この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第132回目はこちら
『トパーズ』(1969)
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:フレデリック・スタフォード / ダニー・ロバン / カリン・ドール / ジョン・ヴァーノン / ミシェル・ピコリ
あらすじ:
1960年代の冷戦時代。ソ連がキューバへのミサイル提供の情報が亡命者によりアメリカに告げられるものの、表立って動けないCIAはフランスの諜報員のデブローに協力を要請する。デブローが調査をしていくとフランス政府の中にある組織の存在が浮かび上がってくる……
この作品が作られたのが今から53年前の1969年で、2022年までの間にはシリアスな物からコメディタッチの物まで沢山のスパイ映画が作られてきました。なので最新のスパイ映画を観ている自分からすると正直、物足りない感はある作品でした。
そして他の映画の題材にもなっている冷戦下のキューバ危機というものが当時どれだけ切迫した事だったのかが窺える作品でもありました。
またこの当時の作品は当たり前なのですが1969年にロケをしているので、その時のニューヨークやヨーロッパの街並みを観る事が出来るのはとても興味深いです。
それではいつも通り衣装を見ていきましょう。
登場人物は政府の人間ですからほとんどがスーツを着ています。勿論、主人公のデブローもスーツ姿です。そしてそのスーツはビームス プラスがベースにしているディティールそのものです。
3つボタン、段返り、細いラペル、ナチュラルショルダーに近い肩回り。シャツの襟はボタンダウンか小さめのレギュラーカラーに細いラペルに合わせたナロータイを小さなノットで結んでいます。
まさにビームス プラスのお手本の様なディティールです。
そして今季も上記の様な1960年代のスーツも基にしたジャケットと共地のパンツが入荷しています。
かなり細いウールの糸を使い、そこにポリウレタンを混紡する事で柔らかさと張りのある生地に仕上がっています。
ディティールは3パッチポケット、センターフックドベント、セミナローラペル、段返りの3ボタンの極めてベーシックなスタイルで、サイズバランスは現代風にアレンジしています。
映画の時代の様な雰囲気は残しつつ、今の日本で着やすい様にアップデートしています。
パンツも共地で敢えて裾を9分丈にする事で足元をすっきりさせると共に、修理の手間もかからず直ぐに着用して頂ける様にしています。
そしてスーツとして着用できるのにジャケットとパンツを別で売っているのは、ジャケットとパンツでそれぞれご自身に合ったサイズを選んで頂ける様にするためです。
こうする事で無理な修理をする事もなく着用して頂けます。
こちらのジャケットとパンツは既に入荷しておりますので、気になる方はビームス プラス 原宿もしくはビームス プラス 有楽町に問い合わせて頂ければより細かいアドバイスが出来ると思います。
それでは『トパーズ』どうぞお楽しみ下さい。
コヴ