この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第152回目はこちら
『ギター弾きの恋』(1999)
監督:ウディ・アレン
出演:ショーン・ペン / サマンサ・モートン / ユマ・サーマン / ウディ・アレン / ジョン・ウォーターズ
あらすじ:
1930年代のシカゴ。ギターの腕前はピカイチだが女遊びがひどく破滅的な生活を送っているエメット。そんな彼がある日、喋る事が出来ない女の子、ハッティと出会う。
まず色々な音楽評論家が出てきて、この世界で2番目に上手いと自称するギターリストの説明を始めます。(1番目が誰かは映画を観て確かめて下さい。)
そして劇中でも時々、評論家が説明をしていくドキュメンタリーの様な作りです。
ストーリーはギターの演奏は天才的なのに、他はどうしようもない主人公と喋る事が出来ない女の子の恋物語です。物語としてはよくある話なのですが、駄目な主人公を演じるショーン・ペンはこうゆう駄目な男を演じさせたら本当に上手いですし、喋る事が出来ないので顔の表情だけで演技をするサマンサ・モートンも素晴らしかったです。
また劇中で演奏される曲とギターが本当に素晴らしいので、ここにも注目して頂ければと思います。
そして映画を観た後にこの主人公のエメット・レイについて調べるとビックリすると思うので是非、調べてみて下さい。
それではここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。
主人公のエメット・レイはいつもスーツかジャケット姿なのですが、後半の家のソファーでうたた寝をしているシーンでこの様なスモーキングジャケットを着ているのですが、とても力が抜けていて良い雰囲気なので注目してみて下さい。
それでは今週のBEAMS PLUSのアイテムの紹介です。
こちらのスモーキングジャケットもここ数シーズン取り扱っているジャケットです。改めて説明しますと19世紀から20世紀前半まで文字通り喫煙時に着ていたジャケットで、タキシードの原型とされていて現在ではタキシードの一種とみなされているそうです。
劇中のスモーキングジャケットの素材は確認出来ないのですが今シーズン、ビームス プラスで取り扱うジャケットは春夏シーズン用なので通気性に優れたパナマ素材と三本の糸を強く撚って一本の糸にしたウールを使ったかなりドライな手触りの一着に仕上がっております。
スモーキングジャケットの定番のディティールとされているショールカラー、ターンナップ使用の袖口、そして襟、袖、ポケットにパイピングを施しています。
ポケットも日常使いしやすいように3パッチポケットにし、ウエストは絞りを入れずにレイヤードもしやすくしています。
劇中ではカットソーの上に羽織ってそこにチーフを巻いている姿でうたた寝していたので、フォーマルというよりはリラックス着として着用されていたようです。
今、着るとしたらやはりリラックスした着方をお勧めします。ベージュは無地なので中に白と青のボーダーのカットソーを合わせて、ホワイトデニムのパンツなんか良さそうですし、バーガンディとブルーは細かいチェック柄なのでシンプルに白のリネンシャツにアイスブルーのデニムを合わせるとリラックス感が出て良いのではないでしょうか?
ジャケットというよりはカーディガン感覚で羽織って頂くと良いと思います。
こちらはまだ予約商品なので気になった方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。
それでは『ギター弾きの恋』お楽しみ下さい。
コヴ