スタッフ「コヴ」の記事

BEAMS PLUS ロードショー 第267夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第267回目はこちら


『哀愁の湖』(1945)

監督:ジョン・M・スタール

出演:ジーン・ティアニー / コーネル・ワイルド / ジーン・クレイン / ヴィンセント・プライス

あらすじ:

作家のリチャードはニューメキシコに向かう列車の中でエレンという女性と出会い、恋に落ちる。共通の知人の客人だったという事もあり二人の距離は急激に縮まり結婚する事になるのだが……

あまりこのブログで扱う事のないメロドラマかと思ったのですが、観ていくと全然違うジャンルの作品だという事が分かってびっくりしました。

今でこそ様々なジャンルのストーリーの作品を観ているので珍しく感じませんが、当時、何も知らずに観ていたら相当驚いたと思います。

序盤から中盤にかけての「あれ?なんかおかしいぞ?」から決定的な事が起きてからの急展開で引き込まれてしまいました。この作品も何を言ってもネタバレになりそうなので、多くは語れませんが気になった方は是非、ご自身でご覧になって頂くと良いと思います。

ここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。

物語の時代も1940年代だと思うので男性の格好はやはりスーツがメインで、しっかりと肩パッドあり、ラペルの大きいジャケットを着ています。この辺はこれまでも言及してきたところではあるのですが、今作で気になったのは女性のシャツでした。

エレンが着ているチェックのオープンカラーのシャツにもがっつり肩パッドが入りジャケットと同じような肩になっていて、シャツジャケットの様なものを着ているのかと思ったら、妹のルースが着ているシャツも同じような肩のシルエットになっていました。その後に調べたらこの当時はシャツもスクエアショルダーだったことが分かりとても勉強になりました。やはり映像をみるのが当時の状況が分かって面白いと感じます。

それでは今週のBEAMS PLUSの商品紹介です。



ビームス プラス / ボタンダウン クラシックフィット マドラス
カラー:ホワイト、マスタード、パープル
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥14,300(税込)
商品番号:38-01-0162-139

夏の定番アイテムであるマドラスチェックのシャツのクラシックフィットが登場しました。

ベースになっているのは1960年代のアメリカのボタンダウンシャツで定番のボタンダウンシャツに比べるて台襟や襟型、ボタンの数やシルエットも変更していて、よりリラックスして着ていただける形のシャツに仕上がっております。

生地にはインド南東部の伝統的なマドラスチェックを使用し、インド綿ならではの軽さと肌触りが特徴です。

こちらも店頭に既に入荷していますので、サイズの違いや生地の肌触りを直接確かめて頂けます。

気になった方は是非、店舗に問い合わせていただければと思います。

それでは『哀愁の湖』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第263夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第263回目はこちら


『ロバート・デ・ニーロのブルーマンハッタン / BLUE MANHATTAN 1・哀愁の摩天楼』(1969)

監督:ブライアン・デ・パルマ

出演:ロバート・デ・ニーロ / アレン・ガーフィールド / ララ・パーカー / ジェニファー・ソルト / ゲリット・グレアム

あらすじ:

ニューヨークのボロボロのアパートに部屋を借りたジョンは向かいのアパートの部屋を盗撮して映画を作ろうとしていた……

舞台がニューヨークでロバート・デ・ニーロの主演と聞くとどうしても『タクシードライバー』が浮かんでくるのですが、この作品は『タクシードライバー』よりも前の作品です。

自分は初めて観た作品だったのですが、正直、分からなかったです。

舞台はニューヨークでアパートの窓から向かいのアパートの部屋を盗撮してポルノ映画を撮ろうとしている男の話なのですが、話が進むにつれて全く違う映画になってしまいます。

よくよく調べてみると邦題で『ロバート・デ・ニーロのブルーマンハッタン/BLUE MANHATAN2・黄昏のニューヨーク』、原題『greeting』と言う作品が1968年に作られていて、今作はこの作品の続編にあたるそうです。

邦題を付ける時に「1」と「2」を逆につけていたらしく、全くややこしい事になっています。

『黄昏のニューヨーク』が1作目で『哀愁の摩天楼』が2作目なのだそうです。

その様な作品の順番と年代は分かったのですが、それでも今作のつくりは全く分かりませんでした。

前半と後半で全く違う話になりどこに連れて行かれるのかわからない映画体験ができると思います。

本当にうまく説明が出来ないので、興味を持った方は是非、観て頂きたい1作です。


ここからはいつも通り衣装を見たいのですが今週もあまり印象的なものがなかったので、お休みさせて頂こうと思います。

衣装ではないのですが、ロケ撮影が多いので1960年代のニューヨークの実際の街並みが見れるのもこの作品の醍醐味だと思いますし、1960年代の相当汚いニューヨークが観れます。

