2021秋冬スタイリング Vol.66

皆様、おはようございます。

市内の公園の中でも、お気に入りの公園には独特の公園名を名付ける4歳の息子。最近追加された「とうきょうタワーこうえん」。そんな事より、何故、東京タワーを知っているのか…が気になるドレス担当、川口でございます。

今回は、オンオフ兼用アウターですが、私はオンで着ていただきたいアウター、です。

毎冬ご好評いただいている、英国MALLALIEUS（マラリウス）社の生地を使用した〈Barbour（バブアー）〉の別注BEDALE-F（ビデイルF）ハウンドトゥース＋ペーンジャケットです。

別注仕様のBEDALE-Fとは、ブランドを代表するロングセラーモデルBEDALE CLASSIC FIT（ビデイルクラシックフィット）をベースに、着丈を3㎝加寸した縦横共にゆったりとしたフィット感が特徴の現代的なシルエットが魅力のモデルです。

しかし、BEDALE最大の特徴であるハンドウォームポケットと腰のポケットは、スリムフィットモデルBEDALE SL（ビデイルSL）のサイズを採用しています。

ボディーの面積に対してコンパクトなポケットは主張を弱め、とても都会的で大人の男性に相応しい仕上がりになっています。

コート…とまでは言いませんが、使い方としては近いものがあります。ジャケットの上から羽織っても、しっかりと裾が隠れる安心の着丈です。

オンラインショッピングではハウンドトゥースとご紹介していますが、正確にはシェパードチェックです。ホワイト×ブラックのシェパードチェックに合わせたブラックコーデュロイの襟が、大胆な柄を調整するかのようにドレス顔へと引き締めてくれています。

ジャケットとしても成立するであろう今回の生地は、2020秋冬でも展開のあった〈BEAMS F（ビームスF）〉のジャケットにとても酷似していて実証済み。キャメルカラーのオーバーペーンがとても映える美しい仕上がりです。

英国製ツイードと言えば、HARRIS TWEED（ハリスツイード）社を真っ先に思い浮かべると思いますが、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドから成るUK、そしてアイルランドの全てにおいてツイードは、伝統の織物であり名産品の1つとして確立されています。

ホームスパンを主体とするHARRIS TWEED社とは違い、MALLALIEUS（マラリウス）社は自社一貫生産を徹底している稀有なツイードメーカーの1つです。1863年創業の老舗ながら、最新設備の投入により安定した生産量と品質を確保、マーケティングにも力を入れ、トレンドをいち早く取り入れる感覚も優れています。それでいて良心的な価格…最高です。

Barbour × BEAMS F / 別注 BEDALE-F ハウンドトゥース＋ペーンジャケット
カラー：ブラック×ホワイト
サイズ：34〜42
価格：￥74,800（税込）
商品番号：21-18-0433-197