大成 哲 プラハ在住の彫刻家

2020.03.08

こんにちは。

もう3月。本当にもう早いですね。

本当に今更なんですが、村上春樹さんの小説が面白すぎて参っています。

朝起きて、読み、休憩時間も、寝る前もいつも過ごしています。新参者のハルキスト。

10年前に3冊挑戦してハマらなかったのにと。

好みは人の影響。人生はまだまだ面白いなぁと思いながら過ごしています。

 

突然ですが、去年の今頃、皆様何をしていましたか?

私、プラハ在住の彫刻家大成哲のアシスタントとして働いていました。



大成哲は2012年B  GALLERYで展示を行なっています。

「Tets×Glass」

今回は彫刻家の大成哲について、また美術家と過ごす生活について、少しでもリアルを伝えることが出来たらうれしく思います。



(彫刻がある生活を体感せよということでデスクの隣に展示していた作品を置いていました)

私はアーティストマネジメントとして、世界中の出版会社にメールを送ったり、ギャラリーにメールを送ったり。

日々、やることが刺激的でワクワクしており、アートで世界と繋がることを実感し過ごしていました。



スタジオではいつも哲さんや他のアシスタントとディスカッションをしていました。

作品に関することや、世界中のレジデンスについて、アートについてや、個々のバックグラウンドを常にオープンマインドに話す日々。

常に話すか、考えるか、手を動かすか、脳を動かすか。毎日刺激的な日々を送っていました。

 

ナンバリングのための石を削る作業を行ったときに、彫刻というのは刻む事。

物体を元に戻すことはできないという事を体で感じ、物と向き合うということが、

いかに緊張する行為で、集中がいるということを体感しました。

今でも彫刻の作品をみるとあの感覚を思い出します。

 

実際私が滞在時にやっていた作品のリリースは、

世界初のガラスが割れる瞬間を捉えたハイスピードカメラのプロジェクトの作品。

ガラスにヒビが入っていく様子は、人によって爆発した瞬間に見えたり、花火に見えたり、道路に見えたりと様々。

その内容を世界中のメディアやアート業界に発信していました。



大成哲さんはガラスを使った作品も多くあります。

(チェコ在住なのは、チェコはガラスで世界的にも有名な国だからです。)

 

アトリエの窓際にあった<blink>という作品は、ガラスのヒビを真似て彫った作品。

左側が自然なヒビ、右側がそのヒビを模倣した彫ったもの。

とても美しく眺めることが本当に贅沢な時間でした。

 

マネビは、マナビ(学び)とマネ(真似)を組み合わせた言葉。

Manabiは"学習"と訳し、"Mane"は"模倣"と訳します。

模倣によって学ぶことは創造性を抑圧すると言われることがありますが、

模倣とは表現のための斬新で革新的なアイデアに出会うということ。



 

私が好きな作品の一つ。


ふたりで商談のためにお出かけした際に、ふと街中にシナゴーク(ユダヤ教の会堂)があり、そこから過去の展示した作品の話になりました。

ユダヤ教のシンボルの“ダビデの星”は正三角形を重ねたマークで12個の三角形で形成されています。

12個の三角形はどの形にも変えることが出来る。

この展示を行った場所はスロヴァキアの“元シナゴーク”の場所。

そこで出来たのは、日本人でアジア人の自分だから出来たのだと。

その作品の話は、チェコに居ていた中でも心動かされたことのひとつです。



今年の2020年4月9日から2021年1月31日まで世界でいちばん美しい街と称されるチェスキークルムロフで展示を行われます。

 

詳細  http://www.esac.cz/en/forthcoming_exhibitions/

 

是非中欧、東欧に行かれる際は是非足を運んでください。

私も行く予定をしています!

チェコ共和国に渡欧される予定の方は、私のおすすめ場所、めちゃくちゃお伝えしますので、なんなり聞いてください。

  
 

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大成哲

Tets Ohnari

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