この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第255回目はこちら
『ドラッグストア・カウボーイ』(1989)
監督:ガス・ヴァン・サント
出演:マット・ディロン / ケリー・リンチ / ジェームズ・レグロス / ヘザー・グラハム / ウィリアム・S・バロウズ
あらすじ:
1971年のポートランド。麻薬中毒のボブとダイアンの夫婦と仲間のリックとナディーンは薬欲しさにドラッグストアを襲ってい面白おかしく生活をしていた。しかしそんな生活の中ある不幸なことが起こってしまいそれぞれがバラバラになっていき……
この作品は後に『グッド・ウィル・ハンティング』や『エレファント』等を監督する「ガス・ヴァン・サント」監督の35ミリ映画監督デビュー作品です。
麻薬におぼれ、刹那的に生きるボブを若き日のマット・ディロンが演じていて、どうしようもないチンピラなのですが何故か格好良いんですよね。
快楽におぼれてドラッグストアを襲う事すらも興奮の材料にしているようなところがある一方で、もの凄く冷静でこのままいけば確実に破滅する事も分かっていながらそこから抜け出せない男を演じています。
トリップしている時の幻覚を映像として表現しているのもかなり面白いと思いますし、そして何といっても元麻薬中毒の神父を演じているのがウィリアム・S・バロウズなのがグッと来てしまいます。
ストーリーは大きく話が盛り上がってラストに向かっていくというような話ではなく、強盗の場面でもかなり淡々としたトーンで描かれていてそれが逆にリアルだなと思いながら観てました。
ここからはいつも通り劇中の衣装を見ていきましょう。
時代設定が1971年なのでもう少し1960年代の雰囲気あるかと思っていたのですが、そこはあまり感じれませんでした。登場人物の中で一番目に付くのはやはりボブだと思います。
結構深めのV字のニットを着て、その上にレザージャケットを着るスタイルが日常的な気がしてかなり格好良いと思います。しかも何年も着続けた感じが出ていてより日常感が出ていて本当に格好良いと思いました。
それでは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。
ヨーロッパのヴィンテージのワークシャツをベースにした、プルオーバーのオックスフォード生地のストライプシャツです。ポップな色を使ったホリゾンタルストライプなので、シャツとしては勿論ですがインナーとしても使い勝手が良いと思います。
色も明るいピンク、オレンジ、イエローの3色で、どの色も春に映える色なのでこれからの時期に重宝するのではないでしょうか?
こちらも既に店頭に入荷していますので、気になった方はお近くの店舗に問い合わせていただければと思います。
それでは『ドラッグストア・カウボーイ』お楽しみ下さい。
コヴ