どーも、こんばんは。
藤尾です。
最近、全然ブログを書いていない。
店舗にいた時は、さながら活字中毒(書く方)のように毎日ブログを書いていたんだけども、最近はそうはいかない。
ブログを書こうと思い立ち、筆を取ると(実際はスマートフォン)、なかなか手が進まない(実際は親指)。
そんなこんなでくすぶっているうちに、スタッフ須藤がブログを始めた。
新たにブログを書いてくれる後輩が出てくることは、本当に嬉しい。
特に、須藤ってのがいいね。
私の観点で、良い接客をするスタッフは良い言葉を綴ると思っているから、きっと須藤のブログもどんどん良くなっていきそう。
ぜひ、皆さんご覧になって下さい。
先日、久しぶりにお会いした関西時代からの顧客様(S川様)に、「恵比寿でカレー食べてることしか書いてないやないですか。」と突っ込まれ、確かにそうやなと勘付く。
S川様とは彼女さんを含めて、とても長い付き合い。
最後に会ったのは、私が関西勤務最後の日辺りだったから、実に1年ぶりくらい。
一番大きな変化は、隣にいる女性の姓が変わっていて、お腹が大きくなっていたこと。
嬉しいなー。
絶対に俺が名前付けるからね。
ブログで応募するからね。
さて、ここからちゃんとブログが始まります。
「スパイスは脳に刺激与えてくれるからな。」と言い放ち、恵比寿でカレーを食べながら、何か良いバッグを作りたいなと思い、頭を抱える。
得てして『良いバッグ』とは何かと、まずは自分に問いかけてみた。
勿論、沢山売れてくれると、それは多くのお客様の元に届き、愛用してくれることが増えるということは嬉しいんだけども、何だかそれだけでもない。
色々悩み続けた挙句、「とりあえず、俺が欲しいの作って自分で買おう。」という何とも職権濫用的な感じで、これを作った。
B:MING by BEAMS レザーポーチバッグ
カラー:BLACK,CAMEL
価格:¥5,000+税
商品番号:92-62-0021-824
私、仕事の時は大きなリュックをメインで使っていて、最近はこれ。
でも、プライベートでは極々小さなバッグしか使わないんですよね。
もっぱらA.P.C.のレザー巾着を小脇に抱えてうろちょろしてるんですが、もっと小さくてもいいなって。
首から下げて、両手をフリーにしたいなって。
財布と携帯さえ入ればいいけど、小さいバッグは何処と無くカジュアルな雰囲気があるから、革素材にして上品さも忘れたくない。
かと言っても、値段もそんなに高くしたくない、でも革の質も落としたくない。
だから、可能な限りシンプルな作りにして、革のグレードは落とさないようにしたい。
そんな無茶な要望に応えてくれたのは、浅草に工房を構えるとあるメーカー様で、創業90年を超える老舗中の老舗。
私も工房にお邪魔したことがあり、そちらで作っているブックカバーを愛用しています。
以前からお取引があったことから、とても快く受けて下さった。
本当にありがとうございます。
見た目にも拘りました。
荷物を入れて、首からさげた時に綺麗に見えるように何度も修正をして、サンプルを作ってもらった。
ベテランの職人様のお陰で、本当に綺麗なバランスが表現出来たと思っています。
伊藤の首にかけてみたけど、やっぱり最高のバランスです。
革って、なかなか大きな面を取るのが難しいんですよね。
変な形をしていたり、汚れている部分があったりすると使えなかったりするから。
だから、小さな面を縫製してバッグだったりを形成していくんです。
でもほら、ここ見て。
底の部分が縫製されていないんですよ。
本当は、こういうバッグってこんな感じに縫製されていることが多い。
白の点がステッチです。ちゃんとまっすぐ点打てへんくて、何回かチャレンジしたんですけど、もういいやってなりました。
こうすることによって、大きな面を取らなくてもバッグが作れるんです。
でもこれは、そうしていない。
革が取りにくくても、敢えてこうしています。
ここは職人様の拘り。
負荷のかかる底部分にステッチが入ると、強度にも多少の問題が出る。
それにやっぱりステッチワークがあるとカジュアルな雰囲気があるんですよね。
とことん、クリーンに仕上げました。
写真で使っているのはサンプルでは無く、私が実際にしばらく使用したもの。
徐々にですが、経年変化の味が出てきて、ワクワクする。
そう、使っていてワクワクするってのは、『良いバッグ』の証拠ではないだろうか。
まぁ後付け感がすごいけど。俺が欲しいの作ったんやからね。
この値段で表現出来る最高のバッグが出来た、と思っています。
では、おやすみなさい。
またちゃんとブログ書きます。
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魔法のリュック、発売中。
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