こんにちは!
本重です!
今日は24SS 〈BEAMS F〉 LINE UP
〜パンツ編〜です。
それではさっそく。
(ご紹介するアイテムは24年春夏シーズンに展開予定のアイテムです。生産中止や納期遅延などの可能性もございます。予めご了承ください。また、各アイテムについてのお問い合わせにつきましては恐れ入りますが、店舗のメンズドレス担当スタッフまでお願いいたします。)
*未販売商品につき、品番は掲載しておりません。販売のタイミングにてまた更新いたしますので、よろしければお気に入り機能をご活用ください。
〈Fumiya Hirano THE TROUSERS〉
「はじめまして。〈FUMIYA HIRANO BESPOKE〉の平野と申します。本日はお招きいただきありがとうございます。折角ですので、まずは〈FUMIYA HIRANO BESPOKE〉に至るまでを簡単にお話したいと思います。私は、東京のテーラーにて日本の仕立てを経験した後、すぐに渡英をいたしまして、〈HENRY POOLE〉にてカッター職に就きました。サヴィル ロウの空気感の中で、主にカッティングの技術を学んでいます。2015年にロンドンにてビスポークテーラーを営んでおりましたが、2020年に日本に戻り、東京の西麻布にて現在の〈FUMIYA HIRANO BESPOKE〉を始めました」
「ハイブリッドなテーラーリングスタイル。それが私の得意とするところのものづくりです。日本の仕立てを学び、サヴィルロウでカッティングを経験した私だからこそ表現できる服。日本とイギリスの空気感を融合させたものづくりが〈FUMIYA HIRANO BESPOKE〉のスタイルです。もちろん、レディメイドの〈Fumiya Hirano THE TROUSERS〉に関しましても同様ですので、今日はビームス様にて展開させていただいているモデルを詳しくご説明いたします」
「まずはモデル”REGENT”から。こちらは英国ビスポークのディテールを踏襲した、最もオーセンティックなモデルと言える形です」
「2インプリーツのベルトレスサイドアジャスター型。シルエットも太すぎず細すぎずの中庸なラインで表現しています。深めに取った股上からヒップ、ウエストまでをキュッと収まるフィッティングに拘った一本です。また、フロントの美しいクリースがパンツを綺麗に見せるポイントですので、パンツが縫い上がり、プレス屋さんから仕上がってきてから、私ともう一人のスタッフで一本一本クセ取りとプレスを行っています」
「イギリスのビスポークでは左側のピスポケットはつけないのが基本的なスタイル。パンツのシルエットを綺麗にするためのものですが、なぜ右側のみかと言うと、これは右利きの方が多いことから由来していると聞いています。もちろんビスポークではご指定いただけるので、その方に合わせて提案しています。ポケットのボタンに関してはつけない方がドレッシーかも知れませんが、口がダレてシルエットが崩れてきてしまいがちなので、私は比較的小さいものを必ず付けるようにしています」
「〈Fumiya Hirano THE TROUSERS〉のパンツは、イタリアのパンツのような前下がりのシルエットを殆どつけておりません。これもサヴィル ロウのテーラー仕込みの考え方で、『パンツは真っ直ぐ穿くもの』、というところからきています。なのでご試着される際も、フロントをグッと上げて穿いていただくと本来のシルエットを愉しんでいただくことができると思います」
「今シーズンはベーシックなミディアムグレーと、チャコールグレーのソリッド、ハウンドトゥースの3型を展開させていただきます。どちらもハリのあるウール100%を用いて仕上げました」
「次に〈BURLINGTON〉。これはビームス様で新しく展開させていただくモデルです 」
「2インプリーツのベルトループ付きのフロント。シルエットは”REGENT”より裾幅を1周で7mmほど細くしています。これも英国的ビスポークの考え方で、本国で『ベルトループ付きのパンツをください』と言ったら、この裾幅になるという習慣がおおよそあり、それに倣っています。こちらはウール×モヘアのがっしりとした生地を載せて仕上げた一着です」
「ちなみに〈Fumiya Hirano THE TROUSERS〉的な股下のおすすめの長さはハーフクッションほどです。これはご自身のスタイルによって変えていただいて構いませんが、イギリスのサヴィル ロウではこの長さが基本でした。ダブル幅に関しては1インチ半、約3.8cmです。少し細かいですが、、(笑)」
と、その後もたくさん貴重なお話をいただきました。
平野さん、お忙しい中ありがとうございました!!
それでは LINE UPに戻りましょう。
「〈ORTELO(オルテロ)〉。24春夏シーズンよりスタートする日本発のパンツブランドです」

「イタリア産馬として初めて凱旋門賞に勝利した名馬"Ortello"がブランド名の由来。"コースを力強く駆ける競走馬の脚を思い描きながら、人が本能的に美しいと感じるシルエットを構築し、細部までこだわり抜いたパンツを提案する"というコンセプトのもと、ものづくりを行っています」
「流行に左右されないタイムレスなデザインと美しいシルエットがこのブランドの魅力。また、アイテムに用いられる素材には90%以上天然素材を選び、環境への配慮も欠かしていません。価格もこなれており、インポートブランドが軒並みに高騰する中で、3万円台と言うコストパフォーマンスです」
「オーストラリア産のメリノウールを100%使用したウールフレスコ。ストイックなグレンプレイドがクラシックな顔をしています。2インプリーツのベルトループ付きのディテール。サイズ48の股下76cm位置で、裾幅21.5cmほどのストレートライクな緩やかなテーパードシルエットです」
「ウール×リネンのトロピカル。リネンはシャンブレーで打ち込んでおり、くすんだ色出しが特徴的。グレーとベージュの2色で展開します」
「〈BERNARD ZINS〉。継続展開の”BAC J”のワイドシルエット。今回はブランドが創業当時から継続する、ストレッチ素材の定番生地を載せています」

