここからはBEAMS PLUSの商品の紹介です。

今週はこちらです。


ビームス プラス / コットン シャギー ニット ストライプ カーディガン
カラー:ブラウン、マスタード、ミントグリーン
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥44,000(税込)
商品番号:38-15-0155-156

今までウールのシャギーニットはあったのですが、こちらはコットンによるシャギーニットカーディガンです。

使用している糸が変わっていて、芯となる糸に別の糸を巻いてその糸に起毛加工を施す事により、毛足の長いシャギー感を出す事が出来ているそうです。

写真だとこの起毛したウールとは違うシャギー感が伝わりづらいので、実際に店頭で手に取って頂きたい一枚です。

正直、毛足が長いので毛玉にもなりやすいとは思いますが、その毛玉の出方も着る方それぞれの個性が出て経年変化を楽しめるカーディガンだと思います。

カラーはクラシックな印象の3色でストライプも太いので、暗いものが多くなる秋冬に差し色として活躍するのではないでしょうか?

こちらは是非、店頭で手に取って柔らかなシャギー感と発色の良さを確かめてみて下さい。

映画自体は配信サービスが限定されてしまいますが、かなり見応えのある作品だと思います。


それでは『シカゴ7裁判』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第184夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第184回目はこちら


『カラー・オブ・ハート』(1998)

監督:ゲイリー・ロス

出演:トビー・マグワイア / リース・ウィザースプーン / ジョーン・アレン / ジェフ・ダニエルズ / ウィリアム・H・メイシー / ドン・ノッツ

あらすじ:

1950年代を舞台にした白黒ドラマ「プレザントヴィル」が好きな高校生のデイヴィッドはある日、謎のテレビ修理人によって双子の妹のジェニファーと共にドラマの中に送られてしまう。そこでジェニファーがとった行動により白黒だったものに……

今回、初めてこの作品を知りました。正直テレビの中に入ってしまいそこからどう脱出するかのドタバタするファンタジーコメディだと思っていたのですが、もっと射程の長いしっかりとしたメッセージのある作品で大好きになってしまいました。

1950年代がテーマのテレビドラマなので、アメリカが理想とする「良き理想のアメリカ」を描いているのですが、多分、映画が作られた1990年代を生きている主人公の二人がその世界に入る事により繰り返されるだけだったドラマの世界に「変化」が起きていきます。

主人公の二人に関わる事により周りの登場人物達が変わっていき、それによって主人公の二人も段々と変わっていきます。その変化の表し方がとても面白いですし、誰がどのタイミングで変化していくのか、そのきっかけは何だったのかを想像するのも面白いと思います。

しかし急速な変化には反発もあり……。是非、その後がどうなっていくかはご自身で確かめて頂ければと思います。

普遍的なテーマを扱っている作品なのでいつ観ても良いと思いますが、このタイミングでこの作品を知る事が出来て良かったと思いました。

ここからは衣装を見ていきましょう。

主な舞台が1950年代でしかもテレビドラマの中での話なので、お手本の様な1950年代の格好が見られます。特に注目するキャラクターはいませんが、当時の雰囲気が分かってコーディネートの参考になるのではないでしょうか?

自分は普段、シャツの裾は出して着ているのですが、この頃の着こなしを見ているとパンツに裾を入れて着るのも格好良いなと思うので、たまにはこんな着方をしても良いかと思っています。


それでは今週のBEAMS PLUSの商品の紹介です。


ビームス プラス / ハウンドトゥース ワークシャツ クラシックフィット
カラー:ブラック、ブラウン
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥25,300(税込)
商品番号:38-11-0299-791

こちらも毎シーズン生地を変えて登場するクラシックフィットのワークシャツです。

今シーズンは柄もクラシックなハウンドトゥース柄で、ブラックとブラウンの二色で登場です。

生地はリサイクルコットンとポリエステルの混紡糸を使っていますが、コットン100%かの様な柔らかい手触りで軽い起毛感もあるのでよりクラシックな雰囲気のシャツに仕上がっています。

形は1940年代のワークシャツをベースにしていて、ダブルのフラップ付きのチェストポケットで左の方は収納部が二つあるダブルポケット仕様になっています。

細かいチェック柄ですが落ち着いたブラックとブラウンの二色なので派手になり過ぎず、ワークスタイルは勿論、アウトドアスタイルのインナーとしても使い易いシャツだと思います。