そしてもう一つ余談で、今作でデニーロが撮っているのがポルノフィルムなのですが、英語で別の言い方をすると「ブルーフィルム」と言うそうです。アメリカで「ブルー」はエロティックなものを差す色の事でエロティックなジョークは「ブルージョーク」、日本だとこの手の映画は「ピンク映画」と言います。

どの国もポルノやエロティックなものを表す色があるようですが、かなり国によって違うので少し調べてみました。

まず日本は「ピンク」でアメリカが「ブルー」、ヨーロッパ圏のスペインだと「緑」の「Verde」でイタリアは「赤」の「ROSSO」、フランスは日本と同じく「ピンク」で「rosa」、アジア圏の中国では「黄」だそうです。

国によってかなり色の印象が違う事がわかります。

それぞれの国を訪れる際にこの色に注意して頂くと良いかもしれません。

それでは今週のBEAMS PLUSの商品の紹介です。

ビームス プラス / ミリタリー オープンカラー トロピカル パターン プリント
カラー:イエロー、ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥19,800(税込)
商品番号:38-11-1354-139

形はUS NAVYのオープンカラーシャツをベースにビンテージトロピカル柄をインクジェットプリントで表現したシャツです。

生地にはソフトに加工した光沢感のあるポリエステルの糸を使用しているので、かなり鮮やかで上品な光沢のあるシャツに仕上がっています。

武骨な軍物のシャツにトロピカル柄をプリントしているので、またアロハシャツとは違う雰囲気でお勧めです。

自宅で洗濯して頂けるので、これからの暑くなる時期でも気にせずに着用して頂けるシャツです。

こちらも既に店頭に入荷していますので、気になる方は是非、ご来店いただければと思います。

それでは『ロバート・デ・ニーロのブルーマンハッタン / BLUE MANHATTAN 1・哀愁の摩天楼』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第262夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第262回目はこちら


『タイガーランド』(2000)

監督:ジョエル・シュマッカー

出演:コリン・ファレル / マシュー・デイビス / クリフトン・コリンズ・Jr / トム・グイリー / シェー・ウィンガム / ラッセル・リチャードソン

あらすじ:

1971年、新兵の訓練基地であるルイジアナ州のポーク基地に配属されたパクストンはボズという兵士に出会う。彼は上官の命令にことごとく反発していくのだった……

この作品はベトナム戦争を題材にしていますが、舞台は全てアメリカ国内という異色の作品です。

ベトナム戦争は1975年に終結するのでこの作品の時代である1971年にはもう負け戦の印象が強く、作中でも負け戦に行きたくないと徴兵された若い兵士が嘆く場面が描かれます。

そんな兵士達の除隊の手助けをしたり、そもそも戦争というものに対して疑問を持ち兵士としてではなくそれぞれが一人の人間としていられる様に周りを巻き込んでいくのがこの作品の主人公の一人であるボズという兵士です。

まず強い言葉や汚い言葉と高圧的に接することで新兵たちの娑婆っ気を抜いて一人前の兵士にしたい上官と、軍隊に身を置きながらも絶対に人間として生きようとするボズの人間性がぶつかります。

一般社会よりも同調圧力の強い軍隊の中で一人で圧力に抗うのは相当な覚悟のいる事ですし、自分が出来るのかと言われればまったくできる自信がありません。

ベトナム戦争を題材にはしていますが、もっと大きな戦争や軍隊ということについても考えさせられる映画でした。

それではいつも通り衣装を見ていきたいと思うのですが、この映画は訓練がメインなのであまり実践装備の描写もなく正直特筆すべきものはなかったので、今週はお休みしようと思います。

その代わりと言ってはなんですが、戦争映画でよく出てくる単語で「ボディバッグ」について説明したいと思います。

もう既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、この「ボディバッグ」とは「死体袋」の事です。もっと縮めて「バッグ」と言っている事もあり劇中では「バッグに入って帰還する事になるぞ」なんて言っている場面もあります。

