みなさまこんにちは、
先日、東京オペラシティアートギャラリーにて開催中の「宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO」に行ってきました。
というわけで、今回のブログでは宇野亞喜良さんについてご紹介していきます。
まずはじめに、
宇野亜喜良さんとは
―1934年名古屋市生まれ(本年90歳)の日本を代表するイラストレーター、グラフィックデザイナー。
1960年代の日本において横尾忠則さんや和田誠さん等と共に「イラストレーション」「イラストレーター」という言葉を広め、時代を牽引してきたレジェンドでありながら常に進化し続けており、その創作は、イラストレーション、ポスター、絵本、書籍、アニメーション映画、絵画、舞台美術など多岐におよび、1950年代初めのデビュー以来、活動の範囲は限りなく広がっている。
日本のイラストレーターの草分け的存在です✴︎ 宇野さんといえば、物憂げな少女のイメージが強いですが、今回鑑賞した宇野亞喜良展では、宇野さんの初期から最新作までの全仕事を網羅する、過去最大規模の展覧会で、イラストの幅も広く本当に圧倒されました。
作品数はなんと900点以上との事。ʕʘ‿ʘʔ・:*+
ここからは、一部の作品をご紹介していきます。
1950〜60年代の企業広告
全て手描きです、写真では分かりづらいので
実物を是非ご覧になって頂きたいです。
絵本や児童書
現代に至るまで70冊余りの絵本を
手がけられています。
絵本の中でも印象的だったのが、
横尾忠則さんと企画した「海の小娘」
(1962年)です。
この絵本の途中(画像のページ)では2人のイラストがオーバーラップし、赤セロファンを被せると宇野さんの絵が、青セロファンを被せると横尾さんの絵が浮かび上がる仕掛けになっています。
復刻版が888booksから発売されるとの事で私も予約させて頂きました。
届くのを楽しみにしています。
先日放送された日曜美術館の中でも、実際にお2人が復刻版を確認している様子が映っていました。
若き日から現代に至るまで第一線で活躍し続けているお2人の貴重なシーンを観る事が出来て良かったです。
少し長くなりましたが、展示の紹介に戻ります。
1960年代のアングラ演劇ポスター
宇野さんは寺山修司さんとの交友関係も深く、書籍の装幀から演劇のポスターまでも手掛けています。
また、舞台の衣装や装飾、演出など、
イラストレーターの枠を超えた舞台芸術まで携わっていました。
独特な世界観に惹き込まれます。
近年の活動では、椎名林檎さんやBUCK-TICKのジャケットなどもありました。
本年90歳となる宇野さんは、現在も松尾芭蕉や寺山修司らが詠んだ句をテーマとした新作を描き続けています。
今後もどのような作品が生み出されるのか楽しみです。
貴重な展示は6月16日(日)まで!
新宿にあるので、ビームス ジャパン に立ち寄ってから観に行く事もお勧めします(^^)
皆様是非足を運んでみてください
それでは、また!