Ray Barretto

Shinnosuke Okada 2021.12.15

今回はラテンとジャズを繋げたパーカッショニスト、Ray Barrettoをご紹介します。


彼の偉大な功績について語る前にRay Barrettoの出自について触れておかなければならないでしょう。


Ray Barrettoは1929年にアメリカのニューヨークで

プエルトリコ移民の両親の間に生まれます。


幼少期にDuke EllingtonやCount Basieを聞いて育った彼は、ジャズクラブに出入りするようになり、

コンガをバンドメンバーとしてプレイするようになります。

1960年頃にはBlue NoteやRiversideといった有名レーベルでハウスミュージシャンとして活動するようになります。

(以前ご紹介したWes Montgomeryのバンドメンバーとしての活動が有名です。)


彼がハウスミュージシャンとして活動していた当時のニューヨークではラテン音楽が大流行します。

代表的なもので言うとJoe Bataanらが生み出したBoogalooですね。


この流行と彼のBlue NoteやRiversideでの経験があったからこそ、

ジャズのようなモダンな音楽とキューバの日差しのもとで生まれた情熱的な音楽を融合させて、

新たな音楽のスタイル(ラテンジャズ/サルサ)を生み出すことができたのではないでしょうか。


Ray Barrettoは"Hard Hands"と呼ばれるほど力強くテンポの速い演奏で有名です。

私は自身のニックネームを冠したアルバム『Hard Hands』の「Abidjan」という曲がお気に入りです。

Ray Barrettoのパーカッション一つでジャズのクールな空気が一気に情熱的なカリブの雰囲気へと様変わりするので

いつ聞いても驚きに満ちている曲です。

それだけエネルギーに満ちた彼の演奏はジャズの新たな可能性を提示する起爆剤としては十分だったと簡単に想像出来ます。



Joe Bataanと同じく、ニューヨークという生活の中で文化の交錯する街でなければ

Ray Barrettoという天才は生まれていなかったかもしれません。

では次回...



Ray Barretto, the percussionist who invented salsa, was born in 1929.

His parents immigrated from Puerto Rico. 

Ray Barretto listened to jazz music, such as Count Basie and Duke Ellington in younger age.


His carrier as a jazz musician starts around the 1960s.

In the 1960s, Ray Barretto was a studio musician for the Riverside and Blue Note.

Latin music became a craze in New York in this era.

Ray Barretto fused this vogue and the jazz.


It was impossible to create a new music genre, Latin jazz/salsa without his carrier as a jazz musician and Puerto Rican blood.