JOE FALCONEとROCKAWAY BEACHにて【後編】

Ryoichi Igarashi 2020.09.01

前編からの続きです。


ROCKAWAY BEACHでの波乗り後、JOEのシェイプルームにて(グリフィンは今回、JOEのシェイプルームを借りてシェイプしています)。


入ったオーダーのシェイプをするグリフィンの生シェイプを間近で堪能。


不思議なもので、シェイプしているところは何故かずっと見ていられます。グリフィンも10代からシェイプを初めた生粋のハンドシェイパーです。JOEもグリフィンもみんな本当に器用にボードをサクサク完成させていきます。「お前もシェイプしろよ」ってグリフィンもJOEも私に何回も言ってきたので、機会があればぜひ一度挑戦してみたいものです。


サーフィンから帰ってきても、シャワーも浴びずに1時間くらいずっとWETSUITS姿でグリフィンと波乗りの話をし続けるJOE。グリフィンのシェイプが一向に進みません(笑)


やっとこグリフィンのシェイプが1本終わったところで、JOEの実家でみんなでご飯を食べようと、家に招き入れてくれました。


JOEの実家にいるポロ♂。入った時一瞬この強そうな風貌にビックリしましたが、大人しくてとてもキュートな性格でした。


JOEがポロにちょっかい出して軽く怒らせて、じゃれあう二人。とっても仲良しです。


その後帰り道、JOEが「今飼っている犬にも会っていくか?」と言ってくれたので、急遽JOEの家にお邪魔することに。


このダイニングテーブルはJOEの自作。もらってきた木材で作ったらしいのですが、クオリティーがかなり高めでした。


ライトの付け方といい、とにかく画になるダイニングルーム。


そしてJOEの愛犬、ジュノ♀の登場。かなりの人見知りちゃんで、はじめはずっとJOEのそばを離れようとせず、私は少し警戒されているような気がしていました。


でもJOEがジュノに「大丈夫だからジュノ、あいさつして」みたいな事を言ってくれてから徐々に打ち解けてくれました。帰り際には初めの警戒心が嘘のように溶けて、自分の足にくっついてくるまでになったジュノ。この横目でチラッと見てくる感じ、たまりません。


最後は「ジュノの散歩がてら駅まで送ってやるよ」ということで、陽の暮れた雨道をテクテク歩きます。JOEとはこれがニューヨークトリップでの最後に会う機会となり、「またニューヨークか日本で会おう」という約束と、このスペシャルな旅での感謝を伝えて、退散。



ジュノは小さい時、捨て犬でした。


ガリガリに痩せ細り、人間に対し、警戒心しか抱くことが出来なかった子犬をJOEとレオノラ(JOEの奥さん)が発見した時、JOEとレオノラはすぐに引き取る事を決意。それがジュノでした。JOEとレオノラが愛情たっぷりに育てたジュノは、今ではとても元気に、JOEの家族の一員としてとても幸せに暮らしています。


JOE FALCONE SURFBOARDをじっくり見た事がある方はご存知かもしれません。


ボトム側のテール部分にあるこのRBNYの文字は、JOEが生まれ育ち、今もなおシェイプをし続けている「ROCAWAY BEACH NEW YORK」の頭文字から取ったもの。これはJOEの直筆で全てのボードに墨入れされています。自分自身初のROCKAWAY BEACHを経験してみて思った事は、JOEはとにかく良い奴だったという事です。色々考えて書こうかと思っていましたが、ただその一言に尽きるのかなと今では思っています。とにかくよく喋って、よく笑って、周囲に対して優しくて、サーフィンが大好きで、楽しい事が好きで、家族を愛している。ただの子供じゃないかと突っ込まれても致し方ない部分もありますが(笑)、それが自分の知るJOE FALCONEそのものなのです。JOEのサーフボードを買っていただいた方はもちろん、そうでない方にも私は皆さんにJOE FALCONEという人物を紹介したいと思っています。JOEと実際に会って話をすれば、どんなサーフボードを作っているのかがきっと分かると思うから。いつかそんな機会をこの日本のPilgrim Surf+Supplyで作れたらなー、なんて密かに小さな夢を抱いています。





それではまた次回