Herbie Hancock

Shinnosuke Okada 2020.09.28

Pilgrim Surf+Supplyのお店では、オーナーのクリスが選んだレコードをプレイしています。



今回は数多くあるレコードの中からHerbie Hancockの「Head Hunters」という一枚をご紹介します。




Herbie Hancockはシカゴ出身のジャズアーティストです。

アメリカのなかでもシカゴはジャズやブルースが非常に有名で、特有のスタイルを確立するほど盛んな街です。

そんな音楽の街で育ったHerbie Hancockは非常に革新的なジャズのプレイこそ彼の真骨頂ではないかなと思います。

初期の彼の作品を聞くとモダンジャズのスタンダードと言える、非常に優等生的な音楽でした。

しかし、マイルスディヴィスのグループから離れると突如フュージョンジャズの先駆けともいえるそれまで誰もやったことのないような音楽を始めるのです。




現代ではオルタナティブミュージックなんて呼ばれていますが、この源流としてHerbie Hancockを挙げる事が出来るでしょう。

1973年のアルバム「Head Hunters」のなかで彼はジャズ・ロック・ファンクの3つのジャンルの要素を混ざ合わせ、一枚のレコードに纏めあげたのです。

ファンクというと泥臭く、かなり癖のある音楽という印象を受ける方も多いのではないでしょうか。

このアルバムではファンクのグルーブを感じさせながらも、スッキリと整理したという印象を受けます。

ジャズのクールさとファンクのグルーブを掛け合わせた非常に面白い作品です。



この作品の中に収録されている「Watermelon Man」という曲が一番印象深い一曲です。

初めてHerbie Hancockの作品で耳にしたのがこの曲でした。

当時はジャズに殆ど興味がなく、面白さもわかっていませんでした。しかし、この曲だけは気に入り、よく聞いていました。

彼の音楽のジャンルに捕らわれない作曲、プレイは、ジャズになじみのない人でも楽しめるとおもいます。