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( LESSON #01 )
犬を変えるんじゃない。
人間側が変わらなきゃ。 -
( LESSON #02 )
距離をとり、合図を送り、
本能に訴える。 -
( LESSON #03 )
エレガントに
犬とアウトサイドを楽しむ。 -
( CHECK 3 POINT!! )
ここだけはおさえておこう!3カ条


どんなにやんちゃな愛犬も、
エレガントでインテリジェンスに!
TRY #08
DOG TRAINING
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CHALLENGER
NAGANUMA & SHIBATA
(BEAMS YOKOHAMA HIGASHIGUCHI STAFF & BEAMS EC STAFF) -
MASTER
MAG
(DOG TRAINER)
TRY!! DOG TRAINING
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MASTER
教えてくれる人
マグ
(ドッグトレーナー)
マグさん(ドッグトレーナー)
1975年生まれ、富山県出身。東京でカメラマンとして活動したのち帰郷。保護犬のボランティア活動から現在の日本における犬との暮らしに疑問を持ちドッグトレーナーの道へ。現在は富山を拠点に、ペットショップ「BRICO」を運営しながら、世界各地の悩める愛犬家たちの問題を解決している。自身のYouTubeチャンネルも人気。愛犬の名前はきなこ。トイプードル、6歳。 -
CHALLENGER
トライする人
長沼 & 柴田
(「ビームス 横浜」 & ビームスECスタッフ)
長沼さん(ビームス横浜)
1993年生まれ、埼玉県出身。2016年に新卒でビームスへ入社。現在は横浜東口店にてサブショップマネージャーを務めている。愛犬の名前はグラン。トイプードル、4歳。
柴田さん(ビームスECスタッフ)
1997年生まれ、愛知県出身。2020年に新卒でビームスへ入社。現在はECに関するあらゆる業務に携わる。愛犬の名前はクルト。ポメラニアン、2歳。
TRY!!
( LESSON #01 )
犬を変えるんじゃない。
人間側が変わらなきゃ。

POINT
年も明けて早々に、都内の公園に集合した生徒役の長沼さんと柴田さん、そして全世界から犬のしつけに関する相談を受けるマグさんのお三方。長沼さんと柴田さんはビームスきっての愛犬家である一方、それぞれワンちゃんに対する悩みがある。

長沼さんの愛犬であるグランはとにかく吠える。無駄吠えが多く、ちょっとした刺激にも敏感で、長沼さんが帰宅したときはもちろん、自宅の出窓から見える子供たちにも吠え、散歩中だってもちろん吠える。
一方、柴田さんの愛犬・クルトは、家の中ではガリガリ床を爪で削ったり、散歩中は拾い食いもする暴れん坊。柴田さんが仕事で留守にするときには、とにかく暴れまわるからケージの中でしかお留守番させられない。無駄吠えも少々でマーキング癖もある。









ダメな行動を正しく伝える!

( LESSON #02 )
距離をとり、合図を送り、
本能に訴える。

POINT
マグさん曰く、日本の愛犬家たちはみな、過保護になっているという。それが諸悪の根源と言ってもいい。
「あくまで犬は犬。人間同士と同じようなコミュニケーションでは、犬に思いは伝わりません。伝わるのは、人間が持つネガティブな気持ちだけです」

さて、それでは実践のとき!
「犬は本来、悪いことをすると親犬や兄弟犬から噛まれます。噛むことで思いを伝える動物です。一方でお二人はいま、吠えているにも関わらず膝の上に犬を乗せてますよね。この子を守っているつもりだと思いますが、『吠えたままでいいよ』というメッセージになってしまっている。噛むのと全く正反対の動きになってしまっているということです。そして乗られるということは、飼い主のスペースを奪われているんですね。つまり、いつもイニシアチブを握ってるのが犬になるわけです。それをまるっきり逆転させたいんです」

可愛い顔にほだされるのもいいけど、グッとこらえて! まずは手始めに、距離を置く。犬は地面に置いて、登ってこようとしたらリードアクションで、その行動がNGであることを伝えることが大事。

ただ、リードといっても、多くの人は犬に負担をかけないように、ハーネスであったり、首輪もゆるくしていたりということがほとんど。それでは人間の意思がうまく伝わらないから、スリップリードを首元にキュッと巻いてあげるのがおすすめだという。少ない力で、親犬から噛まれているような合図を送ることができるというわけ。

