こんにちは、無藤です。やはり、天才が考える事は凄い!凄すぎる。今シーズンも991ブランドの佐藤社長が創ったニットジャケットが最高なんです。このところ、メンズ市場がスポーティーになってきたという事と春夏シーズンのクールビズが定着してきたこともあり、色々なブランドからニットジャケットがコレクションされるようになりました。どれも、「軽く・コンフォータブル」でこの時期にはとても使い勝手の良いアイテムだと思います。そのニットジャケットも天才佐藤社長の手にかかると、びっくりさせられるような一品に仕上がります。
ご覧ください。縫い代が全くありません。これは、「ホールガーメント製法」という一着をまるごと編んでいくという製法で作られています。それにより、肌触りが良く軽い着心地に仕上がっています。また、素材も強く撚った「強撚コットン糸」を使い、表面に「和紙」をブレンドしたリネン糸を編み込んで作られた特別なニットなんです。なぜ「和紙」をブレンドしたかというところに、この素材がものすごく考えられて作られたという事がわかります。日本の夏は、高温多湿です。それを考えた上で、吸湿・吸水効果を計算してのブレンドだという事です。こんなこと誰も考えませんよね。
もう1つ、このニットの凄い点があります。通常は、ニットは縦方向に編んでいくものなのですが、このニットはあえて横方向に編んで成型しています。これにも重要な理由があります。ニットジャケットは、何回か着ているうちに縦方向に伸びてきますよね。その「縦伸び」を防止するために、横に編んでいくという製法で作られています。また、ニットジャケットならではのコンフォータブルな着用感を損なわないように、横方向には適度に伸びるように計算されています。
いつも「991」のコレクションを見ながら佐藤社長のニットに対する情熱と熱い思いを聞かされると、こんなすごいニットは世界中探しても絶対無いなと強く思わされます。出来たら、この佐藤社長から伺う熱いお話をそのままスタッフたちに感じて貰い、スタッフ達からお客様方に「なぜ、ビームスとして991ブランドをラインナップしているのか」という事がお伝えできれば最高なのですが、それがもどかしいところでもあります。そして、佐藤社長が作り出すニットの凄さを感じているのは、どうやら私だけではなく、世界中の目利きといわれるバイヤー達も同意見のようで、佐藤繊維様の素材は世界中から引く手あまただそうです。これには納得です。これからのシーズンに向けて、着やすいジャケットをお探しの皆様、是非、このニットジャケットをお勧めいたします。 ネイビーの他に、ベージュもございます。