みなさん、こんにちは。
先週に続き、いつも通りの温かい目で、今週もよろしくお願いします。
ビームス プラス 原宿での何気ない会話から…ウチの店の雰囲気にフィットするインディアンジュエリーってどんなのですかね?先週のワークウエアの件とも繋がっていますが、なかなか悩ましいお題だと思います。
以前にメルマガ(BEAMS PLUS TIMES)で「装飾が少なく控え目な佇まいのモノ」と濁したのですが、それって具体的に何?と強めに訊かれもしました。国会さながら発言の意図を問い詰められて追い込まれたワケですw
独断ですが、意図としてはインディアンジュエリー創成期の技術、流れを汲んだいわゆるオールドスタイルを指しています。鍛治職人が自前の限られた道具で銀製品を材料に作ったような雰囲気、表情のジュエリーです。
Jock Favour、Jesse Robbins、FTCあたりが目立った作り手、工房でしょうか。この辺の方々はサウスウエストの先住民族ではありませんが、意欲的にオールドスタイルをリバイバルさせています。
Jock Favour、Jesse Robbins、FTC
経過とともに酸化、硫化によるくすみ、黒ずみも雰囲気の一部になり、愛用品として肌身離せない感覚が芽生えてきます。
ボクの私物、いぶし銀の脇役達
こういったジュエリーは飾り気のないアメリカンカジュアルに自然に溶け込んでくれるだけでなく、ドレスアップした際には鈍い光沢が控え目に主張してくれもします。直球本格派のビームス プラス衆には悪くないハナシですw
写真はないのですが、たまにお世話になっている現地のビンテージディーラーのオヤジの格好で、トラックキャップを被って、ワークシャツをゆったりしたジーンズにタックイン、スクエアトゥのローパーブーツ。そこに古びたオールドスタイルのジュエリー、力が全く入ってないんです、ファッションなんかじゃなくて。ブースでオレンジを剥いて食べながら「コレどうだ?」と手首のお宝級を自慢げに見せて、こっちの目がキラキラした瞬間に「売らないけどな!」おい、返せ時間を。
東京ではあんなオヤジにまず遭遇しませんが、ボクの中ではほぼ正解なのかな、と少し感じていて、ビームス プラスの問いに対する答えに近いのかも、と感じてもいます。
いろいろ話し始めるとキリがないので今回はこのあたりで。ゆっくりと愉しみましょう、オトナ?らしく焦らずに。
ぜひ、気軽にお越しください。
※26日(金) 20:30〜インスタライブ予定
コヴァ ヤジー