「同じく”BAC J”よりポリエステル×コットンのドリル生地。目の詰まった打ち込みで、弾力性のあるドレープを見せてくれる一本です」
「モデル”Copilote”。Lポケットを採用したストレートシルエットのトラウザーズ。ノープリーツのすっきりとした腰回りから、ストンと落ちるラインが新鮮な空気感を添えてくれる一本です。生地はベーシックなウールフレスコ」
「新型”H7”。フランス、パリの名店のために卸したパンツの7番目のモデルがベースとなった一本です。2インプリーツ、ベルトループ付き、ハイライズのボタンフライ仕様」
「今シーズン展開している”H8”の兄弟モデルで、”H8”よりもほんのりシャープな収まり具合です。サイズ40で裾幅は22cmほど。こちらは三紗混のライトグレーソリッド。少し表面感のある生地で、軽快なドレープを見せてくれます」
「もう一型は王道のグレーウールトロピカル。シンプルでありながら、美しく洗練されたシルエットとボタンフライというクラシックなディテールに唆られます」
「新型〈SPENDER〉。股上がやや深めのノープリーツワイドパンツ。どこか30年代のワークパンツを彷彿とさせる、パリっぽい雰囲気を持った一本」

「ストレートながら太すぎない中庸なシルエット。品のあるスポーティなカジュアルパンツといった位置付けです。綺麗なオリーブのコットンキャンバスを載せて展開します」


「〈IGARASHI TROUSERS〉。ビームスの別注パターンを採用した継続展開のモデル。定番のウールフレスコから、〈William Halstead〉のグレンプレイドとハウンドトゥースに、コットン×リネンのグレージュカラーのスラックス、オーセンティックなコットンチノなど、バリエーション豊かなラインナップです」

「同じく〈IGARASHI TROUSERS〉より、こちらはハンドメイドライン。ビスポークと同じ工程を経て作られる一本は、美しいシルエットはもちろん、身体に沿った極上のフィッティングを味わえます。60年代の映画に登場する英国のビスポークパンツがデザインソースとなっており、ボタン式のサイドアジャスターが特徴的。〈SPENCE BRYSON〉のアイリッシュリネンを用い、綺麗なブルーの発色が魅力の一本です」
「4plyのウールトロピカル。410gほどの目付で、しっかりとした重さが品のあるドレープを見せてくれます」
「〈PT TORINO〉。継続して”EVO FIT”、”GENTLEMAN FIT”での展開です。ベーシックなウールパンツからコットンパンツまで豊富なラインナップとなっています」
「中でも目を引くのがこのカラーパンツ。バイイングしているパンツブランド全体を見回しても、ひときわ新鮮な顔つきをしています。グレイッシュな色出しなので、派手な印象というよりこなれた主張という空気感で、大人っぽく装いに取り入れられる一本です」
「〈GERMANO〉。定番のトラベラーに加えて人気のあるシングルグルカタイプも継続の展開。2色のインディゴを載せており、穿き込むほどに馴染んでいくような風合いも愉しめる一本です」
「ショートパンツも展開。ほどよいワイドシルエットが春夏シーズンに心地良く映えてくれます。ホワイトとネイビーというベーシックなカラーバリエーションです」
「〈Tangent〉。40年代の英国軍グルカパンツがベースの一本を継続しての展開です。打ち込みの良いコットンツイルの生地は、ウールライクなドレープ感でシワへの耐性も備えており、大人のリラックススタイルにおすすめしたいアイテムです」
「こちらも継続のM-47。言わずもがなの名品をブランドらしい解釈と綺麗なシルエットで大人っぽくリファインした一品。男クサさと上品さの塩梅が絶妙で、野暮ったくならない空気感があり、ドレススタイルとの相性も抜群です」
「〈*A VONTADE 〉。1800年後半〜1900年代初頭の炭鉱夫が穿いていたであろうジーンズからインスピレーションを得て作られたデニムパンツ」

「表面の毛焼き加工をせずに、製品洗いで少し捻れがでるような特殊なサンフォライズ加工を入れており、深みのあるインディゴの色合いと控えめな縦落ち感が特徴的。後ろのシンチバックやワイドストレートのシルエットが新鮮で、ヴィンテージデニムとはまた違ったこなれ感を有している一本です」
「〈ARMA(アルマ)〉。オランダのレザーブランド。大手メゾンのレザープロダクトの生産も請け負っていたファクトリーを背景に持つブランドです。ラグジュアリーな素材使いにコンテンポラリーなコレクション。レザー特有のハードさを大人らしく、品良く昇華したアイテムが魅力です」


「ビームスエクスクルーシブのラムスエードを載せたショートパンツ。リラクシーなシルエットに滑らかなスエードが、美しいドレープで見せてくれる一品。フルライニングで仕上げられており、ラグジュアリーでいて扱いやすいという、気の利いた点も魅力。リネンのシャツやニットにさらっとこなすだけで、品の良いカジュアルスタイルが完成するアイテムです」
「この他にも〈INCOTEX〉や〈GTA〉など人気ブランドもご用意しています。また、今シーズンよりスタートし、ご好評いただいている〈RING JACKET〉製〈BEAMS F〉のパンツも豊富なバリエーションで展開します。ぜひご期待ください。それでは次にシューズにいきましょう」
ということで次回、
24SS 〈BEAMS F〉 LINE UP 〜シューズ、バッグ、小物編〜です。
フォローしてお待ちいただくと、簡単にご覧になれます!←
本重

↑フォロー機能で最新の情報をご覧いただけます!
