大和田良 哲学者のような写真家

2020.03.18

こんにちは。

世界中大変な状況ですが、そんな時こそ、本を読んで心を豊かにしたり、アートに触れて、新しい価値観を学びたいですね。早く情勢が良くなる事を祈るばかりです。


さてさて。

先日ブログに書きました、大和田良さんの展示が始まっております。



在廊日が多く、お話しするたびに大和田さんの魅力に惹かれるのは私だけでないはず。哲学者のような写真家だと私はお話しするたびに感じます。

(大和田さん自身は、写真家には哲学者が多いと仰られるのですが、、、)


今回の記事で大和田良さんの内面をみなさまに少しでもお伝えできたら嬉しいです。


大和田さんは幾つか写真集を出されていますが、私はコンセプチュアルな写真集が多い印象がありました。被写体との向き合い方もじっくりと時間をかけて知り、その一番美しい部分を撮り切る。という感じ。過去に出された写真集を2点お伝えします。



『FORMーSCENERY SEEN THROUGH BONSAI』


日本の文化「盆栽」

盆栽の種類や成り立ち、歴史に至るまでリサーチを行った上で製作し、厳選された作品で構成されています。盆栽の持つ、力強い生命力と美しさの新たな魅力を知ることが出来ます。


滅茶苦茶余談ですが、私の祖父は盆栽の先生をしており、祖父の家には何百万円する盆栽がいくつもありました。

自然美と人工美との組み合わせの盆栽は自然の成長の面白さを教えてくれており、祖父はそういうところに惹かれていったのだと思っております。こちらの写真集には勝手に思い入れがあります。


『Banknotes』


世界中の旧紙幣を表裏透かして撮影したシリーズ!


紙幣をマジマジと見たことってありますか?私はなかったです。紙幣にはその国のいろんな情報が集約されています。文化や歴史、風土や人々。そしてその国のグラフィック。紙幣は紙、一枚が価値になり物との交換に使われています。価値とは何か。という事も私は自問しました。


またこの被写体(紙幣)は、「写真のもつ記録性」において十分に発揮するものだと大和田さんは言います。いつも見ている紙幣をマジマジと見返してしまったのは私だけではないはず。



他にも写真集はいくつかありますが、大和田さんの撮る被写体を選ぶものというのに疑問がありました。

被写体を選ぶポイントは何か?と質問したところ「あまり今まで興味を持たなかったもの」だと。そのためその被写体に、徹底的に調べて尽くし、リサーチを重ね、撮影をする。


私の私観ですが、大和田さんは哲学者のような写真家だとお話しするたびに感じてしまいます。撮られた写真が、うっとりするほど美しいのは、知り尽くした後の一枚だからだと。




今回の写真展はスナップです。最近大和田さんのことを知った私からしたら、今回の写真展はどんなテーマなのだろうかと思っていると、スナップだと知った時はびっくりしちゃったのですが、昔からの知り合いの方は普通の反応。

(2007年にB GALLERYで展覧会を行った「Prism」もスナップです。)


壁一面の写真と、映像で流れる写真は、本当に美しく気持ちが良い写真を多く見る事が出来ます。

例えるなら気持ち良い風が吹き、太陽がいい感じに照らされている芝生の上に居ている気持ちと似ています。ただ気持ちよく、美しい写真ばかりではありません。

幾何学的な建物の写真や、車や街の風景、雪の写真や、モノクロの植物、動物たち。写真展に来られると、日々の大和田さんの視点を少し垣間見ることができるのではないでしょうか?






今回、世界の状況でトークショーを行うことが出来なかったので、ライブ配信にて今回の写真集の制作秘話などを語っていただいています。

デザイナー吉田ナオヤさん、大和田良さん、キュレーターの藤木の3人です。2回目のライブ配信も見ることができますので、ぜひ見てください!

https://www.facebook.com/BgalleryBEAMS/videos/544261719550318/



大和田良さんの写真展は今週までとなりました!今回の写真展では、写真集を購入していただくと、壁の写真を一枚お選び頂けます。選ぶ楽しみを感じてください。


大和田良さんの在廊日は、19日17:00ー19:00と23日(時間は未定)も在廊してくださいます。

是非お越しください。


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