これは生きて帰れないという意味で使われます。

日本ではよく体にピタリと沿うショルダーバッグの事をボディバッグと言いますが、海外ではあまり使わない方が良いかもしれません。

「スリングバッグ」や「ショルダーバッグ」と言った方が良いと思います。


ここからは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。



ビームス プラス / カーディガン リネン
カラー:グレイ、カーキ、オレンジ、グリーン、サックス、ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥17,600(税込)
商品番号:38-15-0132-156

オリジナルのリネン糸で編み上げ、表面に加工を施すことにより滑らかなタッチに仕上げています。

ロングスリーブではありますが優れた吸湿性と放湿性があり風通しも良いので、これからの蒸し暑くなる日本の夏でも快適に着用して頂けると思います。

そしてカラーバリエーションも豊富なので、是非、ご試着して頂ければと思います。

それでは『タイガーランド』お楽しみ下さい。

コヴ


BEAMS PLUS ロードショー 第259夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第259回目はこちら


『猿の惑星』(1968)

監督:フランクリン・J・シェフナー

出演:チャールトン・ヘストン / ロディ・マクドウォール / キム・ハンター / ロバート・ガンナー / ルー・ワグナー / リンダ・ハリソン

あらすじ:

4人の宇宙飛行士をコールドスリープさせた宇宙船が地球への帰還を目指し航行していた。しかしある惑星に到達し墜落してしまう宇宙船。その中からどうにか生還した3人の宇宙飛行士はその惑星の調査をしているとある光景に出くわした……

説明不要の名作の一本だと思います。

自分が初めてこの作品に触れたのは子供のころにテレビの洋画劇場でクライマックスの部分を観てしまうという、ある意味最悪の出会い方でその後、様々な媒体でストーリーを断片的に知っていったり、新たなる猿の惑星シリーズを観たりはしていたのですが、今回改めて本作を観直すと時代を超えた寓意に満ちた作品なのが分かりました。

今の感覚からすると差別的な部分もかなりありますが現代に通じる部分もあり、1960年代に作られたとは思えないくらいの作品だと感じました。

皆様もご存知の通りこの作品には大きな仕掛けがあるのですが、この作品をリアルタイムで観る事の出来た当時の人達の驚きを思うと本当に羨ましく思いますし、自分がクライマックスから観てしまうという不運がなければもっとこの作品を楽しめたのではないかという悔しい気持ちがあります。

今更、ネタバレもないとは思いますが、未見の方は情報を入れずに観てもらうのが良いと思います。(Blu-rayのジャケットで大いにネタバレしてますが……)

それではいつも通り衣装を見ていきたいのですが、この作品は最初だけ宇宙服を着ているだけであとはほぼ半裸なので衣装はパスしたいと思います。

しかし印象に残ったのは最初に出てくる宇宙船のセットやコールドスリープ装置で、当時としては科学の最先端として描いていますが、今観るとかなりレトロな雰囲気で良かったです。

これから観ていただくのであれば宇宙船の船内や3人が持っているガジェットにも注目して頂くと面白いと思います。


ここからは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。


ビームス プラス / ミリタリー 6ポケット リップストップ
カラー:ベージュ、オリーヴ
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥26,400(税込)
商品番号:38-24-0081-803

言わずと知れた百名品にも選ばれている6ポケットのミリタリーパンツです。

1960年代のUSミリタリー6ポケットパンツをベースに、バランスやディティールをアップデートしたモデルです。

サイドポケットの中には小さめのポケットを付けたダブルポケット仕様にしスマートフォンや鍵等を入れても中で遊ばないようにしたり、本来は止血用のテープを先にD管を付けてキーホルダーとしても使えるように変更しています。

シルエットはお尻周りのバランスを変更してすっきりした印象にしています。

生地に使用しているのは3本の糸を1本に撚った糸を使用している為に薄いながらもハリとコシのある生地に仕上がっています。

見た目以上に薄くて軽いのでこれからの春夏にぴったりのパンツです。

春先であればブレザーやスウェットフーディーと合せて王道のアメカジのコーディネートとの相性は抜群です。

夏にはリネンのシャツを着てこのパンツを履き、少し裾をめくってレザーのサンダルやモカシンシューズに合わせると大人なカジュアルで感が出てお勧めです。

かなり汎用性の高いパンツですし、軽い雰囲気の6ポケットパンツを探そうと思うと意外とないので気になる方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。


それでは『猿の惑星』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第258夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第258回目はこちら


『グレイテスト・ゲーム』(2005)

