こんにちは。近頃は気温も上がり、日中には春を感じるようになり、アウターはオイルドバブアーが丁度良く感じている草野です。
当ブログ"Kusano Lab"は、洋服を紐解き・研究・ご紹介していくものです。
※時代性のあるクラシックファッションとして、私自身の主観強めのブログになっております。よろしければご一読ください。
今回は私物の〈EDWARD GREEN〉をご紹介します。
尚、以下の内容は私なりに調べ、整合性をとった情報です。しかし、一部ネットなどにあるものと違う可能性がありますので、その点はご了承ください。
私が所有している〈EDWARD GREEN〉は現在2足。
今回はその内の1足をご紹介します。
こちらは《INVERNESS》というモデル。
早速、ディテールを…
202ラストをベースにトニー・ガジアーノ氏が携わり、製作されたと言われる888ラスト。
これは余談ですが、その後2006年にディーン・ガーリング氏と共にガジアーノ・ガーリングを立ち上げています。
888ラストのこちらのシューズはややロングノーズでシャープなスクエアトゥが特徴的。
一見、ベーシックな内羽根のフルブローグに見えますが…
イミテーションで表現されたウイング。
革の切り返しは前足部と後足部を縫い合わせているこの部分のみのため、エレガントな見え方のシューズです。
ヒールのカーブも美しい。
このカーブがあることで、踵がしっかりとフィットします。

窓枠内にサイズ表記等があり、インソールのロゴから所謂、新工場で2004~2014年に製造されたと判別できます。
このあたりの製造元や製造年に関しては、ここでは省略しますので、もっと詳しくという方はご自身で調べて見て下さい。
ではスタイリングを。
ネイビースーツでクラシックに。

ボールジョイントから急激に細くなっているのが伝わりますかね?かなりシャープな888ラストは私史上最も細い靴です。
横から見ても惚れ惚れですわ。笑
〈EDWARD GREEN〉でよく言われるのは土踏まずの絞り込み。
土踏まずを『持ち上げられている』『支えられている』などの表現をされますが、実際に履いてみると納得。
土踏まずを持ち上げてくれるため、とても良い履き心地で疲れにくい。
履いた瞬間、気持ちいいです。笑
所有している〈JOHN LOBB〉《SEY MOUR》
〈EDWARD GREEN〉《INVERNESS》
《SEY MOUR》に比べて土踏まずの傾斜が急なのが伝わるでしょうか。
個人的に〈EDWARD GREEN〉を履いて一番感じたポイントで、一番お伝えしたかった事です。
さて、今回はここまでですが、次回も〈EDWARD GREEN〉の靴についてお話します。
旧工場製の靴を登場させますよ!
お楽しみに!