TOMI-E について

2020.02.27

こんにちは。


さてさて。

今回の展示は残りわずかとなっています。

TOMI-E BEYOND THE WALL


作品の制作期間は4日間。

リリースには会期前日42時間で描いたと書いてありますが、実際の制作時間は33時間でした。


だんだんと出来上がっていく様子を見て、物との向き合い方が職人で、一心不乱。

次はどう描くだろうのかとガラス越しに見ていました。



出来上がった会場は重圧ある空間。

今までにはないB GALLERYの凛とした空間ではないかと私は感じています。


TOMI-Eさんを一言で言うと日本のグラフィティ・アートの先駆者。

私が知っている限りのTOMI-Eさんの生い立ちをご紹介いたします。


1985年生まれ

15歳の時にストリートで生きることを決意。


1991年の19歳にHIPHOPのカルチャーの根源であるアメリカに渡米。

(この頃のアメリカはHIPHOPが爆発的に盛んで、ブロックパーティーなどにも入っていき、「日本人にもこんな奴がいるのか」と言われていたそうです)


1994年の帰国後はMCDJ、ダンサーとの交流も深くステージアートやアーティストロゴ、アルバムジャケットな作品を多数手がけておられます。

広告壁画、ストリートの壁からプロダクト、企業広告、漫画などに渡り、Graffiti=らくがきのイメージを取り払う幅広い活動をされます。


2001年には自身がモデルとして取り上げられた「TAKI183」という映画が公開。

その際に自身のクルーを冠にしたオリジナルファッションブランドも発表。

ACCASIAN CAN CONTROLERZ の略


2009年には思考が続く中、師の導きから浮世絵に出会い江戸文化と和紙とスプレーから成るGraffiti、その発想から生まれた共通点に辿り着き、芸術家としての絵師から職人気質の絵師へと目覚め、“Made in Japan”への意識がより高まります。


こちらの画集は2011年から2018年の作品が101作品記載されています。

2011年から2018年に渡って絵のテイストの変化も楽しめれる作品。



在廊時にお話をたくさん聞かせていただきましたが、BEYOND THE WALLというタイトルの話になり、話しているうちに涙が出そうなくらい。

HIP-HOPのカルチャーを日本に持ってくるというのはいろんな壁を乗り換えてこられたのだと思いました。

いろんな壁がありますが、乗り越えるには、自分を愛さないと。


考えるな、感じろ

だと思う展覧会会場ですが、私はTOMI-Eさんの魅力をお伝えしたい。

ただただ、百聞は一見にしかず。

どんなに言葉でお伝えしてもこの迫力は目で見て感じて欲しいです。

残りわずかにしか見ることができないなるこの3匹の龍。

是非、お越し下さい。

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