監督:ビル・パクストン

出演:シャイア・ラブーフ / スティーブン・ディレイン / ジョシュ・フリッター / イライアス・コティーズ  / スティーブン・マーカス

あらすじ:

1900年代ボストン。ゴルフがまだ上流階級のスポーツだった時代に貧しいフランシスは学生アマチュアとして名前を上げる。しかしある選手権の予選を通ることが出来ずゴルフから離れていた。ゴルフへの気持ちを引き摺りながらスポーツ店の店員をしていたフランシスに1913年の全米オープン出場の誘いが来るが……

この作品はアメリカのアマチュアゴルファーで「アマチュアゴルフの父」と呼ばれたフランシス・ウィメットの伝記映画です。

このタイミングでゴルフの起源を調べると1200年代まで遡るようで、かなり古い事は分かったのですが諸説あるのでまた改めて調べてみようと思います。

現代ゴルフのスタートはスコットランドの王侯貴族からの様で、そこから上流階級のスポーツと思われていたため平民がゴルフで認められることは少なかったようです。

それは当時のスコットランドのチャンピオンであり、今作のもう一人の主人公でもあるハリー・バードンも実力は認められつつも上流階級との差が描かれていますし、スコットランドから遠く離れたアメリカでも上流階級ではない移民出身であるフランシス・ウィメットはどんなに才能があっても若いころは認められてはいませんでした。

しかしフランシスは実力で周りを味方につけてハリー・バードンとのプレーオフまで持ち込み……

伝記映画であり史実でもあるので結果は調べればわかるのですが、是非、映画を観てもらうのが良いと思います。

小さなキャディーが本当に良い仕事をしていました。

それでは衣装を見ていきましょう。

かなり時代考証もしっかりしているそうなので、衣装も当時のものをしっかり再現していると思います。注目はやはりフランシスの格好で労働者階級の服装もゴルフの時の一張羅も見る事が出来、今のコーディネートに取り入れる事が出来ると思います。

当時の労働者はスタンドカラーを多用していたんだとか、もうこの時代にニットタイはあったんだとかも分かって衣装に注目して観ていただくのも面白いと思います。


ここからは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。



ビームス プラス / オープン ボタンダウン リネン プリント
カラー:マスタード、グリーン ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥19,800(税込)
商品番号:38-11-1399-139

オリジナルの小紋柄をプリントしたオープンカラーボタンダウンのシャツです。

ボタンダウンシャツは裾の仕上げがラウンドのものがほとんどですが、このシャツは直線的なボックスシルエットで裾を出して着ていただけるシャツです。

生地はリネンキャンバス地を使用しているので、長袖ですが真夏でも快適に着ていただけるシャツに仕上がっています。

コーディネートによってオープンカラーにして頂いただいたり、ボタンダウンとして着ていただいたりと着方の幅が広がるシャツだと思います。

既にこのシャツも店頭にございますので、気になった方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。


それでは『グレイテスト・ゲーム』をお楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第257夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第257回目はこちら


『探偵マーロウ』(2022)

監督:デヴィット・ホームズ

出演:リーアム・ニーソン / ダイアン・クルーガー / ジェシカ・ラング / アドウェール・アキノエ=アグバエ / イアン・ハート / ダニエラ・メルキオール

あらすじ:

ロサンゼルスに事務所を構える探偵、フィリップ・マーロウを訪ねてきたのはブロンドのクレアだった。突然姿を消した愛人を探してほしいという依頼だったが、すでにその男は交通事故で死んでいて……

この映画の原作はレイモンド・チャンドラーの『長いお別れ』の公式の続編として書かれたジョン・バンヴィル原作の『黒い瞳のブロンド』だそうです。

フィリップ・マーロウ役と言うとハンフリー・ボガード、ロバート・ミッチャム、ジャームズ・カーン、そしてケーリー・グラントとそうそうたる俳優たちが演じていますが、今作はリーアム・ニーソンが演じています。

ストーリーはファムファタールの依頼からどんどん事件に巻き込まれていく典型的なフイルム・ノワールで一本調子のストーリーではありますが、1930年代当時のロサンゼルスの街の感じや衣装の雰囲気も良くて結構見入ってしまいました。

肝心のマーロウですが、さすがにリーアム・ニーソンは年齢が上過ぎるとも思いましたが、逆に渋さや憂いが出ていて良かったです。

最近はこの様な古典的なフィルム・ノワール作品もありませんでしたしカラーで当時の雰囲気も分かるので、気になる方は一度観ていただくと良いのではないでしょうか?

ここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。

どうしても1930年代のノワール作品というと男性の洋服の着こなしに目がいってしまうのですが、今作のファムファタールのダイアン・クルーガーとジェシカ・ラングの衣装もかなり雰囲気があり素敵だったので、そちらにも注目して頂くのも良いと思います。

そしてこの時代のスーツは肩パッドと芯地がしっかり入っていて着丈も長いジャケットに、ハイウエストの太めのパンツという今着るとコスプレになってしまいそうなスーツスタイルですが、191cmのリーアム・ニーソンが着ると本当に格好良いのでそちらも気にしてみて下さい。(身長の低い自分にはこのスーツスタイルは無理そうです……)


ここからは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。



ビームス プラス / ニットポロ ストライプ
カラー:オフホワイト、ブラック、ブラウン、ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥18,700(税込)
商品番号:38-12-0032-156

前面のストライプがアクセントのロングスリーブニットです。

後身頃はソリッドカラーにした事で落ち着いたクラシックな印象に仕上がっています。生地は表と裏で異なる素材を使っていて表は強撚糸を使ってドライなタッチに、裏はビスコースという生地を使用しているので肌触りがとても滑らかで着やすく仕上がっています。

クラシックな雰囲気のニットポロなので、デニムジャケットやレザージャケットのインナーとして着ていただくと良いと思いますし、春先には単独でも活躍する一枚だと思います。

こちらも店頭に入荷しているので、気になった方はお近くの店舗に問い合わせていただければと思います。


それでは『探偵マーロウ』お楽しみ下さい。

コヴ

BEAMS PLUS ロードショー 第256夜

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第256回目はこちら


『ファースト・カウ』(2020)

監督:ケリー・ライカート

出演:ジョン・マガロ / オライオン・リー / トビー・ジョーンズ / リリー・グラッドストーン / ユエン・ブレムナー / スコット・シェパード

あらすじ:

西部開拓時代、アメリカン・ドリームを求めてやってきた料理人のクッキーと中国人のキング・ルーは意気投合し、ある事を思いつく。それはこの土地に1頭しかいない乳牛のミルクを使いドーナッツで一攫千金を狙う事だったが……

時代設定は西部開拓時代ですが、全く派手さのない淡々とした映画です。

この作品の監督である「ケリー・ライカート」の名前は前々から聞いてはいたのですが今回が初見で、色々と調べてみると今作はとても彼女らしい作品という事でした。

西部開拓時代と聞くとどうしてもガンマンや銃撃戦を思い浮かべてしまいますが、今作は気弱な料理人と中国人の友情物語で二人の会話を丁寧に映していきます。

結末が分かっているだけにどのように最後を迎えるのか終わり方が気になる作品でしたし、結構好みだったのでこのケリー・ライカート監督の他の作品も観てみようと思いました。

それではいつも通り衣装を見ていきましょう。

今回は特定の人物と言うよりも1820年代という時代にどんな格好をしているのかを見ていただくと面白いと思います。正直、どのくらい時代考証をしているのかはわかりませんが、現代にも通じる部分が多くあったり当時はこのような下着をつけていたんだと新たに知ることが出来て面白かったです。


それでは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。



ビームス プラス / ボタンダウン マドラス
カラー:ホワイト、ブラウン、レッド
サイズ:XS,S,M,L,XL
価格:¥14,300(税込)
商品番号:38-11-1152-139

今シーズンも定番のマドラスチェックのボタンダウンシャツが入荷してまいりました。マドラスチェックとはインド南東部で織られる伝統的な生地の柄の事でインド綿を使用している為、とても軽い生地に仕上がっているのが特徴です。

単純にチェック柄と聞くとこのマドラスチェックを思い出す方も多いのではないでしょうか?

シャツのシルエットのベースは1960年代に生産されていたシャツをベースにしているBEAMS PLUSの定番のシルエットです。

ブレザーやコットンジャケットを始めデニムジャケットやスウェットパーカーのインナー等のとして、もっと暖かくなれば、一枚着としても活躍する万能なシャツだと思います。

飽きのこない柄ですので何枚持っていても良いですし、毎年買い足してるスタッフもいるほどです。

こちらも既に店頭に並んでいるので、直接、チェックの柄や色を手に取って確認して頂ければと思います。


それでは『ファースト・カウ』お楽しみ下さい。

コヴ