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2025.05.01

【大将、いつもの。】 ここは場末の居酒屋、「のれん酒場 まるなか」。 カウンターには常連のジンヤが座っている。スーツのネクタイは緩められ、肩には一日分の疲れがずしり。 大将が言葉もなく、焼き鳥と瓶ビールを出す。もちろん、ジンヤは何も言わない。ただ、席に座って、ひと言。 「大将、いつもの」 この“いつもの”には、メニューにはない何かがある。 誰かとケンカしたのかもしれない。仕事で失敗したのかもしれない。 けれど、大将は詮索しない。ただ、黙って串を焼く。音と煙と、ちょっと濃いめのタレが空気を支配する。 「なあ大将、人生って、何なんだろうな」 「串に似てるな」 「え、串に?」 「焼き加減間違えると台無し。焦らず、急がず、じっくり火を通すしかない。たまに焦げても、それがまた味ってもんさ」 ジンヤはふっと笑った。 「大将、それ、名言だぞ」 「うちは名言じゃなくて、名物で勝負してるんでね」 その夜、ジンヤはいつもよりビールをもう一本多く頼んだ。 「じゃあ、そろそろ帰るわ」 「おう、気をつけてな」 「明日も来るかも」 「そのときは、“いつもの”用意しとくさ」 私のとっての「いつもの」スタイリングは、ジャケットに太めのボトムス、キャップを被って完成する。〈NIKE〉のコルテッツを履こうかと悩んだけど、インナーに仕込んだお花リンガーTシャツが可愛すぎるので、レザーシューズで締めることにする。 166cm、54kgでジャケットはSサイズでジャスト。ボトムスはSサイズでゆったり。 インナーはフリーサイズですがややゆとりがありです。

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