今回は趣向を変えて、お店のインテリアから椅子を一脚ご紹介します。

渋谷の〈ピルグリム サーフ+サプライ〉のウッドデッキでお客様を迎えているこちらの椅子が今回のブログの主役です。
こちらはデンマークのデザイナー、オーレ・ゲルロフ・クヌードセン(Ole Gjerløv-Knudsen)という方が手掛けた「Saw Chair」というものです。
1958年にデザインされたとされており、その名の通りBucksawというノコギリにインスピレーションを受けて生まれたそうです。
(Bucksawは大きな木を短くカットして木材に加工するために使われる道具で、木製のフレームに刃が付いたデザインが特徴的です。)
「Saw Chair」の木製のフレームに縄でテンションをかけて椅子全体の形を保つという構造が非常にBucksawの構造と似ています。
簡単にパーツそれぞれに分解することができ、ネジや釘を使っていないので再度組み立てることも容易という合理的で実践的なデザインが非常に美しいですね。
こちらと同じシリーズでコットもあります。
デザイナーがキャンプに行った際に風邪をひいてしまった息子が冷たい地面で寝ないでいいように近くにあった木の枝とロープを素材に
簡易的なベッドを作ったという体験をもとにして作ったものと言われています。
簡単な構造なので分解も容易で、非常にコンパクトなサイズになります。
持ち運びも行えるように付属のバッグが付いております。

極限まで絞り落したその機構は芸術と言える完成度で、木製の丸いフレームが放つ柔らかな雰囲気はウッドデッキとの相性抜群です。
ウッドデッキでこの椅子に座りながらビールを飲む、素敵な休日が過ごせそうではないですか?
是非お店でその座り心地を試してみてください。
Shibuya shop has a beautiful wood deck.
There are beautiful chairs on our beautiful deck.
Today's topic is the Saw chair designed by Ole Gjerløv-Knudsen, a Danish architect.
Impressively, this chair is made with no screws. The designer was inspired by a bucksaw and came up with this design in 1958.
In the Saw chair, there are functional beauty and modeling beauty.
When you stop by the Shibuya shop, feel free to have a seat.
It feels good to have a beer on this beautiful and functional chair.