<991>日本の匠

無藤 和彦 2018.10.22

こんにちは無藤です。

だいぶ空気が冷たくなってきて、さすがにTシャツ1枚では肌寒くなってきましたね。春夏シーズンに、ティーシャツにジャケットという楽なスタイルを覚えてしまい、自分のスタイルの定番となってしまいました。それなので、秋冬シーズンもクルーネックにジャケットというスタイルで行きたいと考えています。でも、ニットってTシャツと違い、着たらそのまま洗濯機というわけにはいかないので、ちょっと手間がかかります。でも、あるんです、ニットが持つ天然繊維の長所をちゃんと生かした楽々ケアのウォッシャブルニットが。


991 / RaYS 18ゲージ クルーネックニット
価格:¥26,000+税
商品番号:24-15-0167-457

それが、ニットの奇才佐藤正樹社長とその佐藤繊維(株)の精鋭部隊によって作られている「991(キューキューイチ)」という世界でもこの工場でしか作る事の出来ないニットです。


何がすごいのかといいますと、この糸は、ニットが本来持つ糸表面のうろこ状の「スケール」を生かした洗えるニットだというところにあります。「スケール」の役割は、温度や湿度に合わせて開いたり閉じたりすることで、温度湿度を糸自らが調節するという天然繊維ならではの機能です。しかし、「スケール」には、水に濡れると大きく開き、スケール同士が絡み合う事で縮みや堅くなる(フェルト化)してしまうという短所があります。そのため、従来からあるウォッシャブルニットと呼ばれている糸は、この「スケール」を薬品ですべてとかしてしまう事で、縮みやフェルト化しないように糸を加工します。言ってみれば、ウール糸が従来から持つ機能をすべて犠牲にして「洗える」ということを謳ったもので、ニットでありニットでない、そんなものでした。しかし、佐藤社長をはじめとする精鋭部隊は特殊な加工技術を開発し、ニットの機能を一切損なわない本当のウォッシャブルニットを作る事に成功したのです。


それが、この「991 RayS」シリーズです。これならば、数回着た後、ネットに入れて洗濯機で洗う事が出来るので、ケアが簡単ですし、何と言っても気楽に着られます。私のように、ジャケットとコーディネートしてもいいと思いますし、ブルソン・レザーウエアのインナーやコートにも似合ってしまう上品さを持っています。そしてこのRaYSの糸は、一般的に高級ウールといわれているエクストラファインメリノウールのさらに上を行く柔らかさとしなやかさを持ったスーパーファインメリノウールに特殊加工を施した糸なので、直接素肌に着てもチクチクしたりしません。


今シーズンお勧めのニットです。絶対にイイと思います。どうぞ店頭でご覧になってみてください。

公式オンラインショップでも販売しております。