「ここからです。吠えそうになっていたら、リードをクッと軽く引っ張ってあげて合図を送る。興奮している状態を、早い段階で落ち着かせる。火種を大火にしないこと。それと膝の上に登ってきそうになっても、リードで合図を送ってカットする。それを繰り返してください。グランは吠える前に対象物を見るので、ずっと見続けていると感じたら興奮をカットしてあげてください」
嘘みたいだけど、ほんの数分でグランもクルトも大人しくなっていく。興奮している合図とされる耳の盛り上がりや尻尾を振ることもなくなっていく。いつしか、飼い主の横に凛々しく座るお利口ドッグに様変わり。
「このトレーニングを続けていくと、次第に飼い主を意識し始めます。いままで自分で吠えていたのが『吠えてもいいんですか?』とうかがうようになる。許可制にしてあげるというのが大事なんです。犬もそういうのがうれしいんですよ。さらに、リードアクションを続けることで、犬も興奮しなくなっていきますし、結果として犬を守ることにも繋がるんです」

その証拠に、マグさんの愛犬であるキナコは、いつだってマグさんの隣にちょこんと座り、グランとクルトがどれだけ吠えようと我関せず。ずっと穏やかな顔をして座っている。
「散歩のときも、日本の場合、犬が人間より前を歩いていることがほとんどですよね。犬が興奮し、イニシアチブを握っている状態。ただ、理想的なのは、人間の横について、同じペースで歩かせること。前に行きそうになったらリードで合図を送ることを繰り返してください。するといつしかリードが緩まり、人間も犬も疲れることはなくなるので」
これが本当にエレガントで、優雅に見える。着飾ることも大事だけれど、散歩姿だってオシャレの要素のひとつになりうる!

これを繰り返すこと10分少々。












人間も犬もストレスがないのがベスト。

( LESSON #03 )
エレガントに
犬とアウトサイドを楽しむ。

POINT
興奮しそうになったらリードで合図。人間の思いと反したらリードで合図。それを繰り返し、すっかりお利口さんになったグランとクルト。
そこから向かった先は、公園近くにある多くの人が集まるカフェ。興奮の対象がたくさんあるにも関わらず、グランもクルトも実に穏やか。
「尻尾を振ってたらうれしそう、下がってたら悲しそう。そうした認識もありますが、尻尾を振っていると興奮状態で、下がっていれば落ち着いている状態でもあるんです。だから、ドッグランでは存分に尻尾を振っていいですが、カフェではその逆。メリハリが大事です」












Photo:Shinsaku Yasujima
Text:Keisuke Kimura
Edit:Jun Nakada
DOG TRAINING
プロ直伝の3か条をご紹介!
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過保護になるな、距離をおけ!可愛いからといって、膝の上にずっといさせてしまったり、抱き抱えてしまったり、はたまたカートに乗せてみたりするのはNO! 愛する気持ちはもちろん大事だけれど、過保護は禁物。グッドドッグにするには、一定の距離を置くように!
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「俺についてこい」の気持ちが大事。人間とは違い、主従関係があることで犬も心地よくなるもの。日本人は特に優劣をつけるのが苦手とされているけど、犬に対してはそこを明確に! とはいえ、うじゃうじゃ戯れる時間も大切だから、メリハリをつけること。
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スリップリードで合図を送り続ける!犬は言葉が通じない動物だし、人間の表情も読み取れない。だからNGな行動をしたときはリード、それもスリップリードで合図を送る。親犬は子犬をしつけるときに噛むけれど、それと同じ効果が得られる。

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GUEST PROFILE
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BEAMS STAFF
長沼 & 柴田
(「ビームス 横浜」 & ビームスECスタッフ)長沼さん(ビームス横浜)
1993年生まれ、埼玉県出身。2016年に新卒でビームスへ入社。現在は横浜東口店にてサブショップマネージャーを務めている。愛犬の名前はグラン。トイプードル、4歳。
柴田さん(ビームスECスタッフ)
1997年生まれ、愛知県出身。2020年に新卒でビームスへ入社。現在はECに関するあらゆる業務に携わる。愛犬の名前はクルト。ポメラニアン、2歳。


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