今晩は、銀座店の新井です。
東京都は大変な状況となってきました。
なのに朝の電車は今日も満席、、
皆さんも無理をせずにオンラインショッピングを楽しんで下さい。
そんな時間潰しのブログ投稿をしていこうと思います。
今回は身の上話でなんとか繋ごうかと。
この春までは商品企画を長い間やっておりました。
こんな感じのとあるレーベルのドレスアイテムを中心に企画デザインをしていました。意外と全国的にみると馴染みのある方も多いかも知れませんね。
海外生産を軸にビームスの中でもこのレーベルは生産数量が1番位に多かったので、
①ビームスらしいトレンドとクラシックの共存
②万人にお求めやすい大衆性
③ビームスファンを裏切らないクォリティの維持
これらを念頭に全然手が抜けず大変でしたね笑
日本を筆頭にアジアの諸国の工場を廻って良い物作りが出来る様に全力を尽くしてきた気がします。
何ならドレスの物作り極めてきたのかなぁとか調子の乗ってたかも知れませんね。
でも久しぶりに店に戻ると、改めてこのブランドにはまだまだ自分はガキンチョだと思い知らされました。

もうみんなこのブランドはお馴染み。スタッフもみんな着てます。天邪鬼なので距離感出してましたが、、
分かりやすくこれはそう簡単には真似出来ないなって改めて痛感しました。
誰が着ても、着た瞬間に感じるカッコいい。着やすい。と感じる事の出来るジャケット
語ろうと思えばいくらでも。でも語らずとも羽織って頂ければ直ぐに分かるイタリアナポリ仕立てのジャケット。

超絶に感じるのはパターン。私もパターンをかじっておりますがスマートに美しく魅せる肩周りとダキ周りながら、余分な逃げがなく非常に着やすい型紙はアットリーニ家の至宝ではないでしょうか。そしてその型紙を存分に表現する縫製技術。
どうしても国内縫製では再現が不可能なイタリア人の秘伝の技術。出来れば譲って欲しいです。
表題は80年代にイギリスで風靡した有名なトリオバンドの代表曲。 彼らって結成前から豊富なキャリアをもつやり手のメンバーなんですが、そんな技巧派の3人があえてシンプルな大衆然とした曲を奏でた意味。
これ見よがしに多くを語るのは野暮。万人が直感で良いと思えるモノの背景には実は卓越した技術が隠れてるものなんですよね。
ナポリ仕立てのジャケットはいつまでも見つめていたい至極の美しさでした。
是非銀座店にて堪能しにいらして下さい。
では、銀座にてお待ちしております。
新井