オバんです☺︎
昨日のつづきです。
今宵も【イーストウエストレザー】について。
非現実的で特異性のあるデザインは
(*当時の社会、風潮、習慣などが反映されており、イーストウエストたらしめるデザインで魅力でもあります。)
デザイナー、メゾンの教科書とされ、
トム・フォードやエディ・スリマンなど
数々のデザイナーにも影響を与え
GUCCI、Dior、サンローラン、バレンシアガやミュウミュウなどコレクションにも反映されるほど。
イーストウエストにはユニークな名称のモデル(型)が存在します。
*イーストウエスト:WINCHESTER
*South Paradiso Leather:WINCHESTER
ジャニス・ジョプリン、ジミヘン、デヴィッド・ボウイやエルビス・プレスリーなど
錚々たるミュージシャンが顧客リストに名を連ねています。
彼らのカスタムオーダーなども請け負っていた為に、見たことのないようなモデルも数多く存在します。
伝説のレザーブランド:East Westを現代に引き継ぎ蘇らせた
【South Paradiso Leather】
(*画像は@romulus_the_great より承認頂いております。)
「Romulus Von Stezelberger氏」が
手掛けるLAのレザーブランド。
East Westより正式に
デザイン、パターンを譲り受け、
ミシンナーまでも当時の職人を採用。
デザイナー:「Romulus Von Stezelberger」が掲げる
“FashionにArtを戻す”
というコンセプトの元に70年代と現代のアートを融合させた、その幻想的・独創的なデザインは他のレザーブランドとは一線を画し、数多くのミュージシャンやファッションフリーク達を魅了し続けています。
*Romulus氏が快く快諾して頂けましたので
画像掲載させて頂いております。
イーストウエストの名作“DRIFTER”。
イーストウエストのレザーは初期から中期頃まで“裏地なし”。
裏地がないのは仕立てのクオリティの高さを表していると言われてもおりますが、着用によるインナーの擦れや汗(主に脇部分など)色移りもあります。
今から50年も前のクラフトレザーとは思えないシルエット。
ビチビチで着てこそイーストウエスト。
革が擦れる音が堪りません。
最初期を除いて、ほとんどのモデルの襟裏にガンジャポケットがあります。
当時のアメリカではドラッグが蔓延しファッションや音楽など多大な影響を与えていたと。
☞モデル名不明。
おそらくレーサーではないか?と…。
誰かがカスタムしたであろう逸品ですね。
イーストウエストのデザインは、とても素面で作ったとは思えません。
絶頂期にあったイーストウエストが突如姿を消すのには、ドラッグが要因の一つであったと。それは、気力・体力の限界だったのではないかと…。
1960's〜70'sという時代特有の風潮や習慣、社会などがダイレクトに映し出されたデザインは現代ではなかなか生み出せない特異性を極限にまで盛り込んでいます。
構築するデザインやスタイルの要因はまさにカルチャー。
イーストウエストやサウスパラディソを見かけましたら、是非!!触れてみてくださいね!
売ってようが、売ってなかろうが、
買えようが、買えなかろうが、
本物を見たり・知ったりするのはとても大事なことだと思います。
(触れて感じて貰えるのが一番ですが…。)
special thanks
@romulus_the_great
@south.paradiso
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大場 義弘