BEAMS PLUS ロードショー 第139夜

コヴ 2022.12.03

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第139回目はこちら


『X-MEN ファーストジェネレーション』(2011)

監督:マシュー・ヴォーン

出演:ジェームズ・マカヴォイ / マイケル・ファスベンダー / ケヴィン・ベーコン / ジェニファー・ローレンス / ローズ・バーン / ニコラス・ホルト

あらすじ:

1960年代のアメリカ。のちのミュータントの2大リーダーとなるも考え方の違いから対立していくチャールズとエリックが出会う。その裏で核戦争を起こす事を目論む者たちが暗躍していた……

今回は初めて扱うアメリカンコミックのヒーロー映画です。

もう皆さんお馴染みのマーヴェルコミックの人気シリーズの公開順でいう5番目の作品で、時系列でいうと題名の通り1番最初の話です。

ご存じの方も多いとは思いますがこのコミックシリーズ自体が1960年代から刊行がスタートしているので、その当時の世相を取り入れた話も多いのです。今作は60年代の「冷戦とキューバ危機」を題材にこの時代の影でミュータント同士の戦いが行われていたというストーリーです。

当時は今、考えるよりもリアルに核戦争の可能性を感じていたという事が、この「キューバ危機」を題材にした映画や小説、コミックが多い事からもわかると思います。

元々、コミックの題材も人種差別問題や公民権運動が根底にあり、映画のシリーズでも公民権運動を扱っている作品もあるので、興味のある方はそちらも観てみて下さい。

そして「X-MEN」の公開順や時系列については簡単に調べられるので、そちらを参照して頂ければと思います。

因みにこのシリーズで自分が1番好きな作品は人気キャラクターのウルヴァリンの最後を描いた『LOGAN / ローガン』という作品で、かなり渋い作品ではあるのですがお勧めです。

それではここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。

1960年代が舞台なので、勿論、衣装は当時の雰囲気を再現していますし、インテリアも当時は最先端であったミッドセンチュリーのデザイン物もが多くて、観ていて楽しいです。

主人公となるチャールズ(プロフェッサーX)とエリック(マグニートー)の衣装ですが、この2人はそれぞれモデルになっているキング牧師(チャールズ)とマルコムX(エリック)に倣っていると思われる衣装を着ています。

チャールズはシャツにネクタイをしてジャケット着ていて、エリックは黒のタートルネックにレザージャケットを着ています。着ている衣装によってキャラクターの性格や立場を表しているのも面白いと思いました。

そんな中、自分が注目したのは物語の終盤で出てくるアメリカの空母の管制室にいる兵士が着ているシャツです。当たり前ですが物語とほとんど関係ないキャラクターなので、ほんの数秒しか映らないのですが、この兵士が着ているオープンカラーのシャンブレーシャツとほぼ同じ物をビームス プラスで取り扱っており、自分も着ているのです。

こちらです。


ビームス プラス / シャンブレー ミリタリー オープンカラーシャツ
カラー:サックス、ブルー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥14,850(税込)
商品番号:38-11-1684-139

色の違いが分かりづらくてすみません。

こちらはUS NAVYのユーティリティーシャツをベースにサイズバランスを現代的にアップデートしたモデルです。生地に使用しているのはアメリカ産のコットンで、それをシャトル織機で編みたて肌触りや生地の厚さにもこだわったシャンブレー生地です。

とてもシンプルなシャツなのですが、その分色々なコーディネートに取り入れやすくかなり重宝する1枚ですし、着用、洗濯を繰り返す事で生地にアタリや擦れが出てきて良い雰囲気になってきます。まさに「変進開花」を楽しめるシャツだと思います。

正直、地味なシャツではあるのですがお勧めの1枚なので、気になる方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。


ここで少し個人的な思い出話をさせて頂くと、90年代の後半の自分の高校時代にアメコミフィギュアブームがあり、放課後に友人と渋谷のキャットストリートのフィギュア屋に行っては色々なアメコミのフィギュアやアメリカのおもちゃを買っていたのを映画を観ながら思い出して懐かしい気持ちになりました。

それでは『X-MEN ファーストジェネレーション』お楽しみ下さい。


コヴ