こんばんは!伊藤です。
さて、本日は<Brilla per il gusto>2025年秋冬ラインナップ紹介<Outer編>vol.8、いよいよ<Outer編>編がラストです。
それでは早速いきましょう!

本日のトップバッターは<AUBERGE>。
小林学氏が手がける、古き良きヴィンテージを現代に活かす信念に満ちたブランドです。
ヴィンテージからインスパイアされた素材選び・縫製へ深いこだわりを持つ一方、日常使いもしやすいスタイリングとシルエットが魅力的なアイテムが多いため、ヴィンテージ好きの方はもちろん、ハイクオリティな本物思考のアイテムがお好きな方に間違いないブランドです。

AUBERGE AWARD
カラー:NAVYxBLACK
サイズ:38,40,42,44
価格:¥198,000(税込)
商品番号:24-18-0599-608
こちらはアワードジャケット。いわゆるスタジャンというやつですね。
モデル名も<AWARD>みたいです。
色々なデザインやディテールが組み込まれているものが出回っているアワードジャケットですが、今回のこちらは無駄を削ぎ落ちしたシンプルなデザイン。
それは素材のクオリティの良さを際立たせるためのものだとか。
というのも、本体部分にはSuper160'sウール×カシミア×ヴィキューナという、比類なき獣毛のブレンドによる極上素材を使用。史上最もエレガントなアメリカ海軍メルトン、という表現が使われていました。
カシミアやヴィキューナといった高級素材だけでは柔らかすぎてしまうため、芯のある仕上がりを目指して選ばれたのが、スーパー原料の最高峰ともいえる160'sウール。これにより、美しいドレープと共に適度なハリ感を持たせることができたとか。
さらに注目すべきは、幻と称されるヴィキューナの毛。かつて単独輸入された際のデッドストック原料をわたの状態で保管していたものを使用しており、その独特なぬめり感や濡れたような光沢が、唯一無二の存在感を放っています。
そして袖革はAUBERGE定番の北海道産カーフレザー。全ての材料が日本由来でできております。
この素材感の機微は悔しいですがこの環境だと写真で表現できないのでぜひ店頭で。

AUBERGE GRORGE
カラー:NAVY
サイズ:38,40,42,44
価格:¥165,000(税込)
商品番号:24-18-0600-608
こちらは<GRORGE>。
<AUBERGE>定番のジャケット<KOLLAR>に、<AWARD>と同じヴィキューナメルトンを載せたモデルです。
メルトンと言うとどうしてもアウターを作りがちですがこの<GEORGE>はCPOシャツ的なジャケットなので室内でも着用しやすいバランスだとか。
立ち襟と随所にレザーが使用されている感じなど、どこかフレンチなジャケットを思わせるディテール。ダークトーンながら表情のある感じが奥行き感じて洒落てるジャケットです。
AUBERGE CONNERY
カラー:NAVY
サイズ:38,40,42,44
価格:¥327,800(税込)
商品番号:24-19-0303-608
そしてさらに同じメルトンを使用しているヴィンテージのガウンコートから着想を得たラップコートも。
個人的にはこちらがいいなと。

ゆったりとしたシルエットに対して、大きめの襟やたっぷりとした前身頃が動きに表情を与え、カジュアルな羽織りとしても存在感抜群。逆にウエストを絞れば、どこかミリタリーテイストも感じさせる引き締まった佇まいに。
ウエストのレザーダブには、メゾンブランド傘下の名タンナー<デュピュイ>社製のカーフレザーを使用。
ラフにも、端正にも着こなせる2WAYの魅力を備えた一着です。
AUBERGE TRIDENT
カラー:CharcoalNavy
サイズ:40,42,44
価格:¥137,500(税込)
商品番号:24-18-0601-608
こちらは<TRIDENT>。英国海軍サブマリンジャケットをデザインベースに改造したモデル。
素材には、漁業用の廃網を粉砕、再生したリサイクルナイロンを横糸に用いた、<ダイワインターテック>との共同開発によるまったく新しいオリジナルファブリックを使用。
縦糸には上質なギザコットンを使用し、チャコールに染め上げ。これに対し、再生ナイロンの緯糸はネイビーとオリーブの2色を配し、織りによって奥行きある色調を実現。微細なトーン差によって、無骨さの中にも洗練されたニュアンスが漂います。
ナイロンを緯糸に採用することで、超高密度織りと相まって生地強度は最大限に向上。ハードな環境にも耐える実用性と、サステナブルな思想が共存した、まさに〈AUBERGE〉ならではの革新的なクロスです。
この素材で英国海軍サブマリンジャケットを作ろうとなったのも、素材の漁業用の廃網を再生したリサイクルナイロン、というところから来たそうです。
オリジナルは中綿のところ、こちらにはダウン90%フェザー10%を封入し、軽さを出しております。象徴的なハイネック部分は開けて着ると上品な印象にも見えます。そして内側の顔に当たる部分はブラウンカラーのカシミア100%のフラノを貼っておいるというところも<AUBERGE>らしいです。
AUBERGE REGIONS
カラー:CharcoalNavy
サイズ:40,42,44
価格:¥167,200(税込)
商品番号:24-19-0304-608
英国軍のコールドウェザーパーカから着想を得たフードとポケットに、米軍のN-3A/Bのシルエットやディテールを巧みに掛け合わせた、ハイブリッドな中綿ジャケット。フード裏にはアルパカ混ウールボアを採用し、防寒性と肌あたりの良さも抜群です。
表地には<TRIDENT>と同じものを採用しております。

商品説明を見て初めて知りましたがフード中央にファスナーがついているらしく(おそらく写真に収まっていない真後ろ)、ジップを開くことで、肩にかかるショール風のコヨーテファーが現れ、ミリタリーウェアとは思えないラグジュアリーな表情へと変化するとか。
1着で印象の違う2着分楽しめるので価格以上のコストパフォーマンスが期待できます。

