2020.04.26
旅への欲求を満たしてくれそうなアルバムとして、Asa Toneの『Temporary Music』をレコメンド。NYを拠点に活動する彼らがバリ島のウブド近郊に滞在した際に録音した作品で、音楽から深緑のジャングルや美しい棚田の景色が浮かび上がってきそうなこちらの作品。シンセサイザーの幻想的な音色に、バリの伝統音楽「ガムラン」に用いられる竹製の木琴や笛を効果的に配し、オリエンタルな風味のミニマル・ミュージック〜アンビエントに仕上げています。サウンド・イメージが投影されているアートワークはUKのグラフィック・デザイナーCiaran Birchによるもの。波打つようなレタリングの美しさにも惹かれます。