自分は最近、気に入ったアイテムは二色買い、三色買いをする事が増えているのですが、このシャツもブラック、ブラウン両方とも購入しました。サイズは通常XLサイズを着ているのですが、これはクラシックフットで結構ゆとりがあるので毎回Lサイズを着ています。

こちらも既に入荷しているアイテムなので、気になった方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。


それでは『カラー・オブ・ハート」お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第183夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第183回目はこちら


『レニー・ブルース』(1974)

監督:ボブ・フォッシー

出演:ダスティン・ホフマン / ヴァレリー・ペイン / ジャン・マイナー / スタンリー・ベック / ゲイリー・モートン

あらすじ:

駆け出しのスタンダップコメディアンのレニー・ブルースは全く目が出ないままカルフォルニアに拠点を移す。その間に結婚もし徐々にかけるネタも先鋭的になっていくが……

今、読んでいるスタンダップコメディアンの本でこのレニー・ブルースを知り、この映画も知りました。

劇場にもよるのですが比較的クリーンなテーマを扱う事が多かったスタンダップコメディにそれまではタブーとされていた政治、宗教、人種差別、同性愛、中絶、麻薬、貧困等のアメリカの矛盾をテーマにして人気を上げていったそうです。

後年はその過激な言動を問題視され、あるクラブでの講演中に逮捕されてしまいますが、「言論の自由」を巡る裁判を起こし勝訴します。

そこからは度々、講演中の発言で逮捕されその度に困窮していきますが、それでも戦い続け後世に多大なる影響を与えた人だそうです。

そして今の映画界でもスタンダップコメディアン出身の俳優はかなり多くて、ロビン・ウィリアムス、エディ・マーフィ、ウーピー・ゴールドバーグ、ジム・キャリー、アダム・サンドラー等、日本でも有名な方も多いです。

しかし日本だとお笑いのスタイルが違ったり、時事ネタやアメリカの習慣、英語そのものの言葉遊びもあるのでどうしても鑑賞のハードルが上がってしまいますし少し前まではどこで観れるかも分からなかったのですが、今現在は各配信サービスで字幕付きで観られるので今度チャレンジしてみようと思いました。

この映画自体も作りが面白くて舞台の映画化らしいのですが、俳優がインタビューを受けてこのレニーについて語っているモキュメンタリ―部分とその語っている事に呼応しているレニーのネタと物語で構成されている不思議な作りでした。映像も全編白黒で光の使い方も格好良かったです。

ここからはいつも通り衣装を見ていきたいと思いますが、上記した様に白黒なので洋服の色が分からず紹介し辛いです。しかし主人公のレニーが着ている色々なショート丈のブルゾンは体のバランスに合っていて良かったですし、自分が憧れる普通の物を普通にきている感じがして参考にしたいと思いました。


そして今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。

今週のアイテムはこちらです。


ビームス プラス / ウール ポリエステル カスリ ネップ オープンカラー シャツ
カラー:グレイ、オリーブ
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥24,200(税込)
商品番号:38-11-0274-139

こちらは今の愛知県の尾州で生産されたナイロンとウールを使ったネップカスリ生地のオープンカラーシャツです。

写真では伝わりにくいかもしれませんが、かなりザラッとしていてネップ感の強い生地に仕上がっており、ディティールもゆとりのあるボックスシルエット、チェスト部分のフラップ付きのポケット等のかなりクラシックな印象です。

しかし生地にポリエステルを使用する事で自宅でも洗濯して頂ける様になっています。

雰囲気のあるシャツなので単体で着て頂くのも良いですが、デニムジャケットやストライプのカーディガンと合わせてクラシックな着こなしも良いのではないかと思います。

そしてこちらのシャツも自分が購入して着用してる一枚です。

このシャツも入荷していますので、気になった方はお近くの店舗に問い合わせて頂いて試着してみて下さい。


それでは『レニー・ブルース』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第182夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


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ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第182回目はこちら


『ハーレム・ナイト』(1989)

監督:エディ・マーフィ

出演:エディ・マーフィ / リチャード・プライヤー / レッド・フォックス / デラ・リース / ジャスミン:ガイ

あらすじ:

1918年のニューヨークのハーレム。孤児だったクイックはクラブの経営者のシュガー・レイに育てられ、彼の右腕となる。そんな時に悪徳刑事と組んだギャングのボスが無茶な要求をしてきて……

