TV用のSONOS Beam第2世代の紹介です。

古屋 雄一 2021.11.19

こんにちはbPr BEAMSの古屋です。

今日はTV用のエントリースピーカーSonos Beamの第2世代(Gen2)が日本でも発売されましたのでちょっと色々と2021年11月現在の感想を書いてみたいと思います。

Sonos Beam Gen2
カラー:ホワイト、ブラック
価格:¥59,799-(税込)
商品番号:33-74-1288-136


価格・・・

最初に気になるのは¥51,480(Gen1)→¥59,799(Gen2)の価格変更。Sonosの中ではホームシアターのエントリーモデルなだけにどうにか税込みで6万円を切ってくれた事はありがたい。

外装・・・

一番大きい変更は前面のメッシュがファブリック系からポリカーボネートに変更になってよりシンプルな印象になりました。という変更。


個人的にはファブリック系の方がスピーカーらしくて好きなのですが掃除やクリーニングを考えるとポリカーボネートの方が楽ですね。特にワンちゃんやネコちゃんと一緒に過ごしている方には嬉しい変更かと思います。ちなみにこの変更は音には影響はないとの事です。外装ついでに別売のウォールマウントについてですが、これは既存のものが使えるとの事。

初期設定・・・

Gen1からGen2への変更で最も大きな変更がTV(モニター)との接続の変更です。Gen1の時もスピーカーとTVの双方向でやりとりが必要なので基本的にはHDMI ARCでの接続でしたが、このGen2からはさらに多くの情報を送れるようにHDMIeARCでの接続も可能になりました。もちろん普通のHDMI ARCでも接続可能。

このeARC対応は音質にも大きく影響してきますので後ほど音質のところでも触れたいと思います。

なお、作業としては初期設定方法の簡素化のためにNFCが装備された事は大きいと思います。Sonos Roamをお持ちの方は既に体験済みかと思いますがSonos本体に携帯を触れることによって初期設定の情報共有ができるので今まで以上に初期設定が楽になりました。

音質・・・

この音質の変更に関わることが価格変更の肝なのかと思いますが、これが先ほど触れたeARCに対応したことが重要になってきます。eARC対応になった事でDolby Atmosなどの立体的な音源の再現が可能になりました。もちろんこれにはお手持ちのTV(モニター)がeARC対応であり音源が立体音響で出力されている必要があるのですが、仮にそうでなかった場合も左右方向の包み込むサラウンド感は上がっています。

と、ここでSonosの立体音響と言えばSonosArc(¥129,800-)との違いという話になるのですが、価格も2倍のSonos Arcは立体音響を再現するために 5.0.2というざっくり言うと5個の前向きスピーカーと2個の上向きのスピーカーで立体的に音を反響させてますよー的な感じに対して、Beam(Gen2)は3.0panoramicという3個のスピーカーで擬似的に立体的な広がりのある音を作ってますよー的な感じです。もちろん価格は置いておいて迫力や立体効果を強く求めるのであればSonos Arcの勝利です。

簡単に言うとSonos Beam(Gen2)はせっかくドルビーアトモスのような立体的な音で出力されている映画やゲームなら、「ちょっとそれ味わいたいよねー」的に使うのであればとても良い立体音響エントリーモデルとなります。という個人的な感想です。

個人的な感想ついでにもう少し、テレビ番組や音楽番組をちょっと良いステレオ音響で見ることができれば十分と言う方にはGen1は在庫限りなので、このタイミングでGen1購入!も良いと思います。

Sonos Beam(Gen1)
カラー:ホワイト、ブラック
価格:¥51,480-(税込)
商品番号:33-74-0991-136

結論としてはGen2になった事で立体音響が身近になった。とはいえeARC対応のTVと立体音響で出力されているコンテンツが必要。インテリア的に言えばファブリックメッシュになったのでペットと一緒の生活の方はお掃除が楽チンになったというアップデートです。

おそらく、オーディオ評論家の方からするとざっくりしすぎ!と怒られそうですが・・・あくまで個人的な感想なんでお許し下さい。

今回はGen1からGen2の変更についてだけ書きましたが、もちろんWi-Fi経由でストリーミング音楽も聴けますしAlexaのボイスコントロールも対応です。

ちなみに初期設定のTrueplay™を設定時、お馴染みのあの音での設定になりますので深夜の初期設定はお気をつけ下さい。

ふるや