「生」への感謝エピソード

小林 俊 2021.04.29

こんばんは小林です。



シーズンになると遠方からもサーファーが集まるような、そんな海岸線沿いに私の実家はあります。



友達とサーフィンをしたり、海水浴をしたり。夏は真っ黒に日焼けして。そんな少年時代を過ごしていました。



ある日のこと。

この日はやや風が強かったが、気温も30°を超えていて、すぐさま海に入りたかった。



しばらく沖の方で遊んでいると、段々と強くなる風。荒れる波。

瞬く間に体の自由を奪うほどの水に襲われてしまいました。




気がつくと友達は陸に避難している。

私も必死に陸を目指しますが、体は右へ右へとただ流されるだけ。




焦りを感じている最中、追い討ちをかけるかとのように、浮き輪を纏った溺れた子供が目の前に現れた。




自分一人だけであれば、恐らく助かる。

しかしそんな非情な事は出来るはずもなく、溺れている子供の浮き輪を掴みながら必死に陸を目指した。



「死に物狂い」

まさにこの言葉の通り、死を覚悟し必死に陸を目指すも、意思に反し体は右へ、後ろへ。



苦しそうにしている子供。

もう体力の限界だ。

諦めかけたその時。





黒く光る筋肉の塊が見えた。


ライフセイバーだ。


屈強な水着姿の男性に抱えられ、みるみるうちに陸へ。


人生で初めて死を覚悟した瞬間。

そして生きている事への感謝を思い出させてくれる思い出です。




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でも家のお風呂でも満足です。贅沢は言いません。生きているだけで幸せです。




それではご覧頂きありがとうございました。








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