エディ・マーフィが監督、脚本、出演、製作総指揮を行った作品です。

監督、脚本がエディ・マーフィなのでもっとコメディ要素が強いのかと思いましたが、意外とノワール映画やブラックスプロテーション映画の雰囲気もあり良かったです。

黒人というと奴隷のイメージがありますが、北部の黒人は商売に成功した裕福な実業家もいたのだと思い出しました。そしていくら成功していても差別はあり、搾取の標的になってしまいます。しかしこの映画ではしっかりと落とし前をつけていて最後は溜飲が下がりました。

またこの映画の音楽監修がハービー・ハンコックで劇伴も格好良いですし、エンドロールではルイ・アームストロングでしっかり締めています。是非、サントラも併せて聴いていただくとより楽しめるのではないでしょうか?

それではいつも通り衣装を見ていきましょう。

物語のスタートは1918年ですがメインの時代は1930年代で、カジュアルな恰好をしているキャラクターは出てきません。ほとんどの人物が正装まではいきませんがかなりドレスアップした格好をしているので、そのゴージャスな衣装を見て頂くのが良いと思います。

ちなみの第62回アカデミー賞の衣装デザイン賞にノミネートされているそうです。


ここからは今週のBEAMS PLUSのアイテムの紹介を使用と思います。

今週も前回同様に自分が実際に買ったこちらのアイテムを紹介しようと思います。


ビームス プラス / カラーヒッコリー ミリタリー ユーティリティ トラウザーズ
カラー:マスタード、オリーブ
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥33,000(税込)
商品番号:38-24-0217-791

ベースの形は今までも取り扱っているミリタリー ユーティリティ トラウザーズで通称「ベイカーパンツ」と言われるモデルです。ただのベーカーパンツではなく前後のポケットをそれぞれダブルポケットにする事で小分けして物を入れられる様にアップデートされています。

レングスも少し短めにする事により修理をせずに直ぐに着用して頂ける様になっています。(ちなみに自分はどんなパンツでも裾詰めが必須です。)

今回、自分が一目惚れしたのはインディゴをベースにしたカラーヒッコリーの生地で、フェード加工をしているのでパンツだけ目立つ事もなくコーディネートに取り入れられると思います。

共地のショールカラージャケットもあるので、気になった方はお近くの店舗に問い合わせて頂けばと思います。


ビームス プラス / カラーヒッコリー ミリタリー ショールカラー ジャケット
カラー:マスタード、オリーブ
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥30,800(税込)
商品番号:38-18-0382-791

それでは『ハーレム・ナイト』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第181夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


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今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第181回目はこちら


『グレート・ディベータ― 栄光の教室』(2007)

監督:デンゼル・ワシントン 

出演:デンゼル・ワシントン / フィレスト・ウィティカー / デンゼル・ウィッテカー / ネイト・パーカー / ジャーニ―・スモレット / ジャーメイン・ウィリアムズ

あらすじ:

1935年のテキサス。黒人教師のトルソンはディベート教室を立ち上げ気持ちのある生徒達を募集し、討論会に向けて特訓を始めた。しかしそれを面白く思わない白人社会からの風当たりは強く……

1935年にテキサスのワイリーカレッジにディベート部を作り指導した実在のメルヴィン・トルソンの話です。

特に差別が根強い南部のテキサスで黒人が何かをしようとすると、「黒人」だからという理由で邪魔や妨害が入ります。しかしその妨害にも屈することなく、自分達の出来る事を行っていきディベート大会王者のハーヴァード大学に挑戦します。

結果は是非、ご自身で観て頂きたいのですが、自分が感じたのは学ぶこと、教育の機会の大切さという事でした。

ここに登場する学生達は元々大学に入るくらいですからしっかり勉強も出来る環境で学ぶ事の大切さを知っていると思いますが、そうではない人達も人種に関係無くいたと思います。しかし様々な人が学ぶ機会と環境があればもう少し状況も変わっていたのではないかとも思ったりしました。

そして差別は今も色々な形で続いていますが、どんな事であれ差別は絶対に許される事ではないですし、なくすべき事だと思います。

また前回も書きましたが、自分が当時の状況に置かれた時に今と同じように考えられるのかという事も常々考えていきたいと思っています。

ここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。

舞台は1935年とBEAMS PLUSのメインテーマの時代よりは少し古い時代です。そして今回は特定のキャラクターにフォーカスするというよりも主人公達の着こなしやどの様な生地の物を着ているのか、普段着ている物とフォーマルな場で着ている物の違い等を見ていくと面白いのではないでしょうか?

