モダンパターンがアクセントに
1950年代にルシエン・デイがデザインしたパターンを用いたクッションカバー。
使用しているファブリックは、デザインの復刻・デジタルプリントを手がける専門ブランド、〈クラシック・テキスタイルズ〉と協働で、2003年にルシエン自身がアーカイブから選定・復刻したものです。
植物や幾何学をモチーフにした独創的なパターンは、当時の洗練されたモダンスタイルを感じさせます。
カリックス/グレー
1951年にデザインされた「calyx(花の蕚(がく))」をモチーフにしたパターンです。英国フェスティバル展示用に、夫である家具デザイナー ロビン・デイの依頼でヒールズ社のために制作されました。植物の自然な形を装飾的かつモダンに描いたこの大胆な抽象パターンは、ミロやクレーなど同時代の芸術家の影響を受け、テキスタイル史に大きな足跡を残しました。ミラノトリエンナーレで金賞を受賞するなど、国際的な評価を確立した代表作です。
ダンデライオンクロックス/イエロー
1953年にデザインされたタンポポの綿毛をモチーフにしたパターンです。チャールズ&レイ・イームズ夫妻の邸宅にあったドライフラワーの写真から着想を得ました。園芸を愛し植物に強い関心を持っていたことから、植物の構造を抽象化した独自のアプローチが見られます。羽毛状の綿毛がリズミカルに配され、軽やかで繊細な印象を与えるモダンで洗練されたデザインです。
フロティラ/セージ
1952年にデザインされた海上に浮かぶ小さな船団やブイをモチーフにしたパターンです。丸や楕円のシンプルな形がリズミカルに並ぶことで、海面に浮かぶ情景を抽象的に表現しています。代表作「カリックス」に続く作品で、自然モチーフの抽象化を継承しつつ、より幾何学的かつ装飾的に展開されています。リズミカルな構成と鮮やかな配色が特徴で、V&Aミュージアムのコレクションにも選定されています。
ルシエン・デイ
Lucienne Day / 1917-2010
イギリス、クールズドン生まれ。ロイヤル・カレッジ・オブ・アートでテキスタイルを学び、戦後まもなくフリーランスとして活動を開始。1951年の英国フェスティバルでヒールズ社のファブリック「カリックス」が高く評価されました。植物や幾何学をモチーフにした独創的なパターンを数多く手がけ、カーペット、壁紙、陶磁器など幅広い分野で活躍。2004年に大英帝国勲章を受章しました。夫である家具デザイナーのロビン・デイとともに、戦後イギリスのモダンデザインを代表する存在として知られています。
2003年、BEAMSにおいて"デザインとクラフトの橋渡し"をテーマに、日本を中心とした伝統的な手仕事と、主に北欧などから集められた新旧デザインを融合するスタイル を発表。"less global, more local"という考えのもと、各地から集められたメンズ、ウィメンズのウエアはもとより、食器やインテリアから食品まで、これまでのセレクトの範囲を超えた、まさにライフスタイル提案型の品揃えです。
店舗へのお問い合わせの際は下記品番をお伝え下さい。
商品番号:56-73-0904-318