baba chisa

藤尾 洸喜 2020.07.28

どーも、こんばんは。

ビーミング by ビームス メンズバイヤーの藤尾です。


私がバイヤーに就いてから、まもなく2年が経とうとしている。

思い描いていた2年後の偶像とは、まだまだ程遠い。

中一の時に中三の先輩を見て「あー俺も2年後にはああいう風に大人になってるのか。」と思っていたのに、実際にその年齢になると全然やんっていう感覚に近い。

みんな、分かるかな、この気持ち。


私と同じタイミングでビーミング by ビームスのウィメンズ担当になった、バイヤー澤。

同時期に入ったからか、彼女とは競い合う意味ではなく切磋琢磨できる関係でいれたらいいなと思う。

なんて言いながらも、いつだって彼女の才能には驚かされて、私ばかりが刺激を受け続けている。

切磋琢磨どころか、一方的に研磨されとるんよ。

いつか削れてなくなるよ、俺。かつおぶしみたいに。


そんな彼女は絵を描いたり、刺繍をしたり、とても多彩な才能を持ち合わせています。

ビームスのYOU TUBEチャンネル【BEAMS BROADCAST】内では、彼女の刺繍を楽しむ姿がご覧頂けますので、みなさま是非。

※私がギター弾いている動画もありますが、今はそれは無視して下さい。お願いします。彼女の動画のクオリティと比較しないでください。ごめんなさい。


以前にもメンズの帽子のロゴ部分を刺繍で表現してくれたりと、クリエイティビティ全開なんですよね。


そして先日、彼女が個展を開くということで、お邪魔してきました。

お仕事では澤、アーティストとしては旧姓由来のbaba chisa。


奄美大島の植物で染めた糸を使って刺繍をしていて、なんとも形容しがたい色合いが美しい作品が並ぶ。

あかいろ?しゅいろ?みたいなね。



どれもこれも彼女らしいなーと感じられる作品ばかりで、月並みな表現なんだけど作品に魂が宿るってのはこういうことなんやろね。


色の風合いももちろんのこと、旦那さんと共に奄美大島へ出向き染めてもらったというエピソードが彼女らしくて素敵だなと思う。

そして目をキラキラさせながら、そんな話をしている二人がまた良いんよね。

多分二人とも自分で気付いてないんやと思うけど、めっちゃキラキラしとる。


ほんとはね、このブログも会期前に書き上げて、みなさまにも彼女の作品に触れて欲しかったんやけどね。

うっかりでした。澤ちゃん、ごめん。

では、おやすみなさい。