あとこの映画に限った事ではないのですが、アメリカの季節感を推理しながら観る事も多く、昼間は半袖を着ているのに夜にはセーターを着ていたり、夏の様に見えてずっと長袖物を着ていたりと寒暖差がかなりある地域がある事が分かります。その様な地域によっての気候についても調べていくと、その地域で着られている物を理解出来て面白いとなと思っております。


それでは今週のBEAMS PLUSの商品紹介です。

たまには自分が買ったアイテムの紹介でもしてみようと思います。

こちらです。



ビームス プラス / ショールカラー スウェット
カラー:ブリック、グリーン、サックス
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥16,500(税込)
商品番号:38-13-0187-103

自分がショールカラーのアイテムが好きで、サンプルを見た時に買う事を決めました。

買ったサイズは勿論「XL」でカラーは「ブリック」にしました。サイズはゆとりを持たせている為、ゆったりと着る事が出来ます。

生地はコットン100%の裏起毛の生地で、裏起毛の部分に凹凸のある加工をかけて起毛させているので毛が抜けにくく独特の肌触りです。

よく映画で出てくるリラックスした時に着ているショールカラーのセーターに憧れているのですが、このスウェットはよりリラックス感が出ますし、ウールのチクチクが苦手という方にもお勧め出来る一枚です。

Tシャツの上に着ても良いですし、ボタンダウンシャツの上に着てウールのトラウザーにダウンベストなんかを合わせても雰囲気が良いのではないかと思います。

フーディーよりも大人な雰囲気で、セーターよりも気楽に着れるのでお勧めです。

こちらも既に入荷している商品なので、気になった方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。


それでは『グレート・ディベーター 栄光の教室』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第180夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第180回目はこちら


『クランスマン』(1974)

監督:テレンス・ヤング

出演:リー・マーヴィン / リチャード・バートン / ローラ・ファラーナ / ルチアナ・パルッツィ

あらすじ:

アメリカ南部のアラバマ州のある町では公民権運動と黒人差別の対立が激化していた。現状を憂いている保安官のトラックはそれぞれを抑えてはいたが、町はもう限界に来ていた……

1967年に出版された本が原作の映画です。

黒人差別主義者の一団とそこに恨みを持つ黒人の青年と活動家たち、反差別主義の白人とどうにか事を穏便に済ませたい白人保安官のそれぞれの思惑が交錯して最終的にある悲劇が起こります。

絶対に差別主義者たちが悪いのですが、活動家たちや保安官のそれぞれの立場からすると簡単に勧善懲悪で終了とはいかない難しい問題だとも思いました。

そして自分があの時代の白人に生まれていたら、果たしてその時代の「常識」とされるものに染まらずにいれるのかどうかは本当に分からないといつも思っております。

正直、気分が悪くなる描写もある作品なので、鑑賞に関してはお気をつけ下さい。


ここからは衣装を見ていきましょう。

舞台が田舎なので、そんなに洗練された格好をしているキャラクターはいないのですが、その分その時代の日常の格好に近くて色々参考になります。

今回は特定の人物ではないのですが、出てくるキャラクター達が様々な柄のネルシャツを着ていてその色や柄も面白いですし、着こなしも一時停止しながら確認してしまいました。ストーリーとは関係ない部分ですが、もし良かったらその辺にも注目して観てみると面白いかもしれません。



それでは今週のBEAMS PLUSの商品の紹介です。



ビームス プラス / フェード チェック ワークシャツ
カラー:レッド、イエロー、ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥24,200(税込)
商品番号:38-11-0295-139

1940年代のワークブランドのシャツをベースに、オリジナルで制作したネルチェックを使用したワークシャツです。

ペンポケット付きのチェストポケット、動きに配慮した2枚使いの袖、袖口のパイピングの仕様や各部の3本ステッチ等かなりヴィンテージのワークテイストにこだわっています。

生地はしっかりとした厚さのあるネル生地で使用している染料は徐々に退色していくので、着込んでいった時の経年変化も楽しんで頂けると思います。

このシャツは入荷しているのですが、取り扱っている店舗がかなり限られています。しかし取り寄せは可能なので、気になる方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。