【別注】PENDLETON / コーチ ジャケット
カラー:CHARCOAL.G BROWN
サイズ:S,M,L
価格:¥17,600(税込)
商品番号:24-18-0588-964
続いて<PENDLETON>。
こちらは説明会時にはサンプルありませんでしたが、オンラインページで伊井が着用しているということはサンプルが入ってきたのでしょう。
コットン100%、30/2(双糸)を綾織りし、片面に起毛加工を施した薄手で柔らかい素材で<PENDLETON>のアーカイブ柄のアレンジをしています。
こちらのコーチジャケットはインラインモデルをベースに、ブランドロゴの位置を後ろ身に変更をした別注仕様。
更にCHARCOAL.Gのカラーリングはインラインにはない配色を採用しています。
程よくゆとりのあるシルエットで、モダンな佇まいを演出。ロングシーズン活躍する、大人のオフスタイルを品よく飾る1着です。
9月上旬ごろ入荷予定。オンラインページありなので予約購入もオンライン上で可能です。

LECTEUR ハウンドトゥースラグランスリーブコート
カラー:WHITExBLACK
サイズ:42,44,46,48,50,52
価格:¥173,800(税込)
商品番号:24-19-0315-272
個人的にこちらが今回のラインナップの中で1番驚いたかもしれません。
元BEAMSスタッフでもある五十嵐 裕基氏が手がけるオーダーサロン<LECTEUR(レクトゥール)>から初登場となる既成仕立てのコート。

こちらはディレクター中村が約2年前に<LECTEUR>でオーダーした一着を既製品に落とし込んだもの。
中村がオーダーしたのは<W.BILL>のヘリンボーンツイードのもので、そちらで製品化しようとしたものの、生地が廃番となり一度見送りに。
そんな中で出会ったのがこちらの、英国は<ABRAHAM MOON>の大柄の千鳥格子生地。
本来はオリジナルのコートに載せる生地を探していたところでしたが、重すぎず、それでいてしっかりと存在感のあるこちらの生地は、この<LECTEUR>のコートにぴったりだということでこのコートが実現しました。

袖口はクラシックなターンナップ仕様にボタン付き。シルエットやディテール、サイズ感まで中村氏のパーソナルオーダーを忠実に反映しており、既製でありながら“一点もの”のような完成度を誇ります。
もちろん中村レコメンド。
ご紹介するのがだいぶ遅くなったので申し訳ないですがすでにキャンセル待ちになっているサイズもあります。
特に小さめのサイズの方はお早めにお問い合わせしていただくことをおすすめいたします。

l’impermeabile バルカラーコート
カラー:BEIGE
サイズ:42,44,46,48,50
価格:¥137,500(税込)
商品番号:24-19-0316-210
中村リコメンドはもう一つ。
こちらはイタリアの老舗アウターブランド<l’impermeabile(リンペルメアビレ)>による、英国的なムードを漂わせるバルカラーコート。
一見するとクラシックなセットインスリーブのバルカラーながら、細部に込められた、らしさが光る一着です。
表地はオイルドクロスながら、あの英国製にありがちなベタつきや匂いは皆無。サラリとした手触りで、言われなければ気づかないほどの快適さを実現しています。取り外し可能なコーデュロイ襟を外せば、プレーンなバルカラーとしても着用可能です。

ゆったりとした身幅とやや長めの着丈は、モダンなバランス感に仕上がっており、ジャケットの上からも無理なく羽織れるサイズ設計。
本来は水平ポケット仕様のところ、スラントポケットに別注変更。これは80~90年代のブリティッシュブランドや、当時のパリのセレクトショップでもよく見られた仕様で、どこかフレンチアイビーの香りも感じさせるディテールです。
個人的にも好きなディテールで、ポケットへのアクセスがしやすい絶妙な角度なんですよね。それでいて洒落てるなら文句なしです。

なお、<l’impermeabile(リンペルメアビレ)>は英国ブランドのコートもOEMで手がけている実力派で、PITTI UOMOでも常に来場者が絶えない注目ブランドとして知られています。
英国調・フレンチアイビー・イタリアンモダン。それぞれのエッセンスが調和した、まさに今着たいアウターです。

そして<Outer編>のラストを飾るのは<Brilla per il gusto>オリジナルのロングPコート。
こちらは商品情報の記載がなかったので商品番号は不明です。
こちらのグレーはサンプルで、実際はネイビーで展開予定です。

<Outer編>の最序盤でご紹介した<Brilla per il gusto>オリジナルのものがテーラードらしい端正な面構えだったのに対して、こちらはややスポーティな印象。位置付け的にもカジュアルなコート、と言った感じです。
Pコートといえばボタンが碇マークの物を想像される方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらはより<Brilla per il gusto>のような都会的なコーディネートとマッチングしやすいように通常のボタンにしてあります。その代わり、ポケットやラペルの雰囲気はPコートのものを活かしたバランスに調整しています。
予定価格は9万円台半ば。
手に取りやすい価格帯も魅力的なポイントの一つです。
また詳細わかりましたらお知らせしますね。
と言った感じで<Brilla per il gusto>2025年秋冬ラインナップ紹介<Outer編>vol.8、そして<Outer編>のご紹介が全て完了しました。
ポイントキャンペーンの期間と被っていたこともあり、店頭立ちながらだとなかなか書き進められずに細かく書いてきたため、後で見返しづらくなってしまったかもしれないですね。後で目次でも作ろうかな、、、
次は<Shirts&Knit & Cut-and-Sewn編>にしようかなと思っております。
引き続きブログのチェックお願いいたします。
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伊藤 大貴