それでは『クランスマン』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第179夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


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第179回目はこちら


『プレイス・イン・ザ・ハート』(1984)

監督:ロバート・ベントン

出演:サリー・フィールド / リンゼイ・クローズ / ダニー・グローヴァ― / エド・ハリス / ジョン・マルコビッチ 

あらすじ:

1935年のテキサス。保安官の夫を亡くして二人の子供と途方に暮れるエドナ。家の借金もあるが何が出来るかも分からなかった.。そんな時、仕事を探しているモーゼスという黒人の提案で綿花栽培を始めるが……

夫の死によって全てを自分がやらなければならなくなったエドナは手探りで生きていく方法を模索します。そんな中で仕事を探していたモーゼスからの提案で綿花栽培開始。そしてそこに半ば無理やり下宿人として住まわせる事になった盲目のウィルも加わります。

素人には無理だと思っていたモーゼス、最初は全く心を開かなかったウィルも偏見のないエドナと接しているうちに協力し、心を開いていきます。

家族とはいかないまでも良いチームとして動き出したのに、時代と場所のせいで……。

1930年代から1960年代に作られたり、舞台の映画を観ると今とは根本的に考え方が違うとはいえ、絶対に差別は許しては駄目ですし、絶対になくさなければいけない事だと思います。

ここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。

正直、ストーリーとは全く関係無く、何で出ているのかも分からないエド・ハリス演じるウェインが仕事帰りに着ているブラックシャンブレーのシャツが気になりました。

衣装なので当たり前といえば当たり前なのですが、そのキャラクターが普段から着続けている感じというか、シャツが馴染んでいる感じが本当に良くて憧れてしまいます。(あくまで衣装の雰囲気であって、このウェインというキャラクターではありません。)

実は自分もブラックシャンブレーのワークシャツを買ったので、この雰囲気に早く近づけるように沢山着て、沢山洗濯をしようと思っています。


それでは今週のBEAMS PLUSの商品の紹介です。

今回紹介する商品はこちらです。


ビームス プラス / インディゴ シャンブレー ワーク シャツ
カラー:ブラック、インディゴ
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥19,800(税込)
商品番号:38-11-0469-139

旧型の織機で制作したセルビッチシャンブレー生地を使用したワークシャツです。使用しているサンフォーキンコットンの糸の自然なネップ感と古い織機を使用する事による凹凸のある生地感が特徴です。

ベースは1940年代のストアブランドのワークシャツで、ペンポケット付きのチェストポケットや当時のワークシャツにみられる2枚使いの袖のディティール、袖口のパイピングの仕様などこだわりが詰まった1着です。

かなり生地はしっかりしているのですが、ここから着続けて洗濯を続けたときにどの様に表情が変化していくのかが楽しみなシャツだと思います。

正直、この様な定番的なアイテムはいつもでも買えると思って買うタイミングが後回しになってしまいがちですが、新しいシーズンが始まる前の今の様な狭間の時期に買っておくと新シーズンが始まった時にも重宝するのではないでしょうか?

一つ注意点としてはインディゴで染色しているアイテムであり製品洗いをしてはいるのですが、移染の心配があるので購入後の初めの数回の洗濯は単品でして頂くのが良いと思います。

こちらもサイズが揃っていますので、気になった方はお近くの店舗に問い合わせ頂ければと思います。


それでは『プレイス・イン・ザ・ハート』お楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第178夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


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今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第178回目はこちら


『ボーイズ・ライフ』(1993)

監督:マイケル・ケイトン=ジョーンズ

出演:ロバート・デ・ニーロ / レオナルド・ディカプリオ / エレン・バーキン / ジョハン・ブレックマン / エリザ・ドゥシュク / クリス・クーパー

あらすじ:

キャロラインと息子のトビーは色々な街を転々としたのちシアトルの田舎町に落ち着く。そこでキャロラインは紳士的なドワイトという男と結婚するが、徐々にドワイトの本性が表れてきて……

トバイアス・ウルフというアメリカの作家の自伝的小説の映画化です。

この作品でロバート・デ・ニーロとレオナルド・ディカプリオが共演しているとは全く知りませんでした。

主人公の継父となるドワイトという男は洋の東西を問わずにいるであろうどうしようもない男で本当に憎たらしいのですが、それを見事に演じているロバート・デ・ニーロが本当に凄いと思います。表情や声、目線だったり本当に実在する様なクズな男で、この憎々しさはロバート・デ・ニーロだから出来るのだと観終わってから感じました。

そしてレオナルド・ディカプリオは明言はされないのですが多分日本でいう中学3年間の主人公を演じていて、当時19才なのですが本当にローティーンの少年の様にしか見えないのもやはり演技が上手いからなのだと思います。

この二人の演技を見るだけでも面白いと思います。

それでは衣装を見ていきましょう。

時代設定は1950年代で勿論当時の恰好をしているのですが、一番気になったのは序盤に出てくる射撃大会でドワイトが着ているハンティングジャケットです。

生地はウールの赤と黒のバッファローチェックなのですが、右肩と両肘にかなり分厚いガンパッチとエルボーパッチが付いている物を着ています。同じ雰囲気のハンティングジャケットをたまに古着屋でも見かけるのですが、さすがに日本の日常では着れない様なジャケットです。

しかし実際にハンティングをするアメリカでは全く違和感がなく、かなり格好良いと思ってしまいます。他にも生活にあった洋服を着ているのでそちらも注目して頂ければと思います。


それでは『ボーイズ・ライフ』お楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第177夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第177回目はこちら


『アメリカン・バーニング』(2016)

監督:ユアン・マクレガー

出演:ユアン・マクレガー / ジェニファー・コネリー / ダコタ・ファニング / ウゾ・アドゥーパ / ピーター・リガード

あらすじ:

1960年代のニューアーク。スウィードは妻のドーンと娘のメリーと幸せに暮らしていた。ベトナム戦争が激化するに従い反戦運動や公民権運動が激しくなる最中、町の郵便局が爆破される。それと同時にメリーが姿を消してしまい、爆破の容疑が掛かる。姿を消したメリーを探すスウィードだったが……

この作品は1997年に発表されたフィリップ・ロスの小説が原作です。

1960年代が舞台でベトナム反戦運動や公民権運動が激しくなっていて、ある衝撃的な場面をTVで観てからその影響で娘のメリーはこの様な運動に参加する様になっていきます。そんな色々と感じている娘からすると何も感じていない両親に失望や苛立ちを感じて反抗期も相まってより拒絶する様になります。

勿論、反戦運動や公民権運動は絶対に必要だったのですが、そのやり方やどの様な団体でその運動を行うかが重要で、表には出てこないですが小説が原作とは言えこの物語と同じような事になってしまった人や家族は沢山いたのではないかと思いました。

これも1960年代の闇の部分なのだと思います。

大きな話ではないのですが、見応えがある作品でした。

それでは衣装を見ていきましょう。

衣装に関しては正直、地味な作品だったのですが、目についたのはジェニファー・コネリーが着ているショールカラーのアランセーターでした。郊外の牧場付きの家に住んでいて、普段からこの様なセーターを着ているんだと思わせる感じも良かったです。

そしてある事を境に衣装が全く違ってしまうのも、同一人物なのに全く変わってしまったという事を表現していて良かったと思います。


ここからは今週のBEAMS PLUSの商品の紹介です。

今週は予約商品を紹介しようと思います。



ビームス プラス / 3ゲージ マルチパターン アラン カーディガン
カラー:オフホワイト、グレイ、ブラウン、パープル、マルチ
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥30,800(税込)
商品番号:38-15-0149-048

こちらは昨シーズンに登場したマルチパターンのアランセーターの新色で、インターシャ編み機を使用してアラン柄でパッチワークを表現しています。機械編みですがハンドニットの様な重量感があり、フロントのウッドボタンの雰囲気も良いです。

サイズバランスはややゆとりのあるサイジングを採用していて、厚手のシャツの上からでもストレスなく重ね着が出来ます。

自分は昨シーズンにオレンジを購入し着用していたのですがアウターとしても使用出来るぐらい暖かく、電車に乗ったり屋内ではむしろ厚いくらい保温性も高いカーディガンです。

昨シーズンのカラーも良かったのですが今シーズンのカラーもどれも良くて、特にパープルは2色目として買おうかどうしようか迷っているくらいです。

こちらは只今、絶賛予約受付中なので、気になった方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。


それでは『アメリカン・バーニング』お楽しみ下